「痛み」を欲した時があった
痛みを
刺激を
もっとくれと叫んでいた
例えばカラダの「痛み」
突き刺す様な痛み
鈍い痛み
痺れを伴う痛み
例えばココロの「痛み」
胸が張り裂けそうな痛み
息が詰まりそうな痛み
過去を振り返って気づく痛み
未来を失望して伴う痛み
痛みは僕に色んな事を教えてくれる
痛みを知ったから今の自分がある
きっとこれからの僕も
様々な痛みを感じながら生きていく
わかってる
でも今の僕は
もう「痛み」を欲しない
もうこれ以上の「痛み」は要らない
知り過ぎた
感じすぎた
永遠なんじゃって思える「痛み」
どう付き合っていこうか
途方に暮れる
by 藍月真人