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【2分で読める】キネステティクス®ってどんなもの? 8.キネステティクス®の各コース

ピューシスでは、「セラピーが好き」「ボディワークが好き」「学びやアクティビティに熱い想いを持っている」という人のお話を聞いていきたいと思っています。

数回にわたってお届けする今回のテーマは、キネステティクス®についてです。

動きの分析ツールであり、自分が楽に動けるようになるだけでなく、介助の場面においては、介助する人もされる人も、両方が楽に動けるようになるというキネステティクス®
国内唯一の認定機関である一般社団法人キネステティクス・ジャパンさんでは、各地でコース開催など普及活動を行っておられます。

キネステティクス®とは、どのようなものなのでしょうか?
一般社団法人キネステティクス・ジャパンのマスタートレーナーのお1人でいらっしゃいます、渡邊康子さんにお話をうかがいます。

一般社団法人キネステティクス・ジャパンさんのホームページはこちら↓

キネステティクス®ってどんなもの?
8.キネステティクス®の各コース

渡邊さん(以下、敬称略)
ピューシス(以下、ピュ)

8.キネステティクス®の各コース

渡邊:
キネステティクス・ジャパンには、ベーシックコース、アドバンスコース、認定プラクティショナーコース。それからベーシックトレーナー養成コース、アドバンストレーナー養成コースがあります。

ベーシックコースは、まず自分の動きに注目するんですね。一番最初のコースです。「概念って何?」という、「キネステティクス®︎ってそもそも何?」というのをやるんですけど。

ピュ:
そうなりますよね。言葉も聞き慣れませんし。

渡邊:
そうなんです。それをまず自分の動きに注目しながら、体で「骨ってこれか」「筋肉ってこうか」っていうことを学習するんですね。

アドバンスコースは、「私と相手」なんです。
相手の人の色んな状況を設定して、「その状況を概念の言葉で分析したらどうなるかな?」「あんまりこの人、骨が使えてないな」とか、「ここの筋肉が固いな」とか。そういう風な分析をするんですね。
「じゃあ、もうちょっとこの使えていない骨を使うにはどうしたらいいかな?」っていう風に、相手の人の状況を見て、現状を分析して、「じゃあ使えてない資源をもうちょっと使ったらどうだろう?」っていう風に学習していきますね。それがアドバンスコースです。

そういうことをすると、目の前の対象の方に、この人の動きがあって、概念で分析して、新しい動きを提案することができますね。

ピュ:
はい。

渡邊:
認定プラクティショナーコースになったら、やっぱり自分だけがそういうことを知ってやってるよりも、例えば組織だったら組織のみんながそういうことを知って、できたら、より患者さんのためになりますし……。

ピュ:
はい。

渡邊:
ベーシックコースの前段階、キネステティクス®の一部を体験できるミニコースを教えられるコースです。

ピュ:
キネステティクス®︎を共有することで、みんなでやっていったら何が起こるかな? ということですね。

渡邊:
そうです。ベーシックコースは、「what 」なんですね。「キネステティクス®︎って何?」って。

アドバンスコースは「how」なんですね。「どう使う?」「どのように?」

そして、認定プラクティショナーコースは「why」ですね。「なぜ?」「なぜ、骨と筋肉は私たちに必要なのか?」っていう、その根拠ですね。

根拠を学習していくには、胎児とか乳幼児の発達がすごい関係してくるんですね。胎児とか乳幼児の動きを実際に体験して、「ああ、こうやって骨が生まれたんだ」とか、「こういう動きは、だから必要だったんだ」みたいなことを学習するんですね。根拠ですね。「なぜ、これが必要なのか?」っていう。そういう根拠を持っているから、人に教えられるんですね。

ピュ:
はい。


次回は 9.キネステティクス®の「学習サイクル」 です。

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