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山開拓 二回目〜おじいさんは山へ芝刈りに
この日は、参加希望者もなく、父と2人で山へ行ってきました。
ビフォー
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アフター
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すすきの刈ったやつを山にしています。
ビフォー・アフター…わかりにくい🤣
私の中では、大草原の小さな家みたいなイメージだったけど、全然だめー!!
本気の山仕事、舐めたらあきまへん。
結構頑張ったのにね。
叔父曰く、すすきがはびこったら他の草木は勝てん。冬のうちに欲しい領土はきちんと決めなあかん。
てなわけで、今回は、すすきや杉の落葉によって荒れてしまった山肌の草刈りと撤去がメインミッション。
一時期、重機も入っていたこともあり、石がゴロゴロしています。
こんなのは、せせらぎの横に並べて、水場の目印にしようと画策中。
![](https://assets.st-note.com/img/1707050686756-VnYvOnNjAM.jpg?width=1200)
素敵な苔もついてて、ワクワクしちゃうー!
先日の年長さん入山により、こういう石も厳しい事がわかり、次は石や山肌の表面にこびりついた草木の撤去を行います。
山体験に一般の方の参加をいただくのは3月になりそう。
初日イベントでは何しよう。
やっぱ、柵作りかな。
あー。楽しい🥰
叔父曰く、下草や低木がないと、鹿の食べるものがなくなって、里に降りてくる。山を整備することは、農作物の被害を抑えることにもつながる。
毎年、どこかのタイミングで農作物が野生生物にやられて、おばちゃんが泣いている。
その要因の一つは、植林や山師の排除など、人間の行いにより潰された自然からのメッセージだったんだな。
私「お父さん、おっちゃんの土地はどこからどこまで?」
父「お父さんも細かくは知らん」
そうか。 よくよく考えると、父も進学のために高校からはこの土地を離れて生活をしていた。
私達兄弟は、山から離れて二世代。
たった数十年で山は荒れてしまった。
そんなふうに、日本の忘れられた資源はとてつもなく多いんだろうな。
私は、子どもが子どもらしく生きられないこの世界に疑問を持って企業した。
企業して10年が過ぎ、今思うのは「人が、地球上の生物のように振る舞えない今」への疑問。
人が人として振る舞えない今中に、子どもが子どもとして生きていくことができない世界が、存在できるはずもないよね。
という想い。
私は、山に居るとき、人として生きていられる自分を感じる。
怖いも大切。
守りたいと思う気持ちは、綺麗事ではない。
生物として当たり前の感情を抱かずにいられない。
子どもが子どもとして生きていける世界。
鹿が鹿として生きていける世界。
そういう、自然が少しでも戻ればいい。
山の開拓はそんな気持ちではじめました。
この10年反対しつづていた父(元ガリガリの公務員…教育委員会も歴て校長で定年、退職後博物館副館長)が、ふとガツンと助けてくれるようになったのには、何かそういう使命感もあるのではないかとおもっています。
今どきのおじいさんは芝刈りに。
そのへんの若者よりよっぽど体力があり、様々な分野の造詣の深い父に、改めて異型の念を。
参加したいひと。
冷やかしに来てみたいひと。
大歓迎✨