俳句個人メドレー
🌸春🌸🌸
微睡みの夢に届きし雪解の音
まどろみの|ゆめにとどきし|ゆきげのね
春風や第二釦を握りしめ
はるかぜや|だいにボタンを|にぎりしめ
肉好きの彼にクレソン添えてみむ
にくずきの|かれにクレソン|そえてみむ
幽寂な花の微笑み地方橋
ゆうじゃくな|はなのほほえみ|じかたばし
かぐや姫桜にうつす曲線美
かぐやひめ|さくらにうつす|きょくせんび
学び舎のイデアの桜セピア色
まなびやの|いであのさくら|せぴあいろ
🌻夏🌻🌻
潮風に君が好きだと告る夏
しおかぜに|きみがすきだと|こくるなつ
灼熱の砂上を歩むTバック
しゃくねつの|さじょうをあゆむ|てぃーばっく
🍁秋🍁🍁
見上げれば 空を象る 鰯雲
みあげれば|そらをかたどる|いわしぐも
沈黙の 二人に注ぐ 流れ星
ちんもくの|ふたりにそそぐ|ながれぼし
思い出の 色なき風に 靡く髪
おもいでの|いろなきかぜに|なびくかみ
夕刻の 空に架かりし 秋の虹
ゆうこくの|そらにかかりし|あきのにじ
fall-fell, fallen leaves, in fall
フォールフェル|フォールンリーブズ|インフォール
食べる読む見る聞く旅行実る秋
たべるよむ|みるきくりょこう|みのるあき
夜雨の窓未だ期有らず秋池満つ
やうのまど|いまだきあらず|しゅうちみつ
☃️冬☃️☃️
よごれゆく雪道歩む我が心
よごれゆく| ゆきみちあゆむ | わがこころ
なにもせず焦燥感の12月
なにもせず| しょうそうかんの | じゅうにがつ
#番外
#冬っぽい短歌
よごれてく
雪の白さの
恋心
つのる邪心も
愛してなんぼ
よごれてく| ゆきのしろさの| こいごころ|
つのるじゃしんも| あいしてなんぼ
The whiteness of snow will gradually lose its color, invaded by blackness.
In like manner, my pure love for you has come to lose its purity.
But I've begun to feel as if a real love for you were growing bigger and bigger day by day here in my heart now.
かつて、俳句大会に応募した作品を中心にまとめてみました。
短歌は今でも作ったりしますが、俳句はあまり作らなくなりました。
俳句は5-7-5 で季語を入れなくてはならないのに比べると、短歌は5-7-5-7-7で季語は不要。
俳句より多い「7-7」があること、季語を入れなくてもいいこと。この違いは大きい。
俳句は難しい。
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