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自分のライフストーリーを生きる ⑥
多くの人々にとって、信仰的な経験は、ライフストーリーにおいて特別な場所を占めています。
しかし、ごく最近まで、信仰やスピリチュアリティは心理学的には殆ど研究されていませんでした。
今日では、研究者は人間の根本的な信念体系は、パーソナリティの中心にあると認識しています。
ある人々にとっては、信仰は人生に真の意義を与えるものとなります。
信仰とスピリチュアリティは重なるところがあります。
信仰は、一般的には実在のものを超越したことを信仰し、道徳律、伝統、コミュニティの中でシステム化されています。
スピリチュアリティは、帰属、つながり、という内面の感覚と無限への開放性と定義されるかもしれません。
信仰的な人々は、一般的にスピリチュアルな傾向がありますが、スピリチュアルな人が必ずしも信仰的ではないようです。
信仰的であることは、人間のパーソナリティの特性を表す指標である「ビックファイブ」にも関連しています。
特に、信仰的な人々は、誠実性と協調性のスコアが高く、この2つのスコアが高い人は、一般的に「序列、伝統、親切、博愛主義」に価値を感じるそうです。
信仰は、「人生は予測可能で、管理できるもの」という感覚を満たしているのかもしれません。
スピリチュアリティは、「人生の成果につながる」可能性があり、スピリチュアルな人々は、そうでない人よりも、経験によるストレスが少なく、高い幸福感を持つ傾向が少し高いようです。
信仰を変えることは、個人のライフストーリーの中で、潜在的に最もドラマティックな出来事の一つです。
例えば、聖書の「使徒列伝」の中に出てくる、「サウロの回心の話」や、ゴータマ・シッダールタが菩提樹の下で悟りを開いた話のように、精神的な変容は、多くの有名な信仰的なエピソードの中核となっています。
信仰的なエピソードは、個人の基本的なパーソナリティの特徴を変えるものではありませんが、人それぞれの信念体系には、はっきりとした変化を刻印するものです。
信仰的な経験は、個人の人生の意義に深く影響する可能性があります。
幼少期に、不幸、トラウマ、ストレスを多く感じて育った人々は、青年期に心の大きな転換を経験することが多いようです。
転換の前には、他人や動物などに対して築く特別の情緒的な結びつきである、心理学における愛着(attachment)が不安定だと感じますが、その後に目的意識やコンピテンシーが高まります。
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6回にわたって、「自分のライフストーリーを生きる」のテーマで、「Personality 」という記事の中の内容をシェアして来ました。
この記事を読む以前から、私自身は「人生はおとぎ話(物語)」だと思って生きてきたので、記事の内容にはとても驚き、深い共感を得ました。
苦しいなと思う出来事が起きる度に、
「物語の新たなチャプターが始まった、、、さあどうする?!」
このように自分に語りかける、もう一人の自分がいます。
誰もが、自分が主人公の、独自のライフストーリー(自分の物語)を生きています。
物語の舵取りは自分♪
ストーリーの展開は、あなた次第ですよね♪♪