【読書メモ】仕事が変わる!「アゲる質問」
本日は会社の先輩からおすすめされた『仕事が変わる!「アゲる質問」』板越 正彦 著の簡単な要約と感想、どんな方におすすめできるかをご紹介します。
1|アゲる質問とは
本書の著者である板越さんは元インテルの執行役員で、昔は厳しいリーダーとして部下指導を行ってきたそうですが、自分の指導方法を顧み現在は新しい形のリーダーのあり方を説かれています。
その指導方法の肝となる「アゲる質問」は次のように紹介されています。
◆アゲる質問:部下に考えさせる質問。モチベーション、生産性、スピードアップにつながる。
最初から答えをほのめかしたり、誘導するのではなく、「今いちばん優先順位の高いことは何だと思う?」「このプロジェクトを成功させるためにはどんなことが必要だと思う?」と、部下自身に答えを導かせることでモチベーションがアガり、業務の生産性やスピードを向上できるというものです。
2|サゲる質問とは
一方でサゲる質問とは
・サゲる質問→相手を責めているつもりがなくても、怒られている、批判されている、見下されていると感じさせてしまう質問。
親から「宿題はいつやるの?」と聞かれるとモチベーションが下がってしまうのと同じ感覚で、「なぜこの仕事をこのやり方で進めないのか」「なぜこの仕事がまだできていないのか」と言われたら、本人にその気がなくても批判された気持ちになり部下のモチベーションは下がってしまいます。
3|新しい時代に必要とされるリーダーとは?
これからの時代はアゲる質問をうまく使い、サゲる質問をぐっとこらえることができる母親型のリーダーが求められます。部下にやり方を示し、時には強引にでも従わせるリーダーではなく、部下の気持ちやモチベーションを考え、きめ細やかなフォローができるリーダーです。
そんなリーダーのもとでのびのびと仕事ができたら幸せそうです。
(自分自身は今も満足していますが…笑)
どんな人におすすめ?
部下指導が思うようにいかず悩まれている上司の方にはもちろんおすすめですが、自分自身にアゲる質問を使うセルフコーチングのことについても解説されており、仕事に対して悩みを持っている方や向上心のある方におすすめの内容となっています。
読書のきっかけとなれば嬉しいです。
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