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第1クール9日目「オキサリプラチン、末梢神経障害の原因についての考察」
2024年8月23日(土)自宅、治療9日目、カペシタビン服用9日目
朝7時起床。昨晩はちょっと夜更かし。ほんの少し、意識しないと気付かないぐらい頭の隅がズキズキする。薬のせいかどうかわからないので、「副作用チェックシート」には記入しないでおいた。シャワーを浴び、いつもの朝食をとる。パンと人参・大豆入りバナナヨーグルト。
11時から髪をカットする予約をしていることに気が付いた。妻の紹介で行くことにしたお店で、家から歩いて2分の美容室。とても近くて便利だが、若い人が多いのでいつも緊張する。頭がすぅーとするシャンプーをしてもらったら、おでこが赤くなってしまった。今までこんなことなかったのに?これも薬のせい?と考えながら帰宅。治療していると何でもかんでも副作用を疑ってしまうようになってしまった。何も気にしないことで見過ごし、症状が悪化してもいいことないだろうと思って納得。
CapeOX療法を主治医から説明された際、オキサリプラチン点滴について「プラチンという名前の通りプラチナ、白金が配合されていますので末梢神経障害の副作用の可能性があります」と言われたことを思い出した。その時私の頭の中では、カドミウムおよび鉛等重金属、または水俣病に代表される水銀における末梢神経障害と同じことが白金で起こりうると勘違いしてしまった。調べたところ白金は末梢神経障害を起こす金属及び化合物として認知されていないようである。
(J-STAGE: 産業衛生学雑誌、「職業性末梢神経障害の研究」表1. 末梢神経障害を起こす化学物質)
また、製薬会社によるオキサリプラチン点滴静注液の医師向け説明書およびWikipediaによると、下記の構造とその記述「急性神経毒性は主にオキサリプラチンの配位子であるシュウ酸が錯体から離脱して生じると考えられる」から鑑みるに、金属としての作用ではなく、化学物質としての酸性物質が原因であることが分かった。何となく、安心。
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引用:
(Wikipedia: オキサリプラチン)