短編 | グリム童話ATM

「『千匹皮』って知ってる、朋子？」

「もちろん知ってるよ✨。スイーツ、おいしいよね😄？」

「朋子、それは『千一匹屋』🤣。私が言ったのは、グリム童話の『千匹皮』」

「あ、聞いたことあるような、ないような。近親相○の昔話だったような、違うような」

「朋子、じゃあグリム童話って言ったら、どんなお話を知ってる？」

「ううん、そうだなぁ。『みにくいアヒルの子』かな？」

「それは、アンデルセン童話。グリム童話と言えば有名なお話あるでしょ？」

「あ、思い出した😄。『即興詩人』😄」

「朋子、それもアンデルセンだろうが👊😠。ちゃんと考えてみて！」

「うーん、なんかあったかなぁ。あ、『アリとキリギリス』😊」

「それは、イソップ物語😠。よーく思い出してみて！」

「桃太郎。浦島太郎。金太郎」

「だいぶ和風な話ばかりになったね。グリム童話って言ってるでしょ？」

「あっ、わかった👍️。『大人のための残酷童話』😊」

「朋子！💦それは倉橋由美子でしょ？グリム童話って言ってるだろうが👊」

「もういや、私。私、白雪姫になって、ATMごとプレゼントしてくれる王子様に救ってもらいたい… …」

「それでよし✨」

(466字)

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