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うつ状態からの帰還 Episode 3

日々心掛けたこと

車のおかげで少しずつ動けるようになっていったのですが、目の前のことから開放されて時間ができると、ついSNSを見てしまっていました。SNSで同業者の活躍や新製品や新しい技術の情報を見たりすると、停滞している自分と比較して焦りの気持ちが出てきました。

そんな時メンタリスト DaiGoさんのYoutubeチャンネルで公開されていた「朝やめるだけで人生変わる行動」という映像を見ました。

この映像の内容は直接的なうつ状態への対策を扱っているわけではないのですが、うつ状態の時に抱く不安を軽減するのにとても参考になるアドバイスでした。

興味ある方はご覧になっていただきたいのですが、この映像を見た僕は早速次の行動を取りました。

・スマホの通知機能を全てOFFにする
・朝起きたら、その日にやりたいことを1番最初にやる
・メールチェックとSNSの利用はお昼と夕方の1日2回に限定する

今までは朝起きたら布団の脇に置いたスマホをすぐに手に取って、通知されるニュースをチェックしたり、メールやSNSを一通り見ていたのですが、それをやめました。

この習慣をやめることで朝起きてからの気分が激変しました。いつかは忘れたのですが、通知で令和初の死刑執行のニュースを見てしまい、朝から最悪な気分になったことがあったのですが、これからはそういうことはなくなります。

朝のメールチェックによって、その日やる予定だったものが差し替わったり、メールの返信に午前中の大部分の時間が取られてしまうこともあったのですが、これをするようになってから、午前中の一番集中できる時間は一番やりたいこと、やるべき仕事に集中して取り組むことができるようになりました。

新しい習慣を取り入れた結果、起きたこと

この頃になると、段々と仕事にも手がつけられるようになっていきました。

うつ状態の時は、次の日も何もできずに一日が終わることへの恐怖でなかなか寝付けず、朝が来るのが怖かったのですが、今ではポジティブな気持ちで目が覚めて「さて今日は何をしようかな」と一日の活動を始めるのが楽しくなりました。かなりの変化だと思います。

また、新しい習慣の副産物もありました。今までは、今日はここまでやると決めたらどんなに時間がかかっても最後までやっていたのですが、その間ずっと集中力が持続していたかと問われると、そうではなく、結構気が散ってしまっている時間があったと思います。

新しい習慣で午前中に集中して物事を進めて、一旦区切りをつけることを学んだおかげで、集中力が切れた段階で気分転換をしたり、別の案件を始めることができるようになりました。

うつ状態を克服するために始めたことだったのですが、結果的に物事を並列に進めていくことが、前よりもうまくできるようになりました。

恐らく次のエピソードで完結を迎えそうですが、2019年の10月末から11月初めに経験した、モンゴルでの撮影で学んだことを書きたいと思います。モンゴルでの過酷な経験が、うつ状態から帰還するのに助けになった話です。

Episode 1
Episode 2
Episode 4
Episode 5

※私は「うつ病」と診断されたわけではありません。過去の経験と自己判定により「うつの傾向」がありました。「うつ病」は心の病気なので治療が必要です。自分にも「うつの傾向」があり心配な方は、信頼できる医療機関を受診されることをお勧め致します。

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