欧州英国よもやまばなし 今日は、かささぎのお話でーす。 カササギ 第一話 の巻
英日欧企業マッチングのさきです。
今日は、かささぎのお話でーす。
カササギ 第一話 の巻
皆さん かささぎ という鳥を
知っていますか?
私は欧州へくるまで、
見たことがありませんでした。
英語ではEURASIAN MAGPIE、
フランス語ではPIE BAVARDE、
学名は、Pica picaです。
欧州では、割とどこにでも
いる 雑食性の鳥で、
通常つがいで、行動しています。
私がこの鳥にとっても愛着を
感じてしまっている理由を
物語で
お伝えします。
たしか、1年ほど前、
の春先でした。
朝10時ころに、私が家で
仕事をしていると、
急に、鳥がけたたましく
鳴く音が聞こえてきて、
それがどんどんどんどん大きくなり
しばらくおさまらなかったので、
何だろうと思って、窓をあけたら、
そこには 一面 からすの群れ
群れ 群れ…
我が家の裏庭と隣接する家の庭に
かなり高い 松の木が3~4本生えて
いるのですが、そこに2手に分かれて
凄い量のカラスの群れがとまり
凄い勢いで、ギャー ギャー…
鳴いていて、
空をみるとその2倍くらいの
数のからすが、クルクル旋回したり
ばさばさ羽音をたてながら、
これもかなりすごい
凶暴な感じで、ギャーギャー ギャーギャー
(鳴き方は決して カーカー
じゃあないです)
言っているのです。その辺の空と
木々のあたりが、真っ黒けで
まさにヒッチコックの『鳥』という感じ。
こりゃ天変地異の前触れかな…
なんて思って、よく目を凝らしてみると、
その3本の松の木の真ん中の木に
2羽のかささぎがとまっていて
そいつらが、50~60羽以上も
いる感じのカラス達にむかって、
ギャーギャー さけびながら、
攻撃を仕掛けたりしているのですよ。
なんじゃ、こりゃ…?
釘付けになってみていると、
二手に分かれて松の木に
とまっているカラスの群れに
さらに10羽くらいの助っ人カラスが
どっかから飛んできて、
そのかささぎたちのわまりを
ぐるぐる回ってギャーギャー
ギャーギャー
攻撃をしだしたんだけど、
なんかその2羽のかささぎの
まあ きついこと きついこと…
まずはその助っ人カラス群が
あきらめたみたいにどこかへ
飛んでいって、
その後、2本の松の木に
とまっていた片方の群れの
リーダー格みたいな
カラスがとびさって行くと
その群れはそれにそって、
飛び立っていき、最後に残った
もう一本の松の木の
カラス軍団も、なんだか疲れたのか
あきちゃったのか、そろそろと
その場を去りだして、
結局 私にはこの争いの原因が
何だったかは、すぐには、
わからなかったんだけど、
一応 この鳥たちはみんな
どこかへ飛び去ってしまい。
静かになったので、
窓を閉めて、仕事を続けました。
それから、数日して、
今度は我が家の前庭側の
塀垣根越しに植わっている
隣家の木のてっぺんに、
なんやら、かささぎが、
頻繁に、木の枝とかを
運んでいることに、気が付いたのです。
1週間もすると、何やらすり鉢じょうの
ものが木の枝の間に見えてきて、
そこから、2羽が出たり入ったりする
様子から、そこに巣を作っていることが
分かりました。
ハハーン、これがあのギャーギャーの
理由だったのか…
初めは、この2羽のかささぎが、
裏庭でカラスと喧嘩してたのと
同じかささぎなのか、よくわかりません
でしたが、あれだけの勢いで、
喧嘩するには、相当な理由が
あったに違いないから、
きっと
これがそうだっだんじゃないだろうか…
と考えだし、私は絶対に
そうに違いない…
と確信してしまったのです。
その後、その若いつがいは、
チャンとそこに巣を完成させて、
おそらく卵を産んで
あたためていたような感じでした。
それが、4月の末ころに、ものすごい
大嵐が来ました。このカササギの
巣がある木の枝が、
右左に
ほぼ180度くらいに揺れているのを
家の中から ベランダの窓越しに
みながら、あの鳥たちとそのヒナだか
卵だかは、大丈夫かな…と思ったのですね。
数日続くようなこの大嵐が収まって、
木には葉っぱが生い茂っていたから、
確認はすぐにはできませんでしたが、
彼らはその巣をでて、他に住所替えを
したようでした。だって鳴き声とかも
しないし、その鳥たちも飛んできている
様子がなかったからです。。。。
このつづきは、また明日いたしますね…
今日はここまで。
パリ在住 英欧日ビジネスマッチング の
さきちゃんが語る
英国欧州 よもやまばなし でした。
またあしたね
A demain ! See you tomorrow !
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