見出し画像

Canon 新製品「PowerShot V1」コンパクトカメラ

こんにちは。フォトグラファーのnonです。海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

Canonより、1.4型センサー搭載のレンズ一体型カメラ「PowerShot V1」の発表がありました。発売は4月下旬、予約は2月26日より開始です。

早速、Canonフォトハウス銀座にチェックに行きました。

「キヤノンフォトハウス銀座」
東京都中央区銀座3-9-7
トレランス銀座ビルディング1F
営業時間: 10:30~18:30
※日曜日、月曜日、祝日

最大の特徴は、キヤノンで初となる1.4型サイズのセンサーを搭載したことです。
ハイエンドスマホで使われる1型センサーの2倍の面積を持ち、マイクロフォーサーズ機のセンサーとほぼ同じ大きさです。

ハイエンドスマホが20万円ほどするのに対し、PowerShot V1はCanon直販価格で14万8,500円(実売予想13万3,650円)です。スマホはカメラだけではないので単純比較はできませんが、昨今のミラーレス機(APS-C)の最新機がボディだけで13万円~20万円超と比べると、割と明るい広角ズームレンズがついてこの値段は納得感があります。(高いことは高いですが)

画素数は、動画撮影時:最大約1870万画素
静止画撮影時:最大約2230万画素です。

焦点距離は、35mm換算で
静止画で16-50mm、動画で17-52mm
超広角16mmからスタートするのは、風景・屋内撮影や自撮りに非常に便利です。

自撮りと言えば、グリップに工夫がされていて、左手で親指をグリップの窪みに入れてホールドし、人差し指でシャッターが楽に切れるようになっていました。

センサーサイズと画素数がマイクロフォーサーズ機とほぼ同じですが、ボディの大きさも一般的なコンパクトデジカメ(LUMIX TZ99)のように小さくはなく、SONY ZV-E10IIと同じくらいに感じました。

むしろマイクロフォーサーズ機のOM-5より大きく、APS-C機の富士フィルムX-T50よりも厚みがある分大きく感じました。

35mm換算で16-50mmというのは、マイクロフォーサーズ機の8-25mmと大体同じで、OM SYSTEMの「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」がありますが、このレンズは割と大きく重く411gですが、「PowerShot V1」はレンズ込みで426gです。

バッテリーはLP-E17。所有するEOS R10と同じもので、両機で予備バッテリーを共用できる点はありがたいのですが、それなりに大きなグリップなので、SONY ZV-E10IIと同様にフルサイズ機用のバッテリーが採用されなかったのは残念です。

自分の場合、動画機として使う時は2時間使用するのですが、「PowerShot V1」はバッテリー交換なしで長回しができず、動画機としては使えないためスチル専用機となります。(もちろんスナップ動画は撮りますが)

ファンや通気口があるのに何だかちぐはぐさを感じます。

全体的に自分にとってメリットの大きいカメラですが、マイナス点は、ホットシューがマルチアクセサリーシュー対応のみとなっていて、通常のコンパクトなフラッシュが取り付けられないことです。
現在マルチアクセサリーシュー対応のフラッシュは大きなものしかありませんので、このカメラにはアンバランスです。

EOS R10は通常フラッシユ対応のホットシューなのに、廉価なR50と同じなのは極めて残念で、小型のマルチアクセサリーシュー対応のフラッシュも発売されていない点で、ここでもちぐはぐ感があります。

もちろん、「マルチアクセサリーシューアダプター AD-E1」を介して通常フラッシュの取り付けができますが、現在このAD-E1のメーカー在庫がなく納期まで3カ月待ちというのも何だか準備不足な感じがします。

通常4500円ほどで買えるのですが、プレミア価格になっていますね。

このカメラはレンズシャッターなので、仕様表にフラッシュ同調速度の記載がありません。他のレンズシャッターカメラと同様、最低でも1/2000秒まで同調するのかと思いきや、なんと1/250秒で制限がかかりました。😲
LUMIX TZ99は1/2000秒まで同調します。

通常のストラップでは取り付け部の幅が狭く、紐状のものしか付けられません。

自分にとっては、それでもデメリットな面よりメリットな面が多いのですが、肝心な画質がマイクロフォーサーズ機と同等なのか、レンズが小さい点でデジタル補正ありきとなり画質が落ちるのか、そこが重要ですね。
海外レビューサイトの評価を待ちたいと思います。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

#カメラのたのしみ方
#カメラ #写真 #レンズ #カメラ好きな人と繋がりたい
#Canon #キヤノン #新製品 #PowerShotV1
#コンパクトデジカメ #PowerShot #V1
#カメラマン #フォトグラファー #レビュー

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集