自然に従って生きる
おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。
本日は、「自然に従って生きる」というテーマで記事を書きます。
哲学者ヒルティの教えをもとに、私の考察を交えながら説明します。
「若い時は利己的でもいい、いずれ利他的になれ」と説いています。
利己的とは、自分の利益となることを優先することであり、
利他的とは、他者の利益となることを優先することです。
若い間は、自分のためにどんどん時間やお金をかけましょう。
いずれ、年齢を重ねるごとに、誰かのためになることがしたくなるでしょう。
これも、誰しもがそうであるとは限りません。
何歳になっても利己的である人もいるでしょう。
それも自然なことですので、善悪はありません。
あなたの心の状態に従うことこそ、自然に従うということですから。
次に、「ライフステージによって、目的や課題は異なる」という教えについてです。
これは、深く考察するまでもないほど分かりやすいものですね。
それぞれの生き方によって、目的や課題は異なるのですから、
他者を羨んだり、僻んだりすることがないよう意識したいものですね。
いいときもあれば、そうでないときもある。
みんなそれぞれの人生があって、それぞれの課題を抱えていると思うことで、
「なんで自分だけ、こんなに苦労しないといけないんだ」
という歪んだ視点から解放されます。
ですが、不幸や苦しみからどうしても抜け出せないときもあるかと思います。
そんな時には、ヒルティの教えに、
「不幸や苦しみこそが、真の幸せを生み出す」とあります。
ずっと幸せや快楽が続くことによって、誰しも麻痺し、当たり前になってしまいます。
けれど、不幸や苦しみを感じることによって、気付かされるのです。
人間は単純で愚かな生き物ですから、
常に感謝の気持ち、自律の意識を持って生きることが肝要ですね。
自分は日々に感謝していると思っていても、
具体的に細かく意識できていない場合があります。
朝目が覚めたこと、仕事があること、家があること、食や衣類があること。
些細なことに視点を当て出すとキリがないほどに、感謝の対象はあるものです。
1日に1度でも良いので、感謝の対象を探すようにしてみましょう。
可能であれば、感謝日記をつけることをお勧めします。
最後に、「不幸や苦痛を受け入れる覚悟を持つ勇気こそが、幸福の鍵である」
という教えについてです。
不幸や苦痛から、生きている以上は逃れられないのであれば、
受け入れてしまい、それらに対する恐怖を乗り越える気力を持つことが肝要です。
ただ受け入れるだけでなく、乗り越えた先に、真の幸福があると知ってさえいれば、
不幸や苦しみに向き合っていくことが可能ではないでしょうか。
一人で乗り越えれない時には、身近な人や、カウンセラーなどに頼りましょう。
あなたは一人ではありません。
あなたを支えてくれる、導いてくれえる存在はどこかにいるものです。
不幸や苦しみに負けることなく、勇ましく生き抜いていきましょう。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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