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#6 パキスタンに行ってサリサリカリーを探した話(パキスタン家庭カレーのレシピ付き)

毎週月曜更新、勝手にカレー哲学。

先日パキスタンに行ってきた。一週間程度の短い旅だったが、同行者がパキスタン腹(腸内環境アップデート)を発症したり、帰り際にインド側とドンパチが始まり飛行機が欠航するなど波乱万丈の体験であった。カラチの家庭にお邪魔したらジャーナリストがいて、ずっとカメラを回され、パキスタンのTVにも出たらしい。(確認していないが)

家庭もいくつか訪問させていただき、レストランも数軒回った。インドにおいて最上の料理はレストランではなく家庭にあるというのが定石だが、パキスタンにおいても最上位カーストは家庭料理にあるということを実感した。

ところで横浜の白楽という駅に、1000年前から変わらなパキスタン料理をそのままのレシピで出しているという「サリサリカリー」がある。サリサリカリーは本当にパキスタンにあるのか?というのがかねてよりの自分の疑問だった。

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サリサリカリーとは

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「一部の人に理解される」と自分で謳っているように、唯一無二の料理を出しており、普通のカレーをイメージして食べにきた人は「なんじゃこりゃ?!」と思うであろう。


しかもメニューは一種類しかなく、その名もスリーコースセット。サラダとカリーとチャイで千円という、なんとも潔い構成だ。

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お店は外観から不思議な雰囲気だが、中に入るとさらに独特な雰囲気だ。絵本から飛び出してきたような白髪のマダムが無言で接客をしてくれ、座るとサラダが出てくる。きくらげの乗ったシンプルな野菜。

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まもなくカリーが到着する。カレーというより米と肉の塊だが。固めのジャポニカ米にオイリーなチキンのほぐし身が乗っかっている。スパイス感よりも塩気とニンニク由来のうまみが強く、気づいたら食べ終わっているようなトリップ感がある。ブラックカルダモン、ブラックペッパー、コリアンダーの香りが強かった印象がある。骨まで食べられるほどよく煮込まれている。

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そしてチャイでシメる。これは一体何なんだろう。いつか、パキスタンに行ってみたいと思った。

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