自己紹介 大学院生・哲学・子育て
ブログとしてnoteを始めます
はじめまして。PhiloLife というブログ名で活動します、Junと申します。
簡単に言うとこのアカウントは雑記ブログみたいなものです。
日々の生活のなかで感じたとりとめのないことを書いていきます。
タイトルにある通り、だいたい書くテーマが、学生生活と哲学と子育てになりそうです。
肩ひじ張らずに(時に気合いを入れるかもしれませんが)気ままに書いていきますので、もし読んでくださる方がいらっしゃれば、ぜひ気ままに訪れてほどほどに読んでください。
実はnoteは2回目
前にもnoteに文章をあげていたことがあります。
そのときは、なんというか啓発的な?読む人の勉強になりそうな内容を分かりやすくまとめて、みんなも頑張ろう!みたいなキャラで文章を書いていました。結果1か月で挫折しました。
理由は単純で、私自身のキャラからあまりに逸脱していたからです。
苦しかった。むしろよく1か月もやれたものだなと後になって自分に少し感心するくらいです。
だから今回は本当に、肩ひじ張らない、ってのが自分のなかでは大事で、等身大の自分で文章に向き合っていこうと思っています。
私の現在
さてさてそんな自分勝手気ままな私はどんなことをしている人間なのか、まあ皆さんタイトルのキーワードで察しておられるかと思いますが、現役の大学院生です。哲学を研究しています。あと子育てもしています。以上です。これ以上いうことはあまりないのですが、さすがに味気ないのでもうすこしだけ。
大学院生活
現在、修士課程2年の大学院生です。
専門は近代の西洋哲学、特にイマヌエル・カントというドイツの哲学者の理論哲学について研究しています。その前後の哲学者も興味があります。
普段は、ドイツ語の原典でカントの著作をじっくり読んだり、ドイツ語・英語・日本語の研究文献をちゃっちゃか読んだりしています。2人から4人程度の人数で、同じテクストをわいわい読み進めていく読書会というのもやっています。なんだか読んでばっかりじゃんという感じかもしれませんが、大学の研究はそんなもんです。でもこれが大事。
さぞ文章を読むのがお得意なんですね?と思わせてしまったかもしれませんが、大学に入るまではほとんど本を読む習慣はなかったし、学校の勉強の科目で言えば国語は苦手なくらいでした。
今でもそこまで本を読んでるわけではないし、得意ではないのですが、先輩方や先生に励まされながらなんとかやっています。
直近のゴールは修士論文を提出すること。
この時期の修士2年なら、提出時期すぎてるんじゃないの?と思った方、鋭いです。でもこれから書く理由で、提出までの期間を延長させてもらっています。
院生の生活について記事としては、研究の様子や、最近読んだ本の紹介(哲学書に限らず)、哲学など、書いていきます。
家庭生活
修士1年生の春に私は結婚し、また長女を授かっています。ですので私の大学院生活は、父親になるのと同時に始まりました。
なので、現在は社会人の妻と1歳の娘との3人暮らし。
と、この文章を気ままに書いている間に、実はもう1人家族が増えました。長男です。ことし2025年から家族4人暮らしです。
そんなこんなで子育てという事情で、なかなか家を離れられないタイミングもあるので、大学の制度を使って在学期間を延長させてもらっています。
家では、上手とは言わないけれど家事をしています。
ご飯をつくったり、子どもをお風呂に入れたり、お掃除したり、園への送り迎えなどは私の役目です。
料理は一人暮らしをしていた時から自炊をほぼ毎日していました。
そんなに豪勢なものを作る腕前ではないですが、冷蔵庫にあるものから、白飯が進むおかずをつくるのが好きです。
妻においしい!とおかわりさせるのが日々の楽しみです。
この前好評だったのは、大根とひき肉の中華あんかけ炒めでした。
娘は絵本を読むのが大好きで、朝起きるとすぐに本棚のところに行って、自分で大きな声を出して読み始めたり、私のところに持ってきます。
娘のおかげで絵本の読み聞かせが私の趣味になりました。
子育て生活は、日々新しいことが起きて飽きることのないとってもとっても楽しいものです。親と過ごしていた子供時代や、学生のひとり暮らしでは、知ることのない景色を見ることができます。
それと同時に親として初めて経験することが次々と訪れるので、これで大丈夫なのか?と心配になることもあります。今のところ大きな心配は2つあります。
1つは、これまでは長女にだけ費やしていた子育ての時間が、長男にも向けられることになって、長女が不安を感じるようになるのではないかということです。なにもかもこれまでどおりということはありえないので、時間が限られている中で、姉弟2人にそれぞれあった接し方を見つけたいと思っています。
もう1つは、私の働き方についてです。
これに関しては主に妻に大きな不安と負担をかけてしまっているところですが、学生なので現在私に収入はありません。
これから子どもたちのライフステージが変わっていくにつれて、私が仕事と家庭生活とを両立できるような働き方・仕事はなにか、そのためにどんなことを身に付けていけばよいか、悩みに悩んでいます。
すこしでも早く妻の負担を軽減して、お父さんはこんな仕事をしてるんだよって、子どもたちに誇れる、そんな父親になりたい!
子育てに関しては、日々の喜び・悩み、子育てグッズこれは買ってよかった!、これはやってみてちょっと失敗した…、などなど書いていこうかと思います。
PhiloLife という名に込める思い
偶然の中で生きていかなきゃいけない
一人ひとり、その人の暮らしがあります。
暮らしというのは、私たちが生きている間、いつ・どこで・なにを・どのように・なぜやるのかということ、その全てを指します。私には私の、あなたにはあなたの暮らしがあります。誰一人として、同じ生き方をしてきた人も、している人も、これからする人もいません。いま私たちの手もとにある暮らしが、文字通り私たちの全てなのです。
暮らしの特徴としては次のことが言えるでしょう。
まず1つには、生きている限り暮らしというものは常に付きまとうということです。
何を食べるのか、どんな仕事をするのか、いつ病気やけがをしてしまうのか、どんな人と付き合うのか、いつ死ぬのか、その全てが私たちの暮らしです。
そして、もう1つの特徴として、暮らしというものは偶然で決まるということです。
ここでいう偶然とは、自分一人ではどうしようもない要因によって物事のあり方が決定されるということです。
私たちはまず、生まれるという偶然の結果を生きています。いつ・どこで・誰として生きていくことになるのか等々、これらは生き始めて初めて決まるものです。
それから、生きているときの1つ1つのシーンも自分以外の人や物ごとによって影響を受け続けています。その日の天気や体調、学校や職場の同僚の期限、景気や政治情勢、時代や地域の色、何もかもが暮らしに影響を与え、それを無視して生きていくことはできません。
これはつまり、私たちは、どうにもならないかもしれない、偶然に委ねられた人生というものを、そのすべてを背負っているということです。誰もが初めて誰も経験したことのないその人生を生きていくことになるのです。
何か似ている暮らしの人をまねてみても、必ずしも自分のものにプラスになるとは限りません。誰もあなたの暮らしを生きたことがないのだから。
だから、その都度自分で何か自分に望ましいものを選び、決めていくことになります。その決断はやはりその人にとって重要なので、私たちは悩むのです。仮に悩まないにしても、何かより良いものを選び取ろうと情報を集めたり、行動に移したりして、そうやって私たちは暮らしをなんとかかたちづくっていきます。
そして、その決断や行動が実を結ぶこともあれば、思ったようにはいかないこともあります。そうして人生の段階が変わり、私たちはまたあらたな決断や行動を迫られます。
私が子供を授かり、親としてのあり方に戸惑い、あるべき姿を模索しているように。
哲学しながら生きていく、そんな人生が好きになる
では、そんな自分だけではどうしようもないような暮らし・人生をどう生きるべきでしょうか。自分の暮らしを少しでも納得のいくものにするにはどうすればよいのでしょうか。
そのために私たちの力になるのが哲学であると私は考えています。
哲学についてはとても簡単に語ることはできないので、詳しくは後の機会に譲りますが、1つ言えるのは、これまで誰も答えを見いだしたことのないことに向き合い続ける態度こそが、まさに哲学の本領なのです。
先に述べたように、私の人生も、あなたの人生も、誰も生きたことがないし、これからも誰も生きることのない、自分自身だけのものです。
だから答えそのものが他人から手に入ることはありません。答えは自分で手繰り寄せねばなりません。
ですがこれはただ一人でもがき苦しむべきだということではありません。
そもそも一人だけでは思うようにならないのが暮らしだからです。
だから私たちがやるべきは、あくまで自分で答えを見いだすことを狙いつつも、優れた考え方をした先人から、彼らの考え方や態度を吸収し、自分でそれとともに考えを一歩進めるということなのです。
これが哲学の歴史でずっと積み上げられてきた営みであり、財産なのです。この財産に触れる方法がまさに彼らの思索の結晶である書物、いわゆる哲学書にほかなりません。
私は、哲学の態度が私の人生を少なからず動かしてきたことを肌で感じています。この感覚を、皆さんに少しでも伝え、哲学しながら生きていくという選択肢を作っていけたらというのが私の今の思いです。
こんなにも暮らしは思うようにならないけれども、それでも自分のものとして引き受けられる、嫌いじゃないと思える、この人生(Life)好き(philos)かもと思える。その暮らしのお供に哲学がある。哲学(Philosophy)しながら人生(Life)を生きていく。
そんな人がたった一人でも増えたら嬉しい、その思いをPhiloLifeという名に込めました。
気ままによろしくお願いします。
まだまだ書けることはあるのですが、今回は自己紹介なのでここで筆をおきます。
自分の考えや思いを綴ることで、なにか少しでもあなたの暮らしにこれまでなかった色を添えることができるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
これから不定期ではありますが、ちょこちょこ文章をあげていきますので、何かの拍子で偶然思い出したときにでも立ち寄って下されば幸いです。