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60点人生

2023.8.24

「あなたって頭が良いし、手先が器用だから何でもできるのね」

今年初め、占い師から言われた言葉

確かに自覚はある

座学だと最高評価が「5」であるとして
ほとんどの科目が4か5だった
数字だけ見れば、確かに部類的には「頭が良い」

興味を持って始めたことも
なぜか大体は平均点以上までは身に付けることが出来る

ハンドメイド
裁縫
語学
動画編集
書くこと
など

どれも「やってみたい」と思って始めたことなので、最初はテンポよく身につくし、取り組んでいる間は楽しい
でも、ある程度を分かってしまうと飽き、その先が続かない
もしその道を極めた人がいるとして、
当然たかが平均点以上の人間が勝てるわけがない
平均点以上というか、感覚的には60点

ノー勉で挑んだテストで60点が取れれば、「おお、やるじゃん」と自分を過大評価し勘違いしてしまうアレ
あの感覚が、何かをやるごとに必ず起きる

おそらく、
自分にとって、60点も取れることがもう満足であり、
きっと頑張れば100点以上は取れるのかもしれないけど、そこまで頑張りたいと思う自分がいない
こんなところだろう

理由としては
・物事は点数では測れないものが多いので、何をもって「(得点が)高い」もしくは「良いもの」と評価されるのかが分からない
・もし100点(いい評価)を貰ったところで、それが私の人生の何になるのかが分からない

だから続かない

仕事をしていた時に言われたことがある
「でもプロじゃないですもんね」
「全然分かってないですもんね」

「ああ、確かに」
と思って何も言えなかった
そうか、世の中的に求められているのは60点ではなく100点
そうすると、ただ平均点以上の自分は必要とされないのだ

それが過去の話に繋がるのかもしれない

「今まで人生の中で死ぬほど苦労して何かを成し遂げたことはありますか?」

60点→100点まで押し上げることが「苦労して成し遂げる」ことだとしたら、私には何もないのかもしれない

私には何もないのかもしれない

いや、何かあるんだよなあ

100点一つで勝負するより
60点を2つもしくは3つかけ合わせれば、唯一無二ではないか

そんなことに考え付く
努力したくない人間による怠惰な思考である

そもそも100点って
誰視点で決めるんだよバーカ

今日もにこやかに中指を。

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