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ロンドンの街歩き(17年ぶりの英国は果たして・・)

こんにちは。フォトグラファーのnonです。
海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
こちらでは、これまでに旅した写真日記を書いていますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

観光スポットは、ビッグベン、ウエストミンスター宮殿、ウエストミンスター寺院、セント・マーガレット教会、バンケティング・ハウス、ホース・ガーズ、バッキンガム宮殿、衛兵交替式、ロイヤル・ミューズ、セント・ポール大聖堂、シティ、リンカーンズ・イン、サマセット・ハウスです。

最初にビジネスでロンドンに来てから、この時は実に17年ぶりでした。17年前も土日を利用して市内観光は一通りしたのですが、当時はフィルムカメラだったので、残っている写真もほんのわずか。写真が無ければ記憶も忘却の彼方へとなっていたのですが、実際その場所を再び訪れると、突然当時のことが蘇ってくるものですね。

昨日は、午後ロンドンに着いてから、ホテル・チェックインの後、ナショナル・ギャラリーとポートレート・ギャラリーをクィック見学した後、セント・マーティン教会とトラファルガー広場経由、パブで夕食を取り、テムズ川から夜景を見て帰るともう夜の9時を過ぎていました。

今朝は、時間を最大限に有効活用すべく、9:30からのウエストミンスター寺院の内部見学前にビッグベン(国会議事堂)を見て来ようと7時前に早起きしました。

朝食はヴィクトリア駅の2階にあるプレタ・マンジェ(Pret A Manger)、フランス語(Ready to eatの意味)ですが、英国のサンドイッチのお店です。平日なので、ビジネスパーソンたちがパンやサンドイッチを買って食べています。ドイツのサンドイッチはパサパサして味も塩辛いだけのものが多かったですが、英国のものはやや日本のものに近い感じです。クロワッサンなどは文句なしで美味しいですね。(翌朝も行きました)

ヴィクトリア駅構内では、通勤の人たちが足早に急いでいますが、歩く速さは東京はもとより、大阪人よりも速く、のんびりした観光客は場違いと感じるほどです。

プレタ・マンジェ(Pret A Manger)はナチュラルテイストのサンドイッチが豊富で美味しいです。その分、お値段も高め。

地下鉄サークルラインに乗り、ウエストミンスター駅へ向かいます。

ビッグベン(国会議事堂)を間近で見るのは実に17年ぶり。威厳と伝統は変わらずです。ただし、夜のライトアップが2012年のロンドン・オリンピック辺りを境に現代的なカラフルなものに変わったと聞きましたので、これも楽しみです。

ウェストミンスターの鐘のメロディは、日本の学校や会社で採用されている終業チャイム音です。

しかし、天気は今日も小雨模様。小雨というか、霧雨が断続的に続きます。英語ではdrizzleというのでしょうか。日本の国内旅行だと残念な天気となるのでしょうが、ロンドンでは普通の天気であるらしく、青空の写真など見ると逆に違和感を感じるくらいになりました。

エリザベス・タワー (通称「ビッグ・ベン」)
ウエストミンスター宮殿

テムズ川を渡りウエストミンスター・ブリッジを入れて写真を撮るのが定番のようです。

ウエストミンスター宮殿は一部修復工事中でした。

セント・マーガレット教会
12世紀に建てられ、1486年から1523年にかけ再建されたものですが、世界遺産です。お隣のウエストミンスター寺院と合わせて世界遺産という点で、皆さんウエストミンスター寺院の見学で満足されて、つい素通りしてしまいます。

ロンドンパス(ファストパス)でほとんど並ばずに入ります。
ただし、このロンドンパス、金額的にはお得にはならず、次回はもう使わないと思います。ロンドンでは結構無料の博物館や美術館がありますが、ロンドンパスが使える場所を集中的に訪問しなければ元がとれません。
短期の滞在だと、効率的な観光をするためにエリアを絞ってなるべく移動時間のロスを避けることになりますが、それだと無料で行けるところも訪問することになるので、結局ロンドンパスを使用できるところは限られてしまうことになります。
一週間くらいロンドンに滞在する余裕のある観光では、3日間はロンドンパスで行ける所に集中して観光するということができますので効果的かと思います。
これは後述するパリ・ミュージアムパスでも金額的なことだけを言えば同様のことが言えます。

ウエストミンスター寺院の見学入口から入ると、まず最初に学生アルバイト?のお兄さんに言語(日本語)を伝えて、オーディオガイド機器をもらい、説明を聞きながら見学を始めます。

少しばかりハリーポッターの世界を感じますが、巨大な寺院の内部と、その長い歴史に圧倒されます。歴代の王・女王の棺が並び、英国の歴史と共にウエストミンスター寺院が存在していたことを痛感します。ただし、残念ながら内部の写真は禁止なので、記憶にはほとんど残りません。(涙)

ウエストミンスター寺院
ウエストミンスター寺院の大廻廊
ウエストミンスター寺院のチャプターハウス
カフェもありました

ダウニング・ストリート
警備が厳しいです。

ところで海外旅行中のトイレ事情ですが、行ける時に行っておかないと後々困ることなるのはもう皆さん痛感されていることと思います。

その理由は、海外ではトイレが無い、というよりも日本人が普通に考える場所にトイレが無いのです。日本では地下鉄の駅には必ずトイレがあり、商業施設やオフィスビルにさえあり、日本で営業や外回りをしていると簡単に本能的にトイレの場所がわかったりします。

しかし、昨今では日本でもセキュリティが厳しくなり、オフィスビルに簡単に立ち入ることができなくなり、観光地ではオーバーツーリズムでトイレがあっても長蛇の列で簡単ではなくなりましたが。

ロンドンでトイレで危機一髪だったことが1回ありました(笑)
ウエストミンスター寺院でトイレに行こうとしたところ、男女兼用が1つだけで長蛇の列だったので諦めて、地下鉄ウエストミンスター駅のトイレに行き、ホース・ガーズで騎馬隊を見学するつもりでした。

この時、最悪だったのは、妻に先に行っててと言って、自分一人になってしまったことです。

駅の構内はさほど広くなく、迷うような場所ではなかったのですが、矢印だけはあるもののトイレが見つからず、駅員もいなかったので、ロンドンパスが効くバンケティング・ハウスへ急遽行くことにしました(もし妻が一緒なら冷静に駅でトイレを見つけられたと思います)。

まさにトイレ難民です。パリのようにカフェもなく、官庁街なので日本のようにちょっとビルに入ってお借りするようなことはできません。

さらに悪いことに、ホワイトホール(道路名)は初めて行く通りなので、どこにバンケティング・ハウスがあるのかわからず、焦って地図を見ても落ち着いて理解できません(笑)。

そこに丁度、子連れ英国紳士パパに遭遇し、場所を詳しく聞き出すことができました。この時ほど英語ができて良かったと感じたことはありません。

バンケティング・ハウスに無事到達し、トイレへ一目散に向かおうとしたら、警備ガードに呼び止められたので、ロンドンパスを提示して「先にトイレに行きたいのですが・・」とお願いしたところ、「パスの受付が先だ」と固いことを言われ、その受付も何人も並んでいて限界に達しつつも、手続きを済ませて平静を装いながら無事難を乗り越えました。

冗談のような話ですが、自分と同じルートで観光するなら、朝7時からお昼頃までトイレはありませんので注意されたし。途中で計画的にロンドンパスが使える博物館に立ち寄るのが良いでしょう。ただし、オープンが10時以降のところが多いので、朝早い時間だと困りますね。

ルーベンスの壮大な天井画

ここは当初、時間的にも行く予定はありませんでしたが、スケールの大きさに目を見張りました。

この後、衛兵交代式の進行の起点となる、ホース・ガーズで妻と再会し「遅かったね」と言われましたが、もちろん何事もなかったかのように振舞いました。

この旅行でトイレ難民で危機一髪となったのは実はもう1回あり、パリ編で述べたいと思います。

To be Continued


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

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