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#マーケティング

企業にとって、ほんとうの「資産」とは何か

小阪裕司著『「顧客消滅時代」マーケティング』の第1章・全文公開、今回は、コロナショックによる自粛期間中、企業の明暗を分けたものは何か、具体的な事例を交えての解説です。「思わず納得!」と唸らされる、ビジネスのヒントが満載です。【普及局コバヤシ】 4月に「前年比150%」を達成した高級レストラン「4月は前年比150%を達成しました」  あるレストランからそんな報告が入ったのは、2020年5月のことだ。その店の名前は、名古屋にあるコース料理専門の完全予約制レストラン「ことわりをは

企業の多くは、ギャンブルをしている⁉

小阪裕司著『「顧客消滅時代」マーケティング』の第1章・全文公開、今回は、大企業にとってもBtoBビジネスにとっても、アフターコロナの時代を生き抜くための重要なキーワードを紹介。まず顧客を知ることから――とは、出版業界にとっても耳の痛い話だと思いました。【普及局コバヤシ】 ●「心が豊かになる」ビジネスにとって、今はチャンスである●「顧客の時間」はむしろ増えている あなたは外出を自粛する中で、こんな思いを持ったことはないだろうか。 「コロナのせいでよく行っていたあの店に行けてい

「顧客消滅時代」に、やるべきことは何か

小阪裕司著『「顧客消滅時代」マーケティング』の第1章・全文公開、最終回となる今回は、「顧客消滅」時代のマーケティングの核心に迫る内容です。それは、顔の見えない「マス」を狙うのではなく、「ファンダム」をつくり、育てていくこと。たいへん勉強になりました!【普及局コバヤシ】 「CM発の大ヒット」が久しく生まれていないワケ 2020年、この年を象徴するような大ヒット商品が二つ生まれた。一つは「マスク」に代表される感染防止グッズ。もう一つは、日本映画界の興行記録を塗り替えた『鬼滅の刃

コロナ禍と人口減少社会を見据えて

コロナ禍により、多くの企業が苦境に立たされた。とくにお客様に直に接する飲食業などの「リアルビジネス」を展開している人にとっては、まるで「顧客が消滅」したかのような状況である。こうしたなか、2021年2月の発売から3カ月余り、早くも本書は、絶望的な時代を乗り切るための「コロナ時代の新マーケティング・バイブル」との評価もいただいた。 そこで、3度目の緊急事態宣言が出され、ビジネスの切迫度合いも増してきたいま、著者・小阪裕司氏のご厚意により、本書のコアな部分である序章と第1章を、5