【レビュー】OLYMPUS PEN E-P7は「モノ」としての完成度が高い最高のカメラ
オリンパスのミラーレス一眼カメラ「E-P7」を購入しましたのでレビューします。
オリンパスの製品を購入するのもはじめて、マイクロフォーサーズのカメラを購入するのもはじめてということで、フラットな気持ちで見て行こうと思います。
購入した理由
きっかけは「旅行に行く時に気軽に持ち出せるカメラが欲しい」でした。
自分は普段ソニーのフルサイズミラーレス一眼「α7Ⅲ」を使っています。フルサイズの中では小型とはいえレンズを含めると荷物の中で主役になってしまうくらいには十分大きいです。
妻はCanonの一眼レフを使用しており、白い望遠レンズ(70-200mm F2.8)なども使うものですから更に装備が重い。
じゃあ気軽に持ち歩けるようなサブカメラを買おう!となったわけです。ちょうど夏のボーナスも出ましたし。
機種の候補としては、少し古い「Canon EOS M6」を最初は考えていました。EF-M 22mm F2をつければスナップレンズにいいし、外付けEVFやマウントアダプターをつければ資産も流用できるよね、と。
でも最終的には「E-P7」に。理由ですか?見た目ですよ(結局)。…まぁそれは冗談として、「気軽に持ち出せる」を重視するのであれば、拡張性や資産流用は考慮しなくていいなと考えたからです。
性能の前に見た目がかっこよすぎる
まずはこの見た目です。クラシックな佇まいでかっこよすぎます。
OLYMPUSのPENシリーズと言えば「女子カメラ」としてE-PLシリーズが非常に有名ですが、この「E-P7」は直線的なデザインと多くのボタン類で非常に無骨、それなのに小さくてシュッとしているという何もかも最高なカメラです。
男性でも、とりあえず出かける時はこれを下げて歩きたい、と思わせるような「モノ」になっています。
豊富なボタンやダイヤルで、マニュアル撮影も積極的にこなせます。電源がレバー式なのもかっこいいですね。
唯一の機能「プロファイルコントロール」
レンズの根元には「プロファイルコントロール」を使うためのスイッチがついています。ボタンではなくスイッチというところが最高ですね。
「プロファイルコントロール」は、簡単に言うと写真の色味を調整できる機能で、富士フイルムの「フイルムシミュレーション」などが有名ですね。このあたりは使いこなせるようになったらカスタム内容などの記事を出していければと思っています。
自撮りできるけど…なぜ下に?
ディスプレイは下に180度動かすことができるので、自撮りをする際に役立ちします。この状態にするとディスプレイ上に写真撮影、動画撮影のボタンが表示されるため撮影しやすくもなります。
ただし、三脚や自撮り棒の類を取り付けるとディスプレイが見えなくなるという欠点があります。「手で持って撮るカメラです」と堂々と宣言する潔さを感じます…
小型ですがフラッシュも内蔵しています。
正直フラッシュを使って撮影することはないと思いますので、できればEVFを搭載して欲しかったな、というところです。
キットレンズは小さいだけではない…寄れる
キットレンズは35mm換算で28-84mmと結構広範囲をカバーする割に非常に小さいです。個人的にはレンズの出っ張りは非常に重視するのですが、これだけ小型だと小さいバッグでも気軽に入れていけます。
広角端28mm相当時の最短撮影距離は0.2mで、かなり寄って撮影できます。食べ物や小物を撮影する際には重要な要素なので、これだけ近いというのはかなりのメリットになりますね。
一番驚いたのは望遠端84mm相当時の最短撮影距離が0.25mであることです。これだけ寄れるならばマクロ的な使い方もできます。
ちなみにですが、デジタルテレコンという機能で更に2倍ズームが可能なので、それを使うともっと寄れます。
スナップカメラにお勧めの単焦点レンズ
キットレンズは非常に便利ですが、やはりセンサーがそれほど大きくないこのカメラでは、「ボケ量」「高感度」への物足りなさはあります。
そんな時に便利なのがこの17mm(35mm換算34mm相当)F1.8というレンズが非常に役に立ちます。
このレンズならばテーブルフォトでもこのくらいのボケ量は作ることができます。
まとめ
今回はカメラの光学性能(画質とか)については検証できませんでしたが、「モノ」としての完成度が非常に高く、持って出掛けるのが楽しみになるカメラでした。
今後いろいろ持ち歩いて撮った写真をまた紹介できたらと思います。東京ディズニーリゾート編もやりたいですね。
Yuz.