バイクで美術館巡り:馬頭広重美術館
〒324-0613 栃木県那須郡那珂川町馬頭 116—9
http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/
駐車場
バイク、自転車:専用の場所はないが、おおよそ問題なく駐輪できる
クルマ:無料駐車場あり
入場料:500 円 (JAF 会員なら1割引で 450 円)
「浮世絵パークばとう」という公園の一部として馬頭広重美術館がある、ような感じで、旧馬頭町 (現那珂川町) の中心部に建っている。バイクやクルマでは東北の上河内スマート IC と常磐道の水戸北スマート IC のどちらからも1時間ほどかかる。水戸北からのルートは那珂川沿いにツインリンクもてぎに行けるルートでもあるせいか、ツーリングしている人も多い。
美術館
収蔵品は歌川広重などの浮世絵が中心であり、それらの入換え展示が常設展である。一方で企画展は刀剣、栃木ゆかりの作品などの馴染みやすいもの、現代写真家の作品や抽象画など芸術性の高いものなど、多彩に行われている。二つある展示室を合わせてもあまり大きくはなく、全部見て回るだけなら 30 分もあれば足りる。ただ浮世絵は本のサイズものも多く、したがって絵画としては小さいので、細部を詳しく見ようとすると自然と時間がかかる。
建物が隈研吾氏の設計によるということで、木造建築であることを前面に押し出しながらも落ち着きがあり、壁が全面ガラスだったりしながらも奇をてらった感じは全くせず、非常に自然なたたずまいで、しかも印象の強いものである。建物自体に一見の価値はある。
ミュージアムショップが美術館の出入り口のところにあり、図録と共に様々なグッズが売られているが、陶器の食器が館内のカフェで多数売られている。実用性も装飾性も高いが決して華美に過ぎないものが揃っている。
食事
館内のカフェには、そばとカレーのランチがある。場所は館内と言っても別室のような感じで、屋根は繋がっているが建物としては分かれている。駐車場から建物に向かっていくと、右手が美術館、左手がカフェになる。
美術館の周囲にも、徒歩で行ける範囲に飲食店はいくつかあるが、無計画に行くと食いっぱぐれる可能性はある。営業時間などはあらかじめ調べておいた方がよい。
周囲
美術館には、無料で見学できる那珂川町立の馬頭郷土資料館が隣接している。こちらの建物はごく普通のコンクリートのビルである。
馬頭には温泉宿がいくつかある。美術館から2〜3 km の八溝温泉は創業 90 年を越える老舗で、露天風呂、特に女湯が評判である。また北に5〜6 km のところには馬頭温泉郷と呼ばれる温泉宿もあって、立ち寄り湯も堪能できる。
北に5 km くらいのところに「もうひとつの美術館」、7 km くらいのところに、いわむらかずお絵本の丘美術館がある。
もうちょっと北、美術館から8 km ほどのところには「日本で最も美しい村」連合に加盟している、那珂川町小砂 (こいさご) 地区がある。奈良時代から続く陶芸の里、との事である。
北に 30 km ほど行くと、那須町の石の美術館 STONE PLAZA がある。ここの建物も隈研吾氏の設計である。さらに西に 15 km ほど行くと那須高原で、オルゴール美術館、ステンドグラス美術館、テディベアミュージアムなどがある。
他の美術館
・森の美術館 (千葉県流山市)
・春風万里荘 (茨城県笠間市)
・SGT美術館 (千葉県勝浦市)
・神田明神資料館 (東京都千代田区)
・市原湖畔美術館 (千葉県市原市)
・館林美術館 (群馬県館林市)
・ホキ美術館 (千葉県千葉市)
・日光二荒神社宝物館 (栃木県日光市)
・笠間日動美術館 (茨城県笠間市)
・松山庭園美術館 (千葉県匝瑳市)
・鋸山美術館 (千葉県富津市)
・栗田美術館 (栃木県足利市)
・佐倉市立美術館 (千葉県佐倉市)
・成田書道美術館 (千葉県成田市)