本を読みたくなる本って
本を読みたくなる時ってどんな時だっけ?と考えていた。
そうすると、「そういえばこんな行動の後にはいつも本を読みたくなっていたよな」と気づいたことがある。
それは、「本」がストーリーに出てくる物語に触れた時だなと。
映画でもいい、アニメでもいい、オーディオブックでもいい、ラジオでもいい、雑誌でもいい。
「本」について登場人物が向き合っている姿勢や、日常の中に溶け込んでいる「本」の情景に触れることができた時。
そのあと、無性に活字に触れたくなる。
アニメ「本好きの下剋上」を観たあと。
オーディブルで「古本食堂」原田ひ香著を聴いたあと。
本のことが好きになる瞬間のように感じる。
きっとこの感覚はとても重要なんだろうなと思う。
「本を読みなさい」と子どもにいくら言ったとしても、子供が自ら本を読むことはないだろう。
「楽しい」「心地いい」「知りたい」そんな感情が少しでも芽生えた時、
本のことを好きになるように思う。
わたし自身も、つい2年ほど前までは1年に一冊も本を読んでいなかった。
「本を読む」行為自体が無縁と感じていたのだから。
本の楽しみ方は皆それぞれ異なっていて良い。
そんな風に思うし、もっと他の人の読書の楽しみ方に触れていきたいとも思う。
「誰かが読書に触れる」ことに触れること。
年齢など関係なく、いつからでも楽しいの感情は芽生えるものだろうと思う。