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SONY α SPECIAL EVENT 2024 に参加 『α1 II』&『FE 28-70mm F2』

こんにちは。フォトグラファーのnonです。海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

αシリーズフラッグシップモデル フルサイズミラーレス一眼カメラ『α1 II』が12月13日に発売されることになりました。

東京ビッグサイトにて11月20日、21日の2日間行われる「SONY α SPECIALEVENT 2024」に参加してきました。

20日17時前には事前予約枠の人達が受付を済ませ、エントランスに待機していましたが、イルコさんのような風貌の方もいました。

17時少し前に開場となり進みます。

最初にステージ前に皆さん集められて説明を聞きます。
1枠40名くらいだったでしょうか。

撮影体験コーナーが3つあり、ポートレート撮影、プリ撮影、スポーツ撮影があります。

プリ撮影では、空手の技の一瞬が題材です。

スポーツ撮影はバスケットボールです。

一通りの説明が終わると、17:05よりセミナーが開始されます。

トップバッターはスポーツフォトグラファーの水谷氏です。

ところが、各撮影体験コーナーは既に始まっているのですが、誰も席を立たないので皆さんどうしたのかと思っていると、1分くらいして一人が立ったと同時に自分を含めて10人くらいが席を離れました。

この時、水谷氏がびっくりして「ちょっと待った」コールが発せられます。「このタイミングで席を立つとは一体なんなの?」と。
そりゃそうでしょう。自分のセミナーが始まった途端に大勢が直ぐに席を離れる訳ですから。事前に水谷氏に流れを説明していなかったSONYの責任者はきっと後でお叱りを頂戴したと思います。

バスケットボール撮影だけは、事前の時間予約制で17:30開始の券をもらっていたので、最初はポートレート撮影に向かいます。

セッティングは既にされていて、取り合えず押すだけの状態になっています。

テーブルの上にはキッチンタイマーが置かれて「5分」がセット・開始されたので、カメラの設定を触るとか全く余裕がありません。

羽衣のような女性が踊っています。
この後の回では着物の人も出てきます。

取り合えず、2、3分撮ったら余裕がでてきてカメラとレンズを触ってみます。α1II & FE 28-70mm F2の組み合わせです。
FE 28-70mm F2は非常に軽くて片手撮影も問題ありません。Canonのとは大違いです。ポートレート撮影やスポーツ撮影用のレンズですが、旅レンズとしても問題なく使えそうでした。

レンズのズームリングは、SIGMAのようなグリスの入ったしっとり感のあるトルクではなく、最近のSONYレンズと同様、乾いた感じのものです。

あっという間に5分が経ち、お次はプリ撮影です。

こちらもセッティングがされていて押すだけです。最初に説明を受けます。

空手の技の突きなどをプリ連写で撮影します。
メディアが入っていないので、持参のカードを入れるのですが、持って来ていないとメディアを貸してくれます。メディアが無いと再生で確認できないため意味がないですね。

突きを確認してからシャッターボタンを押したのでは間に合いません。しかし半押ししている間もバッファーに記録されていますので、メディアには押下の少し前から記録されます。

最後はバスケットボールです。

カメラにはFE 70-200mm F2.8が基本で付いていますが、リクエストしてFE 300mm F2.8を付けてもらいました。

300mmではちょっと近かったです。

この後は、FE 28-70mm F2の撮影体験でこれもバスケットボールの撮影です。軽いです。

一通り撮影体験を終え、各5分で計15分でした。

この後、セミナー会場に戻りました。

この時は、自然写真家の野口氏です。鳥のプリ撮影が印象的でした。

出口付近に「推しポイント」にシールを貼るコーナーがあり、多いのは「AF性能」と「小型軽量システム」でした。
私は「高速性能」にマークしました。

1つしか選べないのですが、3つ選べれば画質も増えたのではと思います。

『α1 II』は、フラッグシップ『α1』の第二世代ですが、率直な印象しては、第一世代から着実な性能の引き上げと言えますが、基本的には既存の最新技術を取り込み、下剋上を解消したモデルと感じます。

それでもスチルにおいては高画素機の中で最高峰だと思いますが、値段がソニーストアで99万円と、Z8やR5IIと比較して動画機能ではやや劣るにもかかわらず、実売価格で30万円ほど高い設定です。
多くの人にとっては、他社機を選択するか、第一世代の『α1』を購入しても十分満足できるのではと思います。

もし『α1』と『α1 II』で少しでも悩むようなら『α1 II』は必要ないような気がします。

今回マイナーチェンジと感じる人もいると思いますが、逆に考えると、スチル機としてはもう現状が成熟期で、今後何かのアップデートがあったとしてもほとんどの人にとっては必要のない追加機能であり、今使っているカメラが壊れた時に買い替えるものになっていくような気がします。(決して性能UPを求めて短期で買い替える時代ではなくなった、と。)

実売価格の予想ですが、ソニーストアで99万円なので、量販店価格でポイントを引いて89万円。現在の『α1』とほぼ同じですね。
『α1』の価格は引き下げられるようですが、仮に10万円の値引きがあったとして78万円。格安店は仕入れ値が変わるわけではないので、現在の78万円からは変わらないと思います。
ただし、『α1』の在庫が各店舗でほとんど無くなってきていることから、まもなく販売停止となり、新しい価格のものが来年のどこかで復活するのでしょうか。今取り寄せ注文しても現在の価格88万円のままです。

⇒その後、ヨドバシカメラ等が『α1』の価格改定を行っています。88万円となり、ポイントを引くと792,000円です。『α1 II』との差額は10万円となりました。

私自身は『α1』の不満点として、背面液晶が旧式だったこと、AIチップが無いことだったので(下位機種には搭載済)、他にも改善点はあるものの、この2つの理由で買い替えます。

撮影体験では、AFについては元の『α1』が良すぎたため、ちょこっと触って違いを感じるものではなかったです。

ボディ形状も『α9III』と同じなので『α1 II』を持って新鮮な何かを感じるものでもなかったです。
SPECIAL EVENT については、昨夜の発表で革新的なものが無かったため事前予約をキャンセルした人も多いようですが、私も今日触ってみてもう十分なので明日の予約はキャンセルです。

確かに『α1 II』には斬新なものは無かったので、感動は薄かったですが、着実な改善、アップデートはあります。100万円は超えずに『α1』と同じ価格とは言え業務用価格ですね。

趣味層にはなかなか難しい選択になるのかもしれません。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

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