ファイルのURL構造|Microsoft TeamsのチームをTeamsから作らない方がよい理由①
このシリーズでは、Microsoft 365の初心者向けに、導入のための解説をしていきます。
非エンジニアの方が”ざっくり掴む”ことを目的に書いておりますので、
プロのエンジニアの方からしたら、記述が厳密でないとか、正確には違うでしょ…みたいなことがあるかもしれませんが、ご了承ください。
この記事を読んでほしい人
管理職・チームのリーダー
自組織におけるICT/DX推進の担当者
仕事に追われて疲れ果てている人
※本記事では、Microsoft社のアプリケーションに言及するため、マイクロソフトの商標とブランド ガイドラインに準拠して製品名を記述しております。
※マイクロソフトの許諾を得て使用しています。https://www.microsoft.com/
※筆者の体験をもとにした記事であり、MicrosoftおよびGoogleの広告案件ではありません。
1. Microsoft Teamsに投稿したファイルのURLを気にしたことはありますか?
Teamsのファイルタブ=SharePointのドキュメント=OneDrive共有領域
これに関しては、前回解説したとおりです。
Microsoft Teamsは色々なWEBサイト(WEBアプリ)を表示させることが大得意なので、Teamsのチャネルの「ファイル」タブすら、単にOneDrive共有領域(SharePointドキュメント)を表示しているだけなのです。
※「共有領域」はMicrosoft社が使う正式な呼称ではありません。
「あのファイルどこだっけ」問題(again)
ところで皆さん、Microsoft 365、特にMicrosoft Teamsを使い込んでいくと、
とチャットで投げかける、なんていうシーンも増えてくると思います。
そうやって送られてきたファイルのリンク。
こんな会話も、実はあるあるなんです。
検索して出てきたからよかったものの、ファイルの所在地は明らかにしておきたいですよね。
ダウンロードして手元に置いたり、わかりやすいところにアップロードするのもよいですが、その行為はファイルを増やす(差分が発生する)ことになるので、要注意(できれば避けたい)です。
こんなとき、ファイルのURLを確認して、どこにあるかわかったら便利だと思いませんか?
2. ファイルのURL構造
すべてのオンラインファイルは、”マイナンバー”をもっている
以前解説したのですが、Microsoft Teamsに投稿したファイルやMicrosoft OneDriveに格納したファイルは、オンラインストレージ上に存在するファイルですので、オンラインの住所=URLが振られます。
(この住所振り係が、Microsoft SharePoint)
試しに、OneDriveもしくはTeamsファイルタブ内のファイルのリンクをいくつか取得し、メモ帳などに並べて貼ってみてください。
それらには規則性があり、▼こんな感じになるはずです。
https://組織のパス.sharepoint.com/:ファイルの種類:/s/SharePointのパス/ファイル固有の文字列
※よく「パスワード」を「パス」と省略する記述を見かけますが、パスの意味は上記になりますので、「やってた!」という方は「パスワード」と記述するようにしてくださいね(^^)
例えるなら、
組織のパス=国コード
SharePointのパス=市町村コード
ファイル固有の文字列=マイナンバー
みたいな感じです。行政っぽいでしょ?
なので、以前の記事でSharePointを「縁の下の力持ち→公務員」に例えたわけです(笑)
冗談はさておき、これって実はとても重要なことなのです。
なぜか?
ファイルのURLを見れば、そのファイルがどこにあるか見当がつくからです。
少なくとも、どの組織の共有領域(または個人領域)にあって、どのSharePoint内(チーム内)にあるか、わかるのです!
※「共有領域」「個人領域」はMicrosoft社が使う正式な呼称ではありません。
長くなりそうなので、続きは次回。
お楽しみに!
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