初☺️AIを使ってみた | 「林檎の樹」をもとにした恋愛小説を書きたい。
AIに、「ゴールズワージー『林檎の樹』をもとにした恋愛小説を書きたい」と聞いてみたら、次のようなアドバイスが届いた。
- 林檎の樹に秘められた意味に着目し、恋愛小説でその意味や象徴性を深く掘り下げるアイデア。
- 林檎の樹とは別の木や植物を主役にした恋愛小説を書くアイデア。
- 林檎の樹を背景に、過去や未来の出来事と現在の恋愛模様を交互に描くアイデア。
- 林檎の樹の下で出会った2人が、恋愛を通してお互いの痛みや弱さを癒し合っていくアイデア。
- 林檎の樹を畏敬の念を込めて描くことで、2人の恋愛をより深いものにするアイデア。
うーん、なんか思ったのと全然違うけど、とりあえず、小説をひとつ書いてみます😄。
短編小説
🍎リンゴの木🍎
作者 | 山根あきらwith AI
(1)
初恋はいつのことだったろう?
25歳の誕生日をむかえた2023年4月12日、僕はふとそんなことを思った。
もう25歳かぁ~。この世に生まれ落ちてから、もう四半世紀も過ぎてしまったのか。
大学を卒業してからというもの、新社会人として二年間、何が何だかよく分からないままに、懸命に仕事してきた。休みの日にも、片時も仕事のことが頭から離れることはなかった。
ようやく今になって、一通りの仕事を覚えたが、充実感どころか、むなしさを覚え始めた。こんなことをやりながら年老いてゆくのかと。
「昔はよかった」という人は、現実の時間の流れについていけない人の言う言葉だ、とあるユング系の心理学者が言っていた。そうなのかもしれない。しかし、最近、口にこそ出して言わないが「昔はよかった」と思うことが増えた。
現実についていけなくてもいい。たまには「過去に生きたい」。現実逃避でもしなければ、自分が壊れそうな気がしていた。
(2)
ゴールデンウィークが近づいてきた。今年は行動制限もない。どこかに行きたい!、と思ったとき、久し振りに飯田に行こうと思った。小学1年生の1学期の最後に盛岡に引っ越しして以来、一度も訪れていなかった。リニアが開通してから行こうと思っていたが、いつになるのか不透明だし、思い付いた今行っておくのも悪くないだろう。
短い間しか、飯田には住んでいなかったが、母に連れられて、小学校の入学式に行ったことはよく覚えている。それと、色々と世話をやいてくれた1つ上の女の子がいたっけ。もう記憶の彼方だけど。
(3)
乗り換えの連絡が悪く苦労したが、飯田駅に何とかたどり着いた。さて、とりあえず、もと住んでいた家へ向かおうとしたが、住所を覚えていない。しかし、小学校の名前は覚えていたから、とりあえずタクシーを拾って、小学校の名前を告げた。小学校までたどり着ければ、「もと我が家」に行ける自信があった。
小学校に着いた。「あれっ、こんな感じたったかな?」と一瞬思ったが、学校近くの陸橋が残っていた。毎朝、この陸橋を渡っていたっけ。
20年近く振りに、陸橋を渡った。まっすぐ進むと、高速道路下のトンネルが見えた。間違いない。トンネルを抜けると、ダラダラ坂道が続いている。そう、いつも帰り道にのぼっていた。坂をのぼりきって、右手に曲がると、そこは「もと我が家」だ。
坂道の「頂上」が近づいてきた。いよいよだ。
(4)
頂上に着いて、右に曲がると、そこには僕の住んでいた家はなかった。せっかく来たんだけどな、と少し残念に思ったが、もと我が家の近くに林檎の樹が見えた。そういえば、よく林檎に農薬を散布していたっけ。家の隣りまで、林檎の樹がたくさん生えていたことを思い出した。
そういえば、林檎畑を突っ切っていたところに、「秘密基地」を作ろうとしたことがあったな。一本だけ、極端に大きい林檎の樹があって。その上にのぼって、御座か何か敷いて、女の子と二人きりでお話できる場所を作ろうとしていたっけ。久し振りに「基地」の様子でも見に行ってみようか?
(5)
僕は林檎畑のあぜ道を進んでいった。あった!あの木に間違いない。
足早に秘密基地に近づいていくと、そこには、一人の女性が立っていた。
僕は驚愕した。そこには職場の、かおり先輩が立っていた。
「えっ、何で?何故かおり先輩が?」
「おどろいた?そりゃ驚くだろうね。あきら君が飯田に行くと言ったのを聞いたから、来るとしたらこの秘密基地だろうと思って」
「なんで秘密基地のことをご存知なんですか?」
「あきら君って、そういうところ鈍いよね。あきら君が新入社員として私の目の前に現れたときから、私はあの時のあきら君だって確信したのに」
僕は立っていられないほど驚いた。
「かおり先輩って、もしかしてあの『かおりちゃん』?」
「やっと思い出してくれた?私のファーストキスの相手のあきら君」
「は、はい。僕のファーストキスも、かおりちゃんでした」
僕たちは、大きなリンゴの木の下で、長い長い時を挟んで、セカンドキスをした。
おしまい
後書き
果たして、AIに勝つことはできただろうか?判断は読者にまかせよう。
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