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今年初映画『アイライクムービーズ』
今年の目標のひとつ、映画館で映画をたくさん観ること。早速行ってきました。
公開されてから時間が経ってるのもあって、近くの映画館では上映されておらず...中高生の時によく行ってた映画館に久しぶりに行きました(たぶん平成のにおいが残るこの映画館の効果もあって、センチメンタルさが増した)。
観たのはタイトルにもあるとおり『アイライクムービーズ』。カナダ映画です。
映画好きで自分は特別だと思っている高校生の話。くすっと笑えるんだけど胸が苦しくもなるし、人によっては共感性羞恥を覚えるはず。
私はばっちり恥ずかしかった。学生時代、好きなことを自分が一番知っている(知っていたい)と思っていたから。主人公のローレンスみたいに極端ではなかったけれど、前のめりで視野が狭かった自分の高校生時代と重なる部分があって、心がひりひりしつつも愛おしかったです。
2003年っていう時代設定も刺さりました。Sum 41にレンタルビデオ店、分厚いPC。日本で学生生活を送ってた私が観ても懐かしいのが不思議だったな。
映画を観たあと久しぶりにDVDを借りたくなってTSUTAYAに寄ったら、売り場が半分になっていた...学生時代は毎週通って10本1000円のDVDをワクワクしながら選んでたのに、気づけば5年以上行っていなかった。さらに悲しかったのが、借りようかなと思った作品はどれもサブスクで観られること。(うろ覚えだけど)劇中でレンタルビデオ店の本社の人が言っていた「30〜40年は安泰な会社だ」ってセリフを思い出した。監督のチャンドラー・レバックが実際にバイトしていたレンタルビデオ店「ブロックバスター」は2013年に倒産している。あゝ無情。
私はリアルタイムで体験した時代だからTSUTAYAやタワレコやBOOKOFFで好きなものを見つけていった自分を見ているような気分にもなった。アナログな探し方も好きだけど、一方でサブスクで触れられるものが一気に増えたのも事実。
話が逸れまくってしまいましたが、また観たいです。私の今年の映画ランキングで上位に食い込む予感。