一語の宇宙 | China | 中国
China(中国)の語源について。
この記事(↑)によると…
中国を意味する英語の「China」は、
始皇帝が君臨した「秦」(しん)に由来すると言われています。
「東シナ海」の「シナ」も、もとを辿れば「秦」が語源となっているようです。
また、中国の英語の正式名称は、
People's Republic of China。
小文字で始まるchina
Chinaの最初の文字を小文字で「china」と書くと、「磁器・陶磁器」という意味になります。
「Japan」を「japan」と小文字で書くと「うるし、漆」(lacquer)という意味。
ここらへんのことは、わりと良く知られています。
ドイツ語でも中国は「China」ですが、発音は「ヒーナ」となります。
ロシア語では?
ロシア語では中国は「Китай」(キタイ)と言います。Китайは「契丹」(きったん)が語源とされています。
こういう基本的な言葉にも、いつ頃から関わったのかという歴史や影響が残っていることは、面白いですね。
ちなみにこの記事によると、ギリシア語ではいまだにフランスのことを「ガリア」と呼ぶようです。
「ガリア」といえば、「ガリア戦記」。カエサル(シーザー)の著書の名前です。
フランク王国が今も残る?
少し話はさらに逸れますが、ドイツ語ではフランスのことを「Frankreich」(フランク・ライヒ)と言います。
「Frankreich」の「reich」(das Reich)は「帝国」「王国」という意味なので、いまだにフランスのことを「フランク王国」と言っているような感じです。
外国語を学ぶと
英語を学んでいる時にはあまり感じませんが、各国の言葉を学ぶと、当然その国の近くにある国の名称が「基本語彙」になります。
私はそんなにたくさんの外国語を学んでいるわけではないのですが、例えばドイツ語を学んでいると、「デンマーク」「ポーランド」「チェコ」「オーストリア」「スイス」「フランス」「ベルギー」「オランダ」などの国名が頻繁に登場します。
単語を覚えることは、必然的にその国の歴史や地理も同時に学ぶことを意味します。たまには英語以外の言語を学ぶのも楽しいものです。
「一語の宇宙」では、1つの記事で英単語1つを取り上げてエッセイを書きます。こちらのマガジン(↓)に収録していきます。
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします