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中判デジタルカメラ を人生最後に導入「GFX100SII」富士フィルム

こんにちは。フォトグラファーのnonです。海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

α1IIやR5IIの発売を見て、もう自分に必要な進化はデジタルカメラには無いと悟り、今後は断捨離を進めながら「壊れたら買い替え」とし、より高画質、より高速連写、よりカメラ内AI処理を求めて「スペックで買い替え」はしないことにしました。

これはスマートフォンも同様で、ハイスペックモデルは高額化したこともありますが、2年ペースでの買い替えから、壊れるか若しくは何かの世の中の規格から外れて不都合が発生しない限り買い替えはしない方針としました。

理由はデジタル関連製品はドル建てとなり円安と急激な世界的インフレにより、国内物価水準に対して相対的に割高になり過ぎたことと、もう必要な性能が頭打ちになったという2点からです。

年内発売で既に予約済のカメラは別として、人生最後に(いくつかのレンズとカメラを売却し)代わりに中判デジタルカメラを導入しました。

富士フィルムのGFX100SIIで1億画素のデジタル中判です。

コンパクトな外箱

無駄なスペースが無いのは良いですが、嫌な予感が・・・

やはりバッテリーチャージャーはこのお値段でも省かれたのですね。バッテリー以外は不要なので、チャージャーが欲しいのですけど。PD対応のUSB充電器なんて皆持ってるのと、USBコードや変換プラグなんていらないのですが、EU対応でしょうか。

まあ、X-H2Sで使っているチャージャーがそのまま兼用できるので問題ないですが。

このカメラで動体を撮ることはないので、風景・スナップ用としてレンズは基本2本のみです。

富士フィルムの中判センサー(ラージフォーマット)の大きさはフルサイズの1.5倍です。画角はフルサイズ35mm換算で80%になります。

つまり、中判の20-35mmは35mm換算で16-28mmで、35-70mmは28-56mmです。

じゃあ、望遠レンズや明るいレンズが使いたくなったらどうするの?ですが、CanonのEFレンズがアダプター経由で使えます。

Fringer FR-EFTG1(キヤノンEFマウントレンズ → 富士フイルムGFX Gマウント変換)です。

EF 200mm F2.8
EF 135mm F2
EF 24-70mm F2.8

35mmフォーマットでも6000万画素あるので、R5IIの4500万画素で撮るよりも高画素となります。

因みに、200mmや135mmは1億画素のままでもケラれることはありません。望遠レンズはイメージサークルが大きいためです。
ただし、EF 70-300mmなどのズームレンズはケラれます。(もちろん35mmフォーマットではケラれません)

このマウントアダプターが優れもので、ひょっとしたらGマウントレンズよりもAFが正確だったりします。

富士フィルムのAPS-C、Xシステムシリーズの 「X-Trans CMOS」センサー・画像処理は、Jpeg撮って出しを等倍で見ると、ご承知のとおり他社よりも解像力がかなり劣っていますので、私はRAWで撮って現像処理します。
ただRAW現像するだけでは変わらないので、ディテールの強化をすることで、他社同様にシャープな解像を得られ、ポップコーン現象(遠景の木々の葉や桜の花が解像せず、ポップコーンのように潰れること)も解消されます。

一方、GFXシステムシリーズのラージフォーマットのカメラはベイヤーセンサーのため、Jpeg撮って出しでも他社同様シャープに解像します。

富士フィルムが売りとしている「フィルムシミュレーション」はJpeg撮って出しなので、XシステムよりもGFXシステムで使うべきだと思うのは私だけでしょうか。

中判カメラGFX100SIIですが、実はそれほどまで大きく重くなくNIKON Z8と同程度です。解像力も凄いですが、GFレンズがこれまた凄まじい解像力です。画質に感動するカメラは久しぶりでした。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。

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