翻訳note.1
シリアルナンバーなんてつけてしまって、この先続くのだろうか...という心配はさておき。
It was totally a Happy Halloween!
(私のインスタストーリーより。かぼちゃ彫りました。兄弟設定です。
初挑戦にしては上出来じゃないですか?笑)
カナダでのハロウィンの夜、Language Exchangeイベントで出会った日本語学習中のカナディアンたちと私含む日本人数名での夕食中、テーブルの議題は、
日本語の「しょうがない」って英語でなんて言うか? に。
そこで日本語勉強中のカナディアンから挙がったのが
"You have to play the cards you are dealt."
*You play the cards you are dealt. や、Play the hand (one) is dealt. とも言えるようです。
なになに、どういうこと?と訊くと、
配られた手持ちのカードで戦うしかない(=選択の余地はない)
という意味だと。
なるほどおもしろい。
良いイディオムを教えてもらった!
でも、その和訳が「しょうがない」、、
うーむ、間違ってはいない。んだけども、
私だったら、私だったら、、
If I could translate the idiom into Japanese...
(もし私が和訳しても良いんだったら、、)
と呟く私に耳を傾けてくれる一同。
「置かれた場所で、咲きなさい。」
カナディアンたち:Oka...?
私:Aw it means, if you were a flower, bloom where you would be. You ought to accept your current situation and do what you can do there. ..What do you think?
(あっ、つまり、もしもあなたがお花だったら、生まれた場所で咲きなさい、今いる状況を受け入れて出来ることをやりなさいって意味で、、どうかな?)
カナディアンたち:それだーーーー!!!!!その訳もっかい言って!!(メモメモ)
てなことがありました。
届いた...!
って瞬間って、舞台に立っていて、ちゃんとこの物語がお客さんに届いてるな、同じ世界を共有できてるな、相手役にちゃんと台詞を渡せたな、って肌で感じられるのと同じ感覚で、
私はこの瞬間のために生きてるのかもなーって思うくらい、
嬉しくて、快感、です。
それは、これだ!って納得いく言葉が見つかったときもぶわっと来ます。
「しょうがない」って、勿論使い方次第ですが、それ単体で見ると諦めのような、起きてしまった失敗への慰めのような、消極的な印象を私は持つのですが、
でもPlay the cards...のほうは、変えられない状況を受け入れつつもまだ前に進む、戦う、という能動的な印象を受けたので違和感があったのでした。
ちなみに「置かれた場所で咲きなさい」は、渡辺和子さんの本のタイトルですね。素敵な題だったのでずっと頭に残っていたんだと思います。
帰国したら読みたいな。。
ちなみにちなみに余談ですが、「置かれた場所で、派手に咲け!」はつかこうへいさんですよね。客席で聞いて覚えてるだけなので間違っているかもですが。。
つかさん大好きです。私の青春。むふふ。
私自身、言葉なんて伝わりゃいいと思っているところがあるので、まだまだ学習中の英語とスペイン語は、多少間違っていようが覚えたものから片っ端から話したり書いたりして使っています。
でも母国語である日本語は(勿論こちらもまだまだ勉強しなければなりませんが)英日翻訳でお金をいただいている以上、パッと目に入ったときの、
「なんとなくの印象」を大切にしたいと考えています。
例えば先日の教育プログラムのパンフレット翻訳の際も、
一番時間を割いたのは難しい言葉の訳ではなく、
"...improve their vocabulary..." といった簡単な英語を、
「語彙を増やす」と訳すのか、「語彙力を高める」と訳すのか、
どちらがドキドキしながら海外留学を検討している学生さんや、我が子を行かせるとなれば高額な投資となる親御さんに、より良い印象を与えられるのか、を検討することでした。
私の訳ひとつで、印象が、学生さんの決断が、留学経験が、それによる人生が、あとは勿論動くお金の額が、変わってくるかもしれないのです。
Google翻訳ができないことを私がやらなきゃ意味が無い。
まだまだ駆け出しの翻訳者、引き続きバングラデシュ人に煽られたり、依頼だと思って丁寧に対応してたらアメリカのネットワークビジネスの勧誘でがっかりしながら即ブロックしたりしつつ、頑張ります。泣 ううう
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