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超簡単な数学のはなしですが...



等号「=」の意味


 「=」の意味って知っていますか?、と聞かれたらわからないという人はいないでしょう。「=」(イコール)あるいは「等号」と答える人が多いでしょう。

 「=」の左側(左辺)と右側(右辺)が同じだという意味です。
 けれども、意外と理解できていない人が多いらしい。中学生ではなく、大学生でもです。

2X+1=5
のような方程式を解かせると、次のように書く人がいるとのこと。

2X+1=5=2X=4=X=2 (★)

2X+1=5という方程式の答えは
「X=2」ですが、

正しくは

2X+1=5
  2X=4
   X=2
のように、計算しなくてはなりませんね。

(★)のように書いてしまったら、
「5=4=2」ということになってしまいます。絶対におかしい!!

 計算するスペースが狭かったとしても、方程式を解く時には縦に等号を揃えて、下に式を書くクセをつけておかないと、検算するときにも分かりずらい。というか、そもそも★のように書くことは間違っていますね。
 答えだけ合っていれば良い、という問題ではありません。基本中の基本です。


不等号「≧」「≦」の意味


 等号「=」(イコール)のことはたいていの人は一度注意喚起すれば、自分で間違いに気づき納得できると思います。
 けれども、「≧」や「≦」の意味を誤解している人はわりと大勢いるようです。

「5>3」なら、5のほうが3より大きいことを表します。まず、間違える人はいないでしょう。

けれども
5≧3」とか、「3≦3」という書き方をすると「間違っている!」という人が多いらしいのです。

「5≧3」も「3≦3」も両方とも正しいんですけどね。簡単に言えば、「≧」は「以上」で、「≦」は「以下」を表します。

「5≧3」とは、
『5>3』または『5=3』」ということを表しています。

 もちろん、『5=3』だけなら、当然間違いなのですが、「AまたはB」と言うときは「A」か「B」の少なくてもどちらか一方が正しければ正しいということです。
「3≦3」も同様です。

 この前、「かつ」(且つ)と「または」の話を書きましたが、「≦」や「≧」の意味を間違って記憶している人も多いので気をつけたほうがいいでしょう。「かつ」と「または」とを混同しないように!


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山根あきら | 妄想哲学者
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