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キヤノン EOS R7 【最後のコスパ抜群のカメラ】

こんにちは。フォトグラファーのnonです。
海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

さて、2022年5月(2年前)発売のEOS R7を今更ながら購入しました。
2年前、R10と同時に発表されたのですが、その時購入したのはR10の方でした。Canonのカメラは当時R3とR5で運用しており、別途ファミリー撮影用として内蔵フラッシュ付きのコンパクトなものが欲しく、R7ではなくR10にしました。

CanonのAPS-C機は、フルサイズ機の廉価版のような位置づけで、それはNikonやSonyも同じで、APS-C機がメインの富士フィルムやマイクロフォーサーズ機のPanasonicやOMシステムとは違います。被写体認識AFや画像処理エンジンなどはフルサイズ機から最新のものが降りてきたものもありますが、シャッターユニットやボディのクオリティが違います。ただし、その分軽くて持ち運びが便利です。

あと、APS-C用レンズの種類が少なく、一部解像力が高いレンズもありますが、全体的にF値が暗く、用途は限られます。SonyはAPS-C用の明るいズームレンズなども出していますが、サードパーティ製のレンズが使えること、Nikonも数が少ないですがAFの効く他社製レンズがあること、またマウントアダプター経由でEマウントレンズが使えることもあり、そんなにレンズには困りません。

ところが、Canonに関してはAFの効くサードパーティ製レンズがライセンスの問題なのかわかりませんが存在せず、「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」しか当初なくて、最近「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」が追加されました。

「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は個人的にも解像力が高くお気に入りのレンズですが、あとの2本はそれなりの写りに対して値段が高いです。特に広角の「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」はNikonの「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」が低価格でありながら遥かに画質が良い点で不満があります。もちろん用途によりますが、自撮り等で背景をぼかす場合には無問題ですが、風景撮影は周辺の画質が悪くNGです。(各自の許容度によりますが)

そんなことで、CanonのAPS-C機はR10があればR7は不要という結論に達していたのですが、シグマからRFレンズが発売されることになり、状況が変わりました。先ず発売された「18-50mm F2.8 DC DN」ですが、過去に富士フィルム用を買ったことがあるものの写りは残念なものでした。なので当初は心が躍ることもなかったのですが、レビュー画像を見ると、富士フィルム機では見たことがないクリアな画質で、ひょっとしたらRFマウントの相性が良いのではと考えレンズを購入してみました。

R10に付けて撮ってみると、確かに富士フィルム機では見たことがないクリアな画質で解像力もしっかりしています。富士フィルム機のサードパーティレンズは、実はTamronレンズも相性が悪いものがあり、「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)」はSony機での写りは良いものの、富士フィルム用は悪いです。個体差があるのかと思い3本購入しましたが、どれも同じく、ボディとの通信が完璧に働いていないのか、Eマウントと違いマウント情報が全て開示されていない感じです。一方で、「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」のような問題のないレンズもあります。

Sigmaの「18-50mm F2.8 DC DN」が問題ないのであれば、秋に発売予定の「10-18mm F2.8 DC DN」も問題ないことになり、一気にCanonのAPS-C機のボディの価値が自分の中で高まりました。Sigmaレンズには手振れ補正がないことから、ボディ側で手振れ補正があった方が良く、そこでR7に注目となった訳です。

もう一つ、R7が発売された2年前と今とでは全く状況が変わり、新型コロナ後の世界的インフレと円安でカメラの価格が爆上がりしたことです。新しいカメラは従前の1.5倍になったイメージですが、R7は価格改定もなく、17万円台のままですが、今もし同じものが発売されるとしたらおそらく20万円台半ばで、次期機種が積層センサーを搭載して高級化するなら30万円オーバーとなります。

一方、フルサイズカメラについても同様のことが言え、普及機の位置づけだったEOS R6シリーズですが、R6IIが約35万円で発売開始され、次のR6IIIは来年R3の積層センサーを搭載してNIKON Z6IIIを超える45万円が予想されています。普及機で50万円近いカメラってもはや普及機ではないですが、かといってフルサイズ入門機のR8まで落とすと手振れ補正もないチープなつくりになり、それでも価格は23万円もします。

そう考えるとR7は今買えるコスパの良いカメラになってきたことになります。このカメラを購入する人の多くは、望遠効果を狙って、フルサイズ用望遠レンズを付けて野鳥や野生動物、航空機や鉄道といった動きものの撮影目的だと思いますが、私の場合はこの後、Canonのメイン機材はR1&R5IIとなることから、あくまでサブ機として日常&旅カメラ用途です。後継機発売によるディスコンや今後値上げがあったらコスパ的にもう買えなくなることから今のうちに購入しました。

カメラ機材が多く、年齢的にそろそろ断捨離とミニマリスト化を考える頃になりましたが、最後の断捨離開始前の購入ということで、自分を納得させています。最終的にどのメーカーを残し、どの機材を残すのか難しい選択となりそうです。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

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