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百鬼夜行その2

今日この日まで、演者が何を思い何に苦しんできたかはわからない。

それはきっと観客側も一緒であろう。無論、サポートしている我々も同じである。

ただ言えることは、彼らはここで何かを残そうとしているという事実。

1組1組のバックグラウンドを思いながら直視する。

ある種、この世の変態者達が繰り広げる様。

渋谷という街の中、カルチャーがぶつかり合う。

近代における日本のカルチャーはミックスから生まれた産物で、文化と文化の混合の延長線上に着地していて。サブカルチャーであったものが、メインを食い尽くしている社会の中で今この刹那を目に焼き尽くしたい。

その一心だった。

この場所で何か生まれてる。

間違いなく。

この世に残った。

間違いなく。

既存や大衆の俗物によらない逞しい姿は

網膜の裏側に現像されたであろう。



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