フルサイズ一眼使ってた人がPEN E-P7をお勧めする理由【半年間使用レビュー】
2022年に購入したものの中で最も買ってよかったものが、OM SYSTEMの「E-P7」というミラーレス一眼でした。
noteの記事に載せる写真は圧倒的にこのカメラで撮影したものが多く、まさに「相棒」と呼べるものです。
今まではソニーのフルサイズミラーレス一眼をメインで使っていたので、画質や機能面では到底満足できないと思っていました。あくまでサブでしょと。
そのあたりどうなのか今回は半年間じっくり使ってみてのレビューとなります。
E-P7とは
「E-P7」はマイクロフォーサーズというやや小さめのセンサーのカメラです。カメラ女子に人気の「E-PL」シリーズの方が知名度は高いかもしれません。
性能面では「スナップ用」と割り切る必要があります。
流行りのSONYやCanonのミラーレス一眼と比較するとオートフォーカス性能は大差をつけられており、センサーサイズに比例して好感度性能なども高くありません。
ディズニーのショー(特に夜のもの)なんかをこのカメラで撮ることはまずできないでしょうという感じです。
その分ボディサイズが非常に小さく、出かける時にとりあえず鞄に入れておこうと思える存在になっています。見た目もクラシックな佇まいで所有欲を満たされるものですね。
最大の特徴「プロファイルコントロール」
この機種にしかない最大の特徴は、細かく自分好みの色味を設定できるという点です。
このあたりは購入当時に記事を書きましたので、そちらを読んで頂くのが早いと思います。この機能は本当に最高で、簡単にSONYの色味にも、FUJIFILMの色味にもすることができます。
おすすめレンズ①
一本目はキットレンズでついてくる標準レンズです。
最大の特徴はその小ささ。持ち歩くにあたってレンズの全長が短いことはメリットしかなく、サコッシュのような小さくてマチのないバッグでも入れることができます。
これで35mm換算84mmまでズームできるのはすごいですが、F値はすぐF5.6まで上がってしまいますし、光学性能は並みといった感じで、ボケ表現などはあまりできないと思った方がいいですね。
キットレンズなこともありアクセサリ類は一番豊富で、これを取り付けた状態で収納する専用のレザーケースなどもあります。
中でも自動開閉キャップは街歩きスナップでは便利すぎるので、メインで使う方は持っておいて損はないかと思います。
おすすめレンズ②
つづいてはパナソニック製の単焦点レンズです。
本来ならばLumix向けのレンズなのですが、マウントが同じであるためE-P7でも使えます。先程紹介したキットレンズよりも奥行きがなくコンパクトで、F1.7と明るいのでボケ表現もできます。
レンズの仕組み上AF動作が非常に遅く、動きものなどはほぼ撮れませんがスナップレンズとしてはかなり重宝します。
こんな感じでテーブルフォトなんかに活躍します。
おすすめレンズ③
このnoteに載っている写真はこれで撮影したものが一番多いです。
こちらもパナソニック製ですが、ライカ監修でF1.4と非常に明るい、大きなボケと高画質を両立できるレンズです。
フルサイズ換算50mmと焦点距離も扱いやすいので、ポートレート撮影に向いています。
F1.4であれば、マイクロフォーサーズでもボケ表現や夜景撮影もこなすことができます。こういった写真はスマホでは絶対に撮れないので、このサイズのカメラでこの画が出せるということに驚愕します。
おすすめストラップ
小さくてクラシックな佇まいですので、ストラップはシンプルなレザーのものをお勧めします。
学芸大学にある写真屋さん「monogram」で販売されているスリムストラップは、シンプルながら高級感のある柔らかいレザーと、真鍮のパーツがとても気に入っています。
ストラップの取り付けパーツはdripで販売されているflextopを使っています。monogramのストラップと共同開発したのかと間違えるレベルのレザーと真鍮パーツの組み合わせで、非常に綺麗にまとまります。
普段一眼を使う人も、サブカメラ持ってみよう
ここぞという時には大きな一眼カメラを使っているような人でも、普段のちょっとした外出やごはんはスマホで撮っていませんでしょうか。
この「E-P7」は、メーカーページに書いてある「カメラを持ってでかけよう」というキャッチフレーズの通り、いつでも持ち歩けるサイズ感で「カメラでないと撮れない画」と「スマホで撮るような自由自在な色味」を提供してくれる最高のサブカメラです。お勧めです。
Yuz.