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note | マガジン論


 最近「マガジン」についての記事をよく見かける。

 私もちょっと前に「マガジン営業」について書いた。


マガジン営業についてはこちら(↓)


 マガジンとは、基本的には、もう一度あとで読み返したいと思った記事を保管しておくために使う「ブックマーク」としての役割を果たすものです。
 あるいは、自分で書いた記事を分類しておくために使う「本棚」としても使うことができるでしょう。

 いずれにしても、マガジンはあくまでも「個人として」使うものだと私は思っています。

 もちろん、私が他の方の記事をマガジンに登録すれば、マガジンをフォローしてくださっている方がいらっしゃるので、私が記事を登録した方の「ビュー数」や「スキ数」が増える、ということはあるでしょう。

 しかしそれは単に、私が個人的にお気にいりの記事を、自分のマガジンに登録したことの副次的な効果であって、「マガジン営業」をしているつもりはありません。

 短期的には、自分のマガジンに他人の記事を収集しまくれば、自分の記事のスキやビュー数、フォロワーは増えるでしょう。しかしながら、自分で書いた記事はほとんど読まれないから、虚しいと思うんですよね。

 読んでもいない記事を大量にマガジンに登録して、短期的にいろいろな数字が増えても、長期的にはデメリットしかない。
 「ただ記事をぶっこんでばかりの人」という悪いイメージ(実際に「悪い」人だから、いいのだけど)が定着してしまう。


 それはさておき、去年頃から始まった「マガジンに登録してくれてありがとう」的なつぶやきは、もう辞めませんか?

 マガジンに記事を登録することなど、指1つ動かすだけのことですから、それをもって「ありがとう」と言われることには大きな違和感があります。

 別に「ありがとう」と言ってほしくて、記事を登録しているわけではありませんし、私は平均毎日「20から30くらい」の記事を各種マガジンに登録しています。
 厳選していますが、「コメントは出来ないけれどもいい記事だな」と思う記事をマガジンに登録しています。

 「ありがとう」なんて言われると、コメントを強いられているようで、変なプレッシャーを感じてしまいます。

 お気持ちはわかりますが、「こちらのほうこそいい記事を読ませていただきありがとうございます」という感じですし、「いい記事だ」と思ってもコメントが書きにくいからマガジンに登録しているので、わざわざ「マガジン登録ありがとうございます」的な記事は必要ないと思います。

 そういう記事を見かけるたびに、「公開マガジンに他の人の記事を登録するのは辞めようかな?」という気持ちになります。
 「ありがとう」的な記事を書く時間があるのなら、新作を書くために時間を使っていただけたらな、と思います。

 わがままですけど、そう思います。
 「ありがとうございます」的な記事でタイムラインが埋まってくると、不気味に思います。私がnoteを始めたときには、そんな文化はありませんでした。


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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします