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東京マサラ部21.西葛西のインドスイーツショップTOKYO MITHAI WALA(移転後)

久し振りに東京のリトルインディアとも言われる西葛西をパトロール。しばらく行っていないうちにインド化がさらに進んでいて驚く。そもそも西葛西にインド人が多く集まってきたのは、2000年問題を前に政府が招聘したインドのIT技術者が東京駅や日本橋近辺にアクセスのいい西葛西周辺に住み始めたことがきっかけだそうで、現在では4000人以上のインド人が住んでいるとか。


インド成分が吸える場所を求めて

新大久保のイスラム横丁のように明らかに異国が感じられるエリアがあるわけではないのだが、街を歩くとインド人は多いような気がするし(本当はフィリピン人や中国、韓国人の方が多いらしいのだが)、食材店やインド料理店などところどころにインドが感じられるスポットが存在する。以前はインドに毎年のように通っていた自分としては、息が詰まる日本においてインド的成分が感じられる場所に行って食事をすることは生命維持に近い行為だ。それはまるでRPGにおけるセーブポイントなのである。


そんなセーブポイント、パワースポットの一つがTOKYO MITHAI WALAだ。お店が最初にオープンしたのは2019年の8月なのだが、今年の11月に移転して駅の近くのどでかい建物に移っていた。

インド人は甘いものが大好きで、どんな街にもこういったmithai(मिठाई)屋さんが存在する。自分は砂糖を練りこんで油で揚げてまた砂糖シロップに漬け込んでしまうような甘すぎるインドスイーツはあまり好きではないにも関わらず、インドの街中のようなこのショーケースを見るとなんだか懐かしくなり、ついつい甘すぎるインド菓子を買ってしまう。


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二階はイートインスペースになっていて、Gol Gappe(パニプリ)やサモーサーなどのチャート類やムンバイの名物スナックであるPav Bhaji・Vada Pavなども食べられるようになっている。以前はドーサやワダなど南インド系のスナックもあったのだが、なぜかピザやインドチャイニーズなどに変わってしまった。主なお客さんは西葛西在住のインド人だと思うので、どちらかというとそういうメニューの方が人気があるのだろうか。

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イートインも興味はあるが、ミタイをテイクアウトすることにする。これだけ種類があると圧巻である。単純にショーケースの大きさが前のお店の倍くらいになっていて、その分ミタイの種類も倍くらいある。

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購入したミターイー

ということで今回購入したのはこの2つ。両方茶色い。

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BALU SHAHI
油を吸って重くなりすぎたサータアンダギーにカルダモンとギーと砂糖をまぶしまくったような味がする。さっくりとした食感はミスドのオールドファッションに近い。激甘。


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MYSORE PAK
南インドの王室で生まれたという伝統のあるお菓子。一口目はクッキーのようなのだが、かみしめるとカルダモンとギー、砂糖の甘さが広まりただものではないことがわかる。左下の2つは食べた。激甘。


悩みに悩んだ末でこの二つを選び取ったが、それというのも少量からの販売はしてくれないからである。

たくさん並んでいるのを見ると全ての種類をそれぞれ一つずつ試してみたくなるものだが、それぞれ250g以上購入がマストだったりする。これはかなり量が多い。基本的に車で乗り付けて買いに来るインド人の家族連れの客が多いのでこれでも成り立つんだろうけど、日本人向けに1000円で10種類入っているバラエティパックを作ったら売れるのではないか。というか、甘すぎて全部食べられない。

中の人、そこんとこヨロシク。 


Twitterに書いたらちょっとだけバズった。



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