連載:タッタ君ふたたび 感想 15回目

もう15回目かー。
まだ続くけど。
これから下書きしてる箇所が増えてくるって記憶なんだけど、下書きしてても楽できないからどうするかな……
とりあえず特番終わったから、地道に書きます……

その71 ある台風の日
うちの男ども、具体的には親父と弟が、めっさ不器用であることを強烈に思い出した回。
話はタケカワさんが鯉のぼりを作ることになったところから。
その前に、箱を押入れから出しておいただけでは良い夫とは言えないかもね。この本の段階では、後にベストファーザー賞受賞する片鱗感じないけど、その辺は他の本を読んだ方がいいのかしら。
で、タケカワさんはプラモデルの制作経験がなく、家の中でやる細かい作業は不得手だと言う。
しかし、タケカワさんの頃からプラモデルってあったの? とそっちの疑問が湧いた。
後の回の30年後からのあとがき先取りすると、1番上のお兄さんがプラモ得意だったんですって。このお兄さんとうちの親父、どうも同じ1945年生まれみたいなのよ。でも親父からプラモの話聞いたことないし、弟もプラモ作ってるどころか何かを組み立ててるの見たことないんだ(と、うちの彼氏に話したら驚いてた。プラモを作り慣れてると思しき彼氏は、どうやら親父弟より器用みたいで頼れそうです)。
プラモについては後で調べよう。
で、ここから、性格の明るい暗いの話になる、カタカナで書くのがとても80年代的だわー。音楽やってる人間はクライと言ってる(漫画家もだが、後にどちらも否定している)。
楽器の練習に貴重な時間を全て捧げていたわけではないので、性格の明るさは保てたけど、楽器演奏技術は中途半端だったと言いたいのかもしれない。
家に閉じこもってプラモを作ることは一度もしなかったから、性格的に暗くならなかったって、うちの彼氏がここ読んだら怒るぞきっと。この文読みませんように🙏
その代わり、鯉のぼりの組み立てに2時間かかったと。たかが鯉のぼりと言っちゃいけないと思うし、遊びも経験のうちだなあ。
ちなみに棚とかの組み立ては、私はまあまあできる。年単位で苦戦してるのあるけど。
で、タケカワ家においては、大工仕事やそれに準じる仕事はすべて女性がやることになっているのだよ、と詭弁かと思う文が出てきた。
そこでタケカワさんがご実家にいた頃の話になる。お友達が遊びに来て、タケカワさんはテレビを見ていた。
この時、玄関先で、お母さまがトンカチ持って、牛乳箱の緩んだ釘を打ってて、お兄さんたちがそばで指示したりアシスタントしたりしてて。
それを見たお友達曰く「おまえんち、どうなってんだ?」と。ひでぇなとも、お友達、言ってた。
でもタケカワさん、お兄さんやお父さまがトンカチ持ってる姿は浮かばないとか。
これで、うちの親父が電球も変えられないほど不器用だってこと思い出したのよ。だから、電球の交換が家庭内の男の仕事だと私が知ったのは、30過ぎてあるエッセイを読んでからだった。
タケカワさん、忙しくない時は電球くらい替えてるのかな? 奥さま小柄みたいだし。あたしみたいに長身ならいいけど。あたし20代の頃、ある小柄な友達が妊娠中に、家に遊びに行った時に電球替えてあげたことあるし。
なかなか話が進まないなあ。なんか生まれた家との共通点感じるのよ、てうちは母親がトンカチ持ってるのも見たことない。たぶんトンカチの必要に迫られたことないわ。理由は書かない。
お母さまの手に負えなくなると大騒ぎになるんだって。
エッセイ執筆時から遡ること10年以上前の夏の夜中、怒ったお母さまにタケカワさんは起こされる。
台風が来てて塀が崩れそうになってたとか。
この回の30年後のあとがきも、詭弁に感じるんだけど、推しへの愛、推し始め早々に、不足してますかね? 奥さま、鋸を持ったらイキイキする(コレは私の表現ね)らしいんだけど、その手の作業がお好きだと信じていいのかな? 妻を働かせているわけじゃないと主張してるけど。

その72 七人の盗賊
浅野さんが裏主人公のお話。
寝ていなかったり疲れてたりすると不思議なことが起こる、ねえ。
浅野さんが、自慢の愛車に自分の楽器を積み込み終わってドアを閉めたところ、車のキーがついたままドアを閉めてしまったという。あまり同情しないタケカワさん。
浅野さんのこの車は、当時の最新鋭なのか、コンピュータ付きのお高い車なんだそうな。
その車にはフロント・.パネルに計算器がついてて、その使い道を、タケカワさんは浅野さんに聞いた。そしたら、リッターあたりどのくらいの距離走ったかとか、結構使い道あるんだぜ、と返されて、タケカワさんは、そんなもの暗算でやりなさい! と思ったみたいだけど、浅野さんこの文章読んだかな。それともこのコンビ、学歴が対照的だから、その辺が出たのかな、タケカワさん数学得意みたいだし。
さて、浅野さん、スタジオの人に針金を借りて。まあ、見てらっしゃい! と、イキイキし始めた(タケカワさんは明るいと表現してるけど、こっちのが適してそうな気がするのでこう書いた)。そして、マネージャーさんに針金を持たせ、浅野さん自身は反対のドアに、この夜中にどこで入手したのか50センチくらいのプラスティックの物差し(プラスティックだと定規と表現すると私は思ってたけど、タケカワさんが古いのかな?)を持って近寄った。
だんだん人が増えて、車の周りに七人ほどいて、冷静になって考えると、七人の盗賊がこの高そうな車を盗もうとしてるみたいで怪しい、とタケカワさんは述懐する。
そのうちの1人が、ガムテープ行ってみましょうかと提案したりして、みんな色々な手を知ってるもんだと感心するタケカワさん。ガムテープには賛成かな。針金や定規は使い道わかったけど(具体的にどう使ったか割愛してごめんなさい)。
ガムテープを窓に貼って、手に持って下に引っ張る作戦を始めたところ、開いたはいいが、タケカワさんが指 atを挟まれてしまう。
さらに浅野さんが、針金を……と言うところで、先ほど話に出た針金を使ってたマネージャーさんが車をこじ開けることに成功した!
夜中の1時間の出来事。
30年後からのあとがきは、ホテルでの類似の経験、タケカワさんのと、ご家族のと。

その73 タバコと人生の目標
石川鷹彦さんが登場。
この方は、私はゴダイゴにハマるまで知らなかったんだな。不勉強な話。
高校生だったタケカワさんの才能に、最初に気づいた人みたいね。
さて、話しはタケカワさんが高2の時のお話。
バンドは解散したばかり。文化祭前。
仲間たちと喫茶店をやることになり、準備を進めて、セッティングして、白い布をテーブルクロスとしてかけたところ、落書きが始まった。タケカワさんはオリジナル曲の歌詞を書き込んでいた。
促されて歌って、誰の曲か聞かれて僕のだと答える。そして。
「もったいないよ。絶対に売り出すべきだよ」
僕の目標が決まった。
で終わってる。あれ? タイトルに偽りありだし登場人物も。なんか字数も少なくない?
と思ったら、タケカワさんたちが教室で喫煙するシーンがあったけど、省いたらしい。
2013年てもう、未成年者の飲酒喫煙にはうるさかったっけ。
僕たちの時代には、飲酒と喫煙の向こうには麻薬も犯罪もない、と書いてて、あたしもそーゆー話が書きたいなあと思う。
で、思い出した。
これ、84年?
きまぐれオレンジ・ロードの連載開始の年じゃない。中高生の飲酒のシーンがめっさ多かった漫画。

その74 金魚の目
ものもらいの話だそうな。
一冊に何回どこか悪くする話が出てくるのだろう。自分をよく見せようと思ってなくて良いと、タケカワさんを別件で語ってたお姉さまがいたけれどさ。
この頃作ってた新しいソロアルバムのアレンジャーとして鷺巣詩郎氏が登場してくる。
いい仕上がりですよ、と言いつつ、タケカワさんのお顔を横から見て、笑ってる。
スタッフのリアクションに愛嬌を持って応えて、解散して眼科へ行ったと。タケカワさん、この2日後に、NHK教育テレビの「YOU」という討論番組に出ることになってたので直したいらしい。
この番組見たかったけど、小学生か中学1年生が起きてる時間に放送してなかった記憶。
このおばあちゃん達になりたいかなーそして、ゴダイゴがバリバリ稼働してた頃は子供だったなー、としみじみ思う。
で。眼科の、タケカワさんのお父さまと同年の女医さんと先客のおばあさまたちに若いなどいじられ? つつ、彼女たちを若いと感心するのであった。
エッセイ執筆時のタケカワさんの目は、二重が取れて半金魚化していたとのこと。
このおばあちゃんたちになりたいかなー2度目
30年後からのあとがきは、ものもらいに謎の民間療法があった話。

その75 探偵物語
近所にレンタルビデオ屋さんができたと。 
いかがわしくないと確信が持てたので、新しもの好きのタケカワさんは入ってみて、薬師丸ひろ子主演の探偵物語のビデオを見つける。
自意識過剰なことを考える心理描写の後で、ゴダイゴのカトマンズを探したところなくて、レジに探偵物語を持ってったところ、会員制と言われる。
ここから嫌な思い出を思い出したタケカワさん。高校時代に銀座・数寄屋の橋を歩いていたらしい。
しかし、昔は高校生でも銀座を歩くんだなあ。私たちの頃には大人の街だったような。
で、キャッチ商法に引っかかってしまったようだが、大きな傷にはならなかったみたい。500円取られたみたいだけど、500円なら可愛いかな。
話は80年代に戻ってビデオを借りて、帰宅して雰囲気を作って見始めたところ。
「このビデオを営利目的で貸し出すことは禁じられてます」
と出てオチた。
これ、許可のない個人や団体が貸すのが禁止されてたような記憶なんだけど。ずっこけてたタケカワさん。
で、30年後のあとがきは、2013年でもうそんなだっけ? という話。

思い入れのない話はだいぶ省略したんで、味気ないと思った方もいるかもね。ただ今回はトンカチの話が強烈に私の家族とデジャヴしたのよ。
今日はこれで更新終わりです。素敵な夜を。

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西山香葉子@べにすずめ
自分と大切なひとたちが幸せでありたいと思ってます。一部、共感できない方が幸せな内容もありますが、お読みいただいた皆さま、ありがとうございます。自立の助けと執筆環境の改良、資料の購入に繋がるのでよろしくお願いします。

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