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方法論よりも

 あまり人のことは言えませんが、「効率的にマスターするには?」「どうやったら文章がうまくなるか?」「どうやったら英会話ができるようになるのか?」という方法論から学ぼうとする人が多いですね。

 数学ができるようになりたいなら、数学をたくさん勉強すればよく、英語が話せるようになりたいなら、英語をたくさん勉強すればいいだけの話です。
 「効率的な学び方」はあるのかもしれませんが、それは実際に学んでいく中で「こうしたほうがいい」というものが見えてくるもの。まだ、はじめてもいないのに効率を求める気持ちの裏には「楽をしてなんとかしたい」という思いが見え隠れしているように思います。

 試験のようなものならば、いかに範囲が広く思えても範囲は限定されているので、「傾向と対策」があるものです。いっけん、はじめて見る問題のように見えても、既存の「傾向と対策」にある問題の組み合わせ方が違うだけで、まったく新しい問題があるわけではない。仮にその試験の制限時間内に解けなくても、模範解答を見れば理解可能でしょう。

 「どう勉強したらよいか?」という問いの場合はどうでしょう?
 仮に「こうやるべきだ!」という方法があったとして実行に移してみても、「確かに効果があったなぁ」と思えるのは想定の範囲内のことでしかない。意外な発見というものは出てこない。試験勉強というのは、教科書なり参考書なり過去問なり、読むべきものを読み、理解すべきことを理解しているかの確認の意味しかない。

 受験勉強や資格試験の勉強ならばそれでいい。いちいち教えられなくても、やるべきことは誰でも大きく変わるものではない。一次試験のマークシートの試験が目前なら、マークシートに慣れておく。マークシートの試験問題を解かずに、小論文対策をやっても意味はない。

 試験というものがなく、なにかを学ぼうとするなら、目標設定は自分で決めるしかない。
 たとえば、英語で文章を書くことが目的ならば、ことさら英会話に力を注ぐ必要はない。映画を字幕なしに見たいのならば、必ずしも英会話は必要ない。ひたすら繰り返し見て、知らない単語や言い回しが出てきたら調べて覚えていけばいいでしょう。

 よく言われる、「読む」「書く」「聞く」「話す」という「語学の四技能」は、最初からバランスよく効率的になんて考える必要はない。

 幸か不幸か、4つの要素は、きれいに分割できるものではない。たとえば、「読むこと」に特化して学習していれば、知らない単語を覚えることになるから、リスニングの力だって向上する。書く力も伸びていく。

 そういう「特化した学習」をしていく中で、次は力点を変えて「リスニングに力を入れてみる」という新たな目標を立てれば良い。
 逆説的に言えば、いっけん回り道に思える道が最短距離かもしれない。それは実際に自分で動いてみなければわかるものではない。

 表面的な学習法の指南なら、それこそAIだけで十分だ。
 自分が何を望んでいるのかということは、自分にしかわからない。人に尋ねる時間があるならば、まずは自分で動け!

 


Geminiによる回答



(1) 英語学習で挫折しやすい理由


日本人の英語学習者が挫折しやすいのは、主に以下の時です。

  • モチベーションが維持できない時: 目標が曖昧だったり、進捗が実感できず、やる気がなくなってしまうことがあります。

  • 学習方法が合わない時: 自分に合った学習方法が見つからず、効率的に学習できないと感じてしまうと、挫折につながりやすいです。

  • 孤独を感じてしまう時: 周りに相談できる人がいなかったり、一緒に学習する仲間がいなかったりすると、孤独を感じてしまい、モチベーションが下がってしまいます。

  • プレッシャーを感じてしまう時: 短期間で結果を出さなければいけないと感じたり、完璧を求めすぎてしまったりすると、精神的な負担になり、挫折の原因になります。

  • 英語を使う機会がない時: 学習した英語を活かす場面がなく、意味がないと感じてしまうと、学習意欲が低下してしまいます。
    これらの状況を避けるためには、以下のことが大切です。

  • 具体的な目標を設定する: 短期・中長期の目標を立て、達成感を味わえるようにしましょう。

  • 自分に合った学習方法を見つける: 様々な学習方法を試して、自分に合うものを探しましょう。

  • コミュニティに参加する: 同じ目標を持つ人と交流することで、モチベーションを維持し、情報交換をすることができます。

  • プレッシャーをかけすぎない: 完璧を求めすぎず、少しずつでも前進することを大切にし、焦らずに学習を進めましょう。

  • 英語を使う機会を作る: 英会話教室に通ったり、外国人の友達を作ったりして、英語を使う機会を増やしましょう。
    その他、挫折しやすい原因として以下も挙げられます。

  • 間違えることを恐れる: 間違えることを恐れて、なかなか口を開けられない人は、なかなか上達できません。

  • 比較してしまう: 他の人と自分を比較してしまい、自信を失ってしまう人もいます。

  • 完璧主義: 全てを完璧にこなそうとするあまり、ストレスを感じてしまう人もいます。
    これらの原因を克服するためには、

  • 間違えることを恐れずに、積極的に話す: 間違えても気にせず、どんどん話してみましょう。

  • 自分と比べるのではなく、昨日の自分と比べる: 他の人と比べるのではなく、昨日の自分よりも成長しているかどうかを意識しましょう。

  • 完璧主義を捨てる: 完璧を求めるのではなく、できる範囲で努力することを心がけましょう。
    英語学習は、継続することが大切です。 挫折しそうになった時は、一度立ち止まって、なぜ英語を学習したいのか、ということを改めて考えてみましょう。そして、自分に合った学習方法を見つけて、楽しみながら学習を続けていきましょう。
    もし、何か具体的な悩みがあれば、お気軽にご相談ください。


(2) 英語が苦手な理由



日本人がマスターするのが難しいとされる英文法は、いくつかあります。これは、日本語と英語の文構造や考え方、そして学習環境など、様々な要因が複雑に絡み合っているためです。
特に難しいとされるポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 時制: 過去形、現在完了形など、日本語にはない概念の時制は、多くの日本人が苦労するポイントです。

  • 助動詞: will, can, mustなど、日本語の助動詞とは異なる働きをする助動詞は、使い分けが難しいです。

  • 冠詞: a, theなど、日本語にはない冠詞は、どのような名詞の前につけるべきか判断するのが難しいです。

  • 前置詞: in, on, atなど、日本語の前置詞とは意味合いが異なるため、適切な前置詞を選ぶのが難しいです。

  • 倒置: 疑問文や強調表現など、語順が通常の文と異なる倒置は、慣れるまで時間がかかります。

  • 不定詞と動名詞: to不定詞と動名詞の使い分けは、文脈によって変化するため、理解が難しいです。
    これらの文法が難しいと感じる理由は、以下のようなことが考えられます。

  • 日本語との違い: 日本語と英語の文構造が大きく異なるため、直感的に理解するのが難しい。

  • 抽象的な概念: 時制や助動詞は、具体的なものと結びつけにくい抽象的な概念であるため、理解しにくい。

  • 例外が多い: 文法には例外が多く、全てを覚えるのは困難である。
    しかし、これらの文法も、正しい学習方法と継続的な努力によってマスターすることは可能です。

  • 文法の基礎をしっかり理解する: 文法書や参考書を使って、基礎をしっかりと固めましょう。

  • 例文をたくさん読む: 様々な例文に触れることで、文法の使い方を自然に身につけることができます。

  • 実際に使ってみる: 英会話や作文を通して、学んだ文法を実際に使ってみることが大切です。

  • 間違えることを恐れない: 間違えることを恐れることなく、積極的に英語を使ってみましょう。
    もし、特定の文法で困っている場合は、具体的な例を挙げて質問してみてください。
    その他、日本人が英語学習で苦労する点としては、

  • 発音: 日本語の発音と英語の発音は大きく異なるため、ネイティブの発音を聞き取り、模倣することは簡単ではありません。

  • 語彙力: 英語の語彙は膨大であり、全ての単語を覚えることは現実的ではありません。

  • 思考の切り替え: 日本語で考える習慣が強いと、英語で考えることが難しく、スムーズなコミュニケーションができません。
    これらの点についても、継続的な学習と努力によって克服することができます。
    英語学習は、決して簡単なものではありませんが、諦めずに努力を続けることが大切です。
    何か他に知りたいことがあれば、お気軽にご質問ください。


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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします