短編 夜会
「あ、そうなの
もう理恵も高校生だもんね」
高校2年生のクリスマス・イブ。
同じ塾に通っている正子にアリバイ作りを頼まれた。
一緒に塾に行って、その帰りに一緒にイルミネーションを見たことにしてほしいと。
それにしても、あの敬虔なクリスチャンである正子がイブの夜にデートなんてね。人は見かけによらないな。お付き合いしてる人がいるなんて知らなかった。
私は今日もなんの予定もなく普通に塾に行った。なんでこんな夜に三角関数を勉強しなくちゃならないんだろうと思いながら、つまらない講義を上の空で聞いていた。
となりの空席を見て、今頃正子はどうしてるのかなぁ、なんて妄想した。
やっと塾が終わって、いつもようにまっすぐ家に帰りたい気分だったが、一人でイルミネーションを見に行って、時間をつぶすことにした。
毎年、家でイブの夜を過ごしていたから、外の様子を知らなかった。目の前のイルミネーションを見て、別世界に来たような気持ちになった。
「えっ?」
イルミネーションに照らされて、ある見覚えのあるシルエットに気がついた。
青木先生がなんでこんなところに?
そのとなりには先生と手をつないだ正子がいた。
つづきはこちら(↓)になります。
https://note.com/hope0404/n/nf95716c1eedb
ももまろさん、いつもありがとうございます😃💕
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします