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いまさらだけどケムリクサがめっっちゃ大好きだ

以前こんなもの

を書いて、それからアニメを観ることにハマりました。これはコスパも最高だしめっちゃ楽しいし勉強になるしで最高の趣味を見つけてしまった感がすごいです。
宣伝でもアフィリエイトでもなんでもなくて、dアニメストア月額500円で見放題ってすごくね!?


*ここからネタバレ大量なので観ていない方はご注意を。


で、いろいろ観ていたら今回書く神アニメに出会ってしまったわけです。
なんと制作は2019年、6年前ということで、もっと早く知りたかった! その時にしかなかったであろうイベントとかに参加できなかったのが悲しい!!

……

そしてさらに調べていたらどうやら原作は2012年に公開されていたらしく

すげええええぇぇぇぇぇとなりました。


ケムリクサ

https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=23614

1話でいきなり引き込まれました。

そもそも何故これを観ようと思ったのかというと、7年くらい前にけものフレンズをみてとても良かった(なんか履歴を見たらmoraで曲まで買ってた。しかもハイレゾで)ことを思い出し、もう一度見てみようかと検索をしてみたらどうやら2が出ていることを知り、しかし同時になんだか大炎上していることもわかり、色々調べているうちにどうやら「たつき監督」なる人物が天才で云々〜ということを理解し、ケムリクサにたどり着いたというわけです。

いや、この作品大好きになりました。世界感、設定、雰囲気、キャラクター、シナリオ、音楽、演出、何から何まであまりにも僕の好みドンピシャでした。

最初のシーンでまずキャラクターの動きになんだか見覚えがあるなぁと思ったらこれけもフレ1と同じ(たぶん)動き方をしているのですね。

そこで妙に感動して、しかし世界線に関しての説明が特にないまま見続けていたらバトルが始まり、なんだなんだと思っていたら緑の線からケモ耳が生えてきて喋り出し、おおこれはなんかハマりそうな予感……! とワクワク度が上がっていったら何だか妹のようなキャラクターがいきなり死んでいて、めっちゃ悲しいわぁああああああってやや涙が出てきそうになっていたら割れた列車に樹と水が積載されているシーンが映し出され、この瞬間にうわこれ大好きな世界観のやつだ、と確信したのでした。

……なんかめっちゃ早口で言ってる感ありますね上の文章。まぁいいか。

と思ったら同じキャラがひょっこり数人現れて、なんだこれはとなっていたら水を回収し始めて、よく見たらこれ電話ボックスなのですね、好き!!!この感じ!!!!うわ!!!!となり、そこからはもう最終話までずっと最高でした。

ちなみに毎度ハマったものがある時のお決まりスタイルなのですが、午後9時くらいからおよそ午前3時まで連続して視聴しました。続きが気になって止められないんじゃ……

凄すぎて震えてる

いや、こんなに好きなものがあると思いませんでした。この作品に出会うまで、自分の感性のストライクゾーンを知りませんでした。ドンピシャで来ましたよ。

The Last of USとかああいう荒廃した系のものは結構好きなのですが、ちょっとホラーやグロ耐性がない人間としてはどハマりー! にはなりませんでして。いや、そもそも比べるもんじゃ一切ないし全然違う系統であるということは当然そうなのですが、しかしそんな感じの雰囲気が好きだということを伝えたくて。

で、このケムリクサは最終話の締めがあまりにも美しくて最高ですね。豊かな自然、たくさんの水。そしてようやく自分の気持ちに気がついたりん。
泣いたよーーーーー 体内の水がなくなって動けなくなるかと思ったよ(これは嘘)。

最近ハマっとはいえ、普段そこまでアニメをあまり観ないタイプでして。
「もっと早く喋ってくれないかなー」とか「テンポ感悪いな……」と感じてしまい、そのため自分のペースで自由に楽しめる漫画や小説が好きなのですね。

あとゲームも。ゲームはテキスト形式のものは読むのが早いので連打しまくっています。

ですが、ケムリクサは全くそんなことがありませんでした。一切の無駄な演出がなく、全てが自然で必然的に存在していて。
一度も飛ばしたいなぁ……とか飽きたなぁとか感じませんでした。常にワクワクしていて、感情を動かし続けられて、いつまでもここに浸っていたかった。

まさにアニメであることでもっとも上手く表現されている物語だと感じます。
漫画にしたらアクションのスピード感が減ってしまうだろうし、小説にしたら見事な世界観を誰に対しても全く同じ情景として伝えることはできなくなってしまいそう。実写はまず違うし、ゲームもなんか違う。

いや、ゲームはあったらめっちゃやりたいかも。ゲームというか、アニメの延長線上のような。自分で水を回収しながら、どこまでも進む、みたいな。アップデートで永遠に完結しない物語にいつまでも触れていられるというか。
うーん、でもそもそも第12話で湖を見つけて完結しているし、無理に展開させなくてもいいのかもとも思う。

……なんかめっちゃ脱線してしまいましたが、まぁとにかく最高のアニメーション作品だよこれ、ありがとうありがとう……ということです。

どうやったらこんなのを思いつくのだろうか……

多分ですが、わかりやすく万人受けする作品ではないだろうなと感じてます。
でも、だからこそ、それが素晴らしいのですよ。そのおかげでこうして僕は最高の作品として受け取ることができましたし。

わかる人だけわかればそれでいい、むしろそれが最高というか。他にも支持している人は同じような気持ち(勝手に代弁するスタイル)なんじゃないかなぁと。

いやぁ、でも何をどうしたらこんなすごいものを思いつくのか……

話数を重ねるごとに明らかにされていくケムリクサの謎、変化する各キャラクターの心情。みんなが良い味を出している。

いやなんか今これを書いていて果たして僕なんかが偉そうに語っていていいのだろうか……?? と恐れ多くなってきました。大丈夫かなこれ。

しかし言いたいことはとにかくケムリクサが大好きである、たつき監督や関係者の方ありがとうというただそれだけなので、続けます。まだまだ全然言い足りない。

第1話で水からわかばが出てきた時、りんやりつたちの女子グループに急に男が入ってきて大丈夫かなこれ、こんな調子でどんどんキャラが増えていったら収集つかなくなりそう? とやや不安になったりしたものの、それは完全に杞憂であることがわかり。

キャラは必要最低限かつ最大限であると感じましたし、ちょういいキャラしてますねわかばくん。めっさ優しいし、頼りになるし。途中までずっとロープが巻かれているのは絵面的にも面白かった。

りんはわかばを処理しなければ〜とか言いつつ自分の気持ちにずっと戸惑いを感じているのも可愛らしいし! 毒って( ̄∀ ̄)

水だけである程度の日数を生きられるというのもなんかいいなぁと。
それぞれ人の見た目をしているけれども現実世界に生きる僕たちと全く同じ人ではなくて、だけれども水という共通のものがあることによって親近感を覚えつつもしかしやっぱりちょっと違うのか、という。

いやこれは僕の好きな飲み物が水であるというのも関係しているのかもしれません。めっちゃ個人的ですけど、水がドリンクとして好きなのです。
どんな体調の時でも飲むことができるし、天然水ってめっちゃ美味しくないですか? 山登りに行ってそこに流れている自然の湧き水を自分で汲んで飲むとすごく美味。

またしても話がズレてしまいましたが……

列車からみどりさんで足を生やして移動して、線路に乗ってって。このみんなの秘密基地をどこまでも連れていくような様子がすごく楽しい。

何もないところにただ線路だけがどこまでも繋がっていて、周りは崩れ落ちたビル群とか、人が昔そこにいた痕跡があるのも、何話だったかバスタ新宿のような実際のもの(看板が崩れてぼかされてはいるけれども)が出てくるのも現実とフィクションの垣根を超えてくるような体験ができるし。

ん? なんか今ここまで書いて思ったのは、けものフレンズ1も確か荒廃した動物園という設定でしたっけ。
その当時は何も考えずにただ流行っているからという理由だけで何となく見ただけなのであまり覚えていないのですが、やっぱりずっとそういう世界観が好きなのかもしれません。ありがとうたつき監督&スタッフの方々m(_ _)m

ケムリクサのいろんな効果もゲーム好きな人間としてはその設定だけでもワクワクするし。
それこそみどりの葉で物体や人が回復する、青いものでガードが展開される、属性のようなシステムとか。
そうそう、緑色で対象物がありし日の姿に戻るというのはなるほどなぁと。

あれか、赤い”ムシ”がそれで倒されるのは、元あった姿、つまり11話か12話で明かされた「さいしょの人(りり)」が作り出してしまって生まれた合成赤いケムリクサが分解のようなもの、状態になっている、ということなのでしょうか。

ここまで文章を書くにあたって何も考察など調べていないので勝手な推測ですが……

ところで今ちょっと忘れてしまったところがあるので1話から飛ばし飛ばし見直していたのですが、これあれですね、黄色(オレンジ?)のケムリクサでわかばが道中世界の仕組みを知っていくわけですが、それはまさに最初の人であるりりが書いたものなわけで。

そしてそこに込められていた願いはわかば(ワカバ)と再会すること。
つまり順調に彼はそれを辿っていたということなのか……! いや、すごい。

泣いちゃうよ、これ

7話で大量の水を見つけてついに安心できるのか……! 良かったあああぁぁぁあぁぁぁとなってなんかもうここでこのままハッピーエンドでいいなじゃないのみたいなのを思っていた矢先に青い壁の外には膨大なムシと赤霧が発生していて。

なんだかんだ乗り越えるけど、でもまた8話で行手を阻まれ、そこでシロたちが一丸となり赤い根を倒すけれどもしかし消えてしまって。こーれは悲しかった……結構好きだったから。

いやーーー
でも全部いいけどやっぱり最終回第12話の湖と美しい自然をようやく見つけて、そしてりんは自分の好きなものを見つける、いやとっくに見つけていたけども気が付くことがよかったあああああああああ

とか、めっちゃ感情揺さぶってくるやんこれ、と。
あと今思ったのですがこの作品はどれくらいの年齢層をターゲットにしているのでしょうか。どういった層に深くささるのだろうか、と気になりました。

それと全然関係ないかもしれませんが、「普段あまりアニメ観ない」とか「にわかアニメオタク」とか書いた割にそもそもデータとったことないため平均がわからないのであれもしかして俺にわかじゃなくてただのオタクかもな、と思いました。

……オタク最高!!

最後に

とりあえず文章に感情をぶつけることで落ち着きました。今見たら何だか4,500字も書いていました。
また章立てを一応しましたがあまり各項ごとに上手くまとまっていないかもしれません。感情のままにババーっと書いてきたので。まぁでも上手くまとめることができないほど心が動かされたということなのでよろしくお願いします。

そして僕はじっくりゆっくりと2周目に入ります。

でも!!

第2期はないのですか……!? 続きが観たくて観たくてたまらないよ……
いつまでも待ち続けるよ……

こんなものを見せられたら全てが気になるよーーーーーーーーーーーー

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philosofy
(´・ω・)つ旦