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彗星接近中ですが...



 現在火星付近を通過した彗星群は、2024年10月3日、地球に最接近すると言われている。
 現在のところ、ハワイ島沖200kmの太平洋上に落下する可能性があると見られている。

 この彗星群のうちの1つが地球上に落下する確率は、およそ0.02%であると予測されている。
 10,000分の2、つまり5000分の1の確率で地球に甚大な被害を及ぼすことが予測されている。

 もう2日以内に確実に起こりうることだから、われわれ地球人は逃げようがない。
 われわれが助かる手段は、核兵器を用いて、来るべき彗星を地球に落下する前に粉砕してしまうことしかない。


 しかし、困った問題がある。

 1つ目の問題は、そもそも核兵器を保有し、使用していいのかという点。しかし、人類存亡の危機であるならば、核兵器の使用を躊躇すべきではないだろう。地上で核兵器が使われるわけではないし、条約を守って人類が滅亡するなら、本末転倒もいいところである。

 2つ目の問題は、彗星はなるべく地球から遠い場所にいるときに破壊してしまうのが理想だが、核兵器はそんなに遠くには飛ばせない。だから、彗星がある程度地球に接近してきたときに核弾頭を発射することになる。
 しかし、放った核弾頭が宇宙空間に届くとは限らない。ひょっとしたら、当たり損ねて、彗星を破壊するどころか、そのまま地表に落下する危険さえある。

 3つ目問題は、彗星が地球から遠く離れた軌道を通過する可能性もあることである。
 彗星が地球に衝突しないならば、なんら問題ないと考える人もいるかもしれないが、核兵器の準備は当然しておかなければならない。
 人によっては、彗星が来るなんていうのは最初からでっち上げであり、軍国主義者が核兵器の必要性を人々に示すために仕組んだことなのだろう、と邪推する懸念がある。 


 現在接近中の彗星は、台風発生のニュースの影に隠れて大々的に報道されていない。こんな大事なことがまったく報道されないのはいかがなものか??



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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします

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