最近断捨離したカメラ&レンズ 「Tamron 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)」
こんにちは。フォトグラファーのnonです。海外の街や風景、スポーツ撮影を生涯のライフワークとしています。毎日、生活のすべてにカメラが欠かせません。
写真は記憶を確かにしてくれるだけでなく、時にはその写真が今を生きるための力を与えてくれるものになります。
これまでに所有したカメラとレンズに関する個人的なレビューを中心にカメラについて語っていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
カメラ（ミラーレス一眼）は国内全メーカー、全マウントを使っているため、自ずと所有する台数が増えていきます。
課題認識として、防湿庫がいっぱいでもう１つも増やせない状況、化粧箱も売却する時のためにとってあるのでクローゼットが満室でもう入らない、ということです。
しかしながら、魅力的なカメラ・レンズが後を絶たず新発売されるため、何かをトレードに放出しなければ新戦力を獲得できないといった具合です。
そこで何を手放すのかですが、これが散々悩むことになります。しかし、断捨離スイッチが入ると案外冷静になれるもので、二軍の中から使用頻度がこの先ほとんどないだろうと思われるものをこれまでの感謝を込めてサヨナラを告げます。
断捨離するカメラ&レンズが決して製品として悪いわけではなく、単に私の使用において合わなかったというのが理由となります。
今年断捨離したものですが、富士フィルム用の
「Tamron 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)」 です。
このレンズはおそらく、富士フィルム用のレンズとしては、最も売れているレンズの一つだと思います。
写りはそこそこですが、寄れて、高速なAF、手振れ補正もあり、ズーム域が広く、これ１本で済む便利ズームです。
実は、このレンズ、３本目です。
１本目を買った時は、概ね満足していたのですが、富士フィルム用はサードパーティ製との相性が悪く、AFが完全ではないことと、収差補正が完全ではなく、SONYのEマウントと違い、マウント情報が100%開示されていないような印象です。
EVFを覗いた時も、歪曲収差が残っていて歪んでいますが、撮影画像は直っているという感じです。
１本目は写りは良かったものの、やはりAFが外れることが多く（特に広角端で）、富士フィルム機の場合はその場でAFチェックができないことから手放しました。AFチェックができないというのは、再生画像を100%拡大できないため（50%程度拡大まで可）、きちんとピントが来ているのかカメラで正確に確認できないのです。
２本目は、富士フィルムがカメラのファームウェアアップデートでAFを改善し、実際純正レンズでその効果を確認できたので、Tamronレンズも直ってるかなと思い購入したのですが、大きな片ボケ※があり手放しました。
※片ボケ・・・レンズの品質は全て同じではなく、各メーカーが最高の技術を注いでいる高額な大三元レンズでも個体差があります。片ボケは、光軸がずれていて左右どちらかが解像せずぼやけている状態です。
３本目は１本目の解像力に及ばず、特に広角端は使えず望遠側専用として使っていましたが、敢えてこのレンズを使う意味を失い断捨離することにしました。
細かく言うと、広角端の周辺解像が乱れるというものですが、SONY用ではそのような現象は無いようなので、おそらくAFが正確に定まらないため、気まぐれに解像したりしなかったりということだと思います。風景用途で問題となるものの、ポートレート撮影では周辺はどの道ぼかしてあまり関係ないので、撮る用途によって評価が分かれるレンズなのかもしれません。
４本目をとも考えたのですが、これほど個体差が大きいと外れを引く確率が高く、断念しました。
SNS用の縮小画像だと全く無問題の画質です。
富士フィルムカメラしか持っていないと唯一の選択肢となるフルサイズ換算27mm-450mmの超高倍率ズームですが、NIKONのZ28mm-400mmが画質、AF面で圧倒的に優れるため（重さもわずか100g違い）、これまでの感謝を込めてさよならすることにしました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。
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