【2022】失敗しない、ディズニーで使えるソニーのEマウントカメラレンズ3選
ディズニー行くのにカメラ買ったけど、レンズが分からないあなたにおすすめを紹介します
最近は東京ディズニーリゾートもかつてのような雰囲気を取り戻し、ショーやパレードもほとんどが再開しています。
せっかくディズニー行くならカメラを持って行って綺麗に撮りたい、という方は多いのではないでしょうか。
最近はほぼミラーレスが主流で、その中でもソニーのカメラを買った方、どんなレンズを買えばいいんだろう?って思ったと思います。
今回はディズニー行くのにお勧めのレンズを3本紹介しますので、参考になればと思います。
カメラ持ってディズニー行く時に、ひとつだけ心がけていること
自分がパークに行く時にはほぼ確実にカメラを持っていきますが、心がけていることが一つだけあります。
「楽しめなくなるような装備を持って行かない」
です。
もちろん性能の良いレンズを持っていけば綺麗に撮れるのは当たり前です。しかし、「持ち歩くのが辛くて疲れる」「高すぎてお金なくなってパーク内で節約する」なんて本末転倒だと思いませんか?
ご紹介するレンズはすべて8万円以下、ソニーのフルサイズ用レンズとしては安い部類に入ります。
別に数十万円するものでなくても、軽くて安いレンズでも十分なものが撮れるんですよ、というのを証明するためにこのnoteを書くことにしました。
作例はすべて2022年6月5日に東京ディズニーランドで撮影したもので、使用しているボディはα7Ⅲです。2018年発売で現在量販店で購入できるソニー製フルサイズミラーレスの中ではおそらく最も安価なものになります。
JPEG撮影で撮って出し(加工を一切していない)で載せますので、このレンズを使えばこういう写真が撮れる、というのが分かると思いますよ。
①Tamron 28-200mm F2.8-5.6 DiⅢ RXD
タムロンから出ている高倍率ズームレンズです。価格は8万円前後。
575gと軽く28mmの広角から200mmの望遠まで行けるので、東京ディズニーランドにおいてはこれ一本だけでほぼすべてのものが撮影できます。
α7Ⅱ以降のボディをお使いの方は本体手振れ補正がついていますので、手振れ補正がついていないことは大きな問題ではありません(むしろ軽さが正義)。
オートフォーカスの早さも純正のものと比べると遅いかなと感じる事はありますが、それが原因でうまく撮れないというレベルではないです。
どうしてもブレたものしか撮れない時は撮り方や構図を工夫するか、無茶なものを撮ろうとしていたと諦めるしかないですね。このレンズで「カリブの海賊」の中を撮りたいとかは絶対に不可能です。
とりあえずこれを買って、使っていて物足りない点が出てきたらそれを補うものを買い足していけばいいと思います。
このレンズの大きな特徴が、最短撮影距離が非常に短く寄れるという点です。パークフード撮影などのテーブルフォトでは寄れる方が絶対的に便利で、広角端の絞り開放は2.8と非常に明るいのでかなりボケます。
明るいと暗所性能にも強いので、比較的暗い室内のレストランが多い東京ディズニーリゾートでは重宝します。
②Tamron 70-300mm F4.5-6.3 DiⅢ RXD
こちらもタムロン製の望遠ズームレンズ。なんとお値段5万円。
望遠なのになんと545gと先ほどの高倍率ズームより軽い。この軽さは正直言って驚異的だと言えるレベルです。
ただしこちらのレンズも手振れ補正がついておらず、絞りが4.5-6.3を暗いので「どうせ安いだけでまともに撮れないんでしょ」って思うと思います。安いし。
実際のところどうなのか、というのは作例で確かめてください。
この写真は「クラウマウスビート」のもので、ショーベースのBブロック後列、かなり後ろの方から撮影しています。
ショーベースって昼間でもあまり日光が入らず暗いので撮影難易度が意外と高いのですが、この通りバッチリ撮れています。結構左端から斜めに観るような席だったのですが、こちらを向いてくれたタイミングを狙って撮りました。「前の方じゃないとまともな写真が撮れない」なんて思うことがないというのは、パークにおいてはそれだけで精神衛生上安心です。
こちらは「ドリーミング・アップ!」の写真です。プラザにあるベンチに座って撮影していますが、望遠レンズがあればキャラクターをアップにして撮影できます。
この解像感と色のり、新品で5万円のレンズとは思えないですよね。
これは223mmで撮影しています。このレンズは240mmまでF5.6の絞りをキープできるので、「28-200mm F2.8-5.6」よりも40mm長くF5.6を使えるという事になります。
高いところにいるプリンセスもグッと寄って撮影できるので、衣装や小物といった遠くからではちゃんと見ることができない部分もしっかりと観ることができます。
余談ですが、パレードは通常3~40分の時間があります。この時間望遠レンズを構えるというのは非常に大変で、腕がプルプルしてきます。
でもこのレンズであれば、まったく疲れません。ソニーのα7Ⅲ+Tamron 70-300mmは1110gですが、Canonの5D markⅣ+70-300mmは1600gもあります。二度目ですが軽さは正義です。
「うさたま大脱走!」はフロートやコスチュームがビビッドなため、元々濃いめに出るソニーの特色が強調されますね。
しかし本当に綺麗に撮れますね…
ここからは夜、「エレクトリカルパレード・ドリームナイツ」です。
夜のパレードなんてブレブレで無理でしょ、って思うかもしれませんが、そんなことはありません。この通り非常に綺麗に撮影できます。
最も照明が暗いフロート「ミッキーのドリームライツ・トレイン」ですが、全景を撮るようなこういった写真であれば、最近のスマートフォンでもある程度近いものは撮れるかもしれませんね。
しかしここまで寄れるのです。
これだけ暗くてちょこまか動く(悪口みたいになっていますが違います)ミッキーで、300mm望遠端のF6.3でもこれだけ撮れます。もうこの写真が撮れた時点で5万円以上の価値があると思います。
人間のキャラクターたちも、「ドリーミング・アップ!」の時と同じく衣装のディテールや表情までしっかりと捉えています。
大きなポスターに印刷したら粗い、とかあるんだと思いますが、パソコンやスマートフォンで観る程度では十分すぎるほどに綺麗です。
③Sigma MC-11 + 30mm F1.4 DC HSM
最後は単焦点です。ソニーのカメラでキヤノン向けのEFマウントレンズを使えるようになるコンバーター「MC-11」に、明るい30mm F1.4のつけています。価格はコンバーターが2.5万円、レンズが3万円程度です。
ソニー向けには同じSigmaで「30mm F1.4 dc dn Contemporary」という小型のレンズがあるのですが、敢えてこちらを選んでいるのは以下の2点です。ある程度カメラが分かってる方向けの説明なので、読み飛ばしても大丈夫です。
理由1:APS-C向けレンズなのに、フルサイズで使ってもほぼケラレない
理由2:見た目がものすごいかっこいい(重要)
簡単に言うと、ソニー用のとボケの量は同じで広く撮れること、見た目がものすごいかっこいいことって感じです。ただし多少重いです。コンバーターとレンズで560gです。②の望遠レンズより重いのです…
自動販売機で売っているカプセルトイのうきわマンにピントを合わせてみました。すぐ隣にあるドナルドすらものすごいボケてしまっています。F1.4の力、恐るべし…
暗いアトラクションの代表格「カリブの海賊」ですが、F1.4であれば肉眼と同等かそれ以上に明るく写ります。
マウントコンバーター経由となるとオートフォーカスの遅さなどが気になりますが、これだけ暗いシーンでもしっかりとAF-Cが動いてくれるので、問題なく撮れます。
おそらく最も暗い「ホーンテッドマンション」もご覧の通り。
小刻みに揺れる乗り物に乗った状態での撮影で、並のレンズでは手振れの激しいものしか撮れませんが、このレンズならば撮れるのです。新しい世界が広がりますよ。
おわりに
いかがだったでしょうか。結論としては、ここ数年で発売したカメラであればほぼすべて十分な性能がありますので、低価格帯のレンズでもまったく問題ない写真が撮影できます。
店員さんの言葉に踊らされないように、最適なレンズを選んだください(笑)
様々なソニーレンズのレビュー記事がありますので、もしよければ他の記事も読んでくださると嬉しいです。
Yuz.