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【映画ドラえもんまつり 1週目】「のび太と雲の王国」「のび太のひみつ道具博物館」感想

現在、「映画ドラえもんまつり」で過去に公開されたドラえもんの映画が期間限定で再上映されています。

今回は一週間目(2025/1/17~2025/1/23)の1992年公開の「のび太と雲の王国」と2013年公開の「のび太のひみつ道具博物館」を観てきました。

「のび太のひみつ道具博物館」は小学生だった公開当初に映画館で観た思い出深い作品で、「のび太と雲の王国」は自分が生まれる前の作品で、今は無きTSUTAYAでレンタルして観てました。
二作品とも好きな作品なので、映画館の大きいスクリーンで観れるのが感激でした。

今回の記事は二作品まとめての感想になります。
そのため、結構長い記事になりました。

目次を使って読むことを推奨します。


「ドラえもん のび太と雲の王国」(1992)

「のび太と雲の王国」では、のび太が「雲の上には天国がある」と言って、ジャイアンとスネ夫にバカにされるところから始まります。
もちろん、雲の上には「天国」というのは無く、ドラえもんが「無いなら作ればいいじゃない」と言い、雲の上に自分の国を作ることになります。

雲の上の株式王国

今作はドラえもんとのび太たちが雲の上に王国を作るところから始まります。

しかし、機材を買う金がなく、現状だと城の完成に2〜3年はかかります。

そこで、のび太はパパから聞いた「株式会社」の話から王国に「株式」というシステムを取り入れることを思いつき、しずか・ジャイアン・スネ夫からお金を集めます。
スネ夫は3万円という普通の小学生が出すとは思えない額を出して、王国の大株主になりました。

今見るとなんか、「株式王国」のくだりは歴史で習った「東インド会社」みたいですね。

F先生って、こういう歴史的な話を大長編ドラえもんの話に取り入れていたのかなと考えると面白いです。

株式のシステムを取り入れたこともあって、王国の建設も大幅に進みます。

そして、できた王国は「いつでも好きに遊んでもいい」という子供にとって、夢のような場所となりました。

雲の王国には太陽光で走る車やゲームセンターに、テニスコート、野球場などいろんな遊び場があり、楽しい世界となっています。

小学校の頃にこの映画をDVDで観たとき、「なんて楽しそうな世界」なんだろうと思いました。

天上人との接触

作った雲の上の王国は突然、山にぶつかります。
のび太とドラえもんは、様子を観に行くと、寒い山の上で亀のような生き物に乗って倒れている少年を発見し、救出して王国で保護します。

しかし翌日、救出した少年は行方を消します。
その少年を探している際に天上人の国に迷い込んでしまいます。

ドラえもんとのび太たちは迷い込んだ天上人の国にある地上の絶滅動物を保護する保護州の宿舎に泊めてもらうことになります。

しかし、天上人は怪しいムーブを行います。
最初は天上人の二人はコソコソと「地上人を帰すわけには行かない」「ノア計画がどうのこうの」という怪しい会話をします。
その次に、のび太たちが泊まることとなった宿舎の部屋にある部屋の天井が透けるボタンを押して、夜空に浮かぶ天上人のUFOを見てると男の天上人が部屋に入ってきて「余計なものを見るもんじゃない」と早く寝るように促してきます。
そして、スネ夫がトイレに行くために部屋を出ようとすると、部屋に鍵がかかっており、「客人であるはずの自分たちが閉じ込められている」という異常な状況に置かれていることにドラえもん一行は気づくわけです。

呆れたドラえもん達は宿舎から脱出し、宿舎を出てタケコプターで飛んでいると急に都合が良い雷雲に打たれてしまい、墜落。

しずか・スネ夫・ジャイアンは天上人に保護されます。

ジャイアンは「天上世界から地上に帰る」と言いますが、男の天上人は「保護州の森には凶暴な生き物が居る」という脅しにか聞こえない注意をします。

そんな感じで、怪しいムーブが多かった天上人ですが、実は目的があったのです。

人類の危機

パルパルに天井連邦を案内された、しずか・ジャイアン・スネ夫の三人はパルパルから衝撃的な話を聞きます。

それは「ノア計画」だった。
ノア計画は地上世界に人工的な洪水を起こして、地球の環境汚染の原因である地上世界の文明を破壊して、地上世界の人類の文明を石器時代まで戻そうという滅茶苦茶でとんでもない話だった。

その「ノア計画」の実施について審議する会議に出席してもらうため、しずかたちは天上人に拘束されていたのだった。
小学生には身が重い。

一方、のび太とドラえもんは過去に交流のあったドンジャラ村のホイと王国で保護した少年と再開し、ホイの協力のもと、天井連邦を脱出しして王国に戻れました。

雷に打たれて壊れたドラえもんを治すため、一回家に戻ったが、どこでもドアをくぐると、自分が住んでる街が洪水で流されている光景を見てしまいます。

これは恐ろしい光景で、洪水の中誰も人が居ない状況は不気味なものでした。
天上人のノア計画は「地上に居る人は洪水で都市が流れている間は天上界に避難させる」というので、自分たちの家族や友達が自分たちが住んでる町が流されている中、見知らぬ場所に連れてこられているという嫌な想像をして、恐怖を感じます。

大洪水の描写はすごく生々しくリアルで、両親から水害の被災の経験を小さい頃聞いたことがある私は実際の災害を連想してしまいました。

また、のび太が両親と先生が洪水の中、船に乗って消える夢をみる場面もあって、災害で大切な人を亡くしてしまうことを想像してしまって、本当につらい場面です。

「のび太と雲の王国」のメッセージ性と天上人の役割

自分たちが住んでる町、そして世界が洪水で流されていることを知ったドラえもんとのび太はどうしたらいいか考えます。

自分たちが住んでる町が流される未来を見てしまったのび太はあることに気づきます。

まず、ドラえもんは22世紀の未来から来たということ。
今、地上の文明が無くなれば、ドラえもんが生まれているのはおかしい。

地上の文明が洪水で流される未来があれば、ドラえもんが生まれた未来もある。
「滅亡の未来を回避できるかもしれない」ということに気づきます。

この展開は本当に天才的だと思いました。
22世紀の未来から来たドラえもんという存在をうまく使っていて最高でした。

「どちらの未来が勝つかは自分たちの努力次第」というセリフは心に響きました。

「ノア計画」を止めるため、ドラえもんとのび太は「王国の城にある砲台で天上人の国を破壊できる兵器「雲もどしガス」を発射する」と脅迫し、天上人と交渉します。

このシーンでは、この「雲もどしガス」は核兵器を例えていると感じました。

実際、外交では核兵器は対等な交渉のために脅しや抑止力としてのカードとして使われることがあります。

「のび太と雲の王国」では環境問題の注意喚起のメッセージがよく取り上げられますが、反戦のメッセージも込められていると感じました。

子供のころに初めて見た時は気づかなかったのですが、今見てみるとこういうのも感じます。

ドラえもんとのび太は「雲もどしガス」は脅しでしか使わなかったものの、密猟者グループが王国を乗っ取ったことによって、「雲もどしガス」が実力行使で使われ、天上連邦の電力を担っているエネルギー州を破壊してしまいます。

このままでは多数の天上人が危ない状況になります。

そこで、ドラえもんは王国にある「雲もどしガス」を保管しているタンクに特攻し、雲もどしガスで王国ごと砲台を破壊し、天上人を危機から救います。

この場面は、のび太が作った楽しい遊び場の王国が崩壊します。
「遊び場所がなくなる」というのは悲しい場面ですが、この犠牲で密猟者グループの攻撃を止め、天上人を守りました。

でも、このドラえもんの勇気はすごかったです。

最後の場面では「ノア計画」の審議で、ドラえもんたちと植物星の大臣となったキー坊が「地上人が環境問題に取り組んでいる」と天上人に訴えて、環境を大切にすると約束しノア計画を撤回させ、大団円で終わります。

この作品において、天上人は「代弁者」という役割を持っています。

人類は利益や暮らしの豊かさのために、地球の資源を使い、壊します。

自然は悲鳴を上げています。
しかし、自然は人間に対して、言葉で訴えることはできません。

声が上げれない自然の代わりに、私たち人間と同じ姿をした天上人が言葉で視聴者である私たちに「自然の危機」を訴えるという役を担っているわけです。

自然が悲鳴を上げていても、人間が気づく事が出来ない。

自然の代弁者である天上人は私たちと同じ人間と同じ姿をしていて、親近感を持たせていると感じ取れます。

自然と同じく、環境破壊に苦しむ天上人という被害者。

人間の声なら、自然の悲鳴に気づける。
これはこの作品における天上人のキャラクターデザインの真意だと思います。

こういった作品の設定は、藤子・F・不二雄先生の「大長編ドラえもん」の世界観の凄さを感じ取れます。

総括

「のび太と雲の王国」というのは一言で言うと、「味わい深い作品」と言えます。
藤子・F・不二雄先生の「SF短編」の流れを汲んでいて、子供でも大人でも楽しめるストーリーになっています。

前半は「子供たちが作る楽しい王国」、後半は「環境破壊や戦争といった人類の問題に対するメッセージ」
すごく、内容が濃いです。

「のび太と雲の王国」はF先生の作家性を感じ取れる作品とも言えます。

「大長編ドラえもん」は世界観や話がしっかりしていて、子供が見る作品だからこそ作りこまれていて、大人になってから見返しても面白く、そして新たな発見もある。

藤子・F・不二雄先生の才能の凄さが光る作品でした。

「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」(2013)

この映画では、ドラえもんが怪盗DXを名乗る人物に鈴を盗まれたところから始まります。

そこで、ドラえもんが出した「シャーロックホームズセット」というひみつ道具で、調べると「ひみつ道具ミュージアム」という場所にあるみたいなので、そこを探るという話です。

ドラえもんの鈴が盗まれた!?

今回の「ひみつ道具博物館」はドラえもんの鈴が怪盗DXに盗まれます。

冒頭の場面でドラえもんはのび太に代わりの鈴をつけてもらいます。

余談ですが、のび太はふざけて、クリスマスのベルに神社の鈴、バナナやひよこといったものを付けます。

この場面のドラえもんのジト目が可愛すぎるんですよ。

ドラえもんは鈴を付けていないと、ネコ化してしまうんですけど、ネコ化したドラえもんも可愛いんですよ。

特に空に浮かんだひみつ道具ミュージアムのチケットを取ろうと、飛び跳ねている姿が特に可愛い。

ひみつ道具の博物館

今回の舞台である「ひみつ道具ミュージアム」には、いろんなひみつ道具やひみつ道具のプロトタイプが展示されていて、巨大な初代どこでもドアは、なんかゴツくてスチームパンクみたいなビジュアルが、初期の発明品という感じで良い。

そこから、どこでもドアが改良され小型化して、おなじみの形になるという光景が思い浮かびます。

また、開館初期の警備を担っていた「ガードロボット」も「鉄人兵団」のザンダクロスに通ずる巨大ロボットのカッコいいデザインを感じ、頭に生えた角が警備のポジションにも関わらず、悪そうでイカつい感じがあってグッド。

プロトタイプのタケコプターも登場し、現実の飛行機の進化の過程に基づいたデザインが素晴らしい。
実際の飛行機の発明・改良に基づいたと思われるタケコプターのプロトタイプのデザインは本物のタケコプターを見たことが無い私たち視聴者でも、タケコプターが実在している物のように開発過程を想像できます。

視聴者の実在の飛行機のイメージをうまく使った演出だと思いました。

今作の「ひみつ道具ミュージアム」はドラえもんひみつ道具ファンからしたら、最高に面白い場所なのです。

しかし、そんなミュージアムを怪盗DXはまた襲撃を仕掛けます。

怪盗DX襲撃

ひみつ道具ミュージアムは楽しそうな雰囲気の裏に、怪しい影が潜んでいた。

その中、怪盗DXが襲撃してきて素早く盗んでいきますが、ドラえもんたちとマスタード警部と戦闘になります。

怪盗DXは「DX軍団」という改造した秘密道具を使い応戦します。

「DX軍団」のひみつ道具の中に、「きれいなジャイアン」で有名な木こりの泉が居ますが、闇落ちした雰囲気で「あなたが落としたのは、この水鉄砲ですか。」と事務的に言いながら泉を出て水鉄砲を放ちながら襲ってくるところとか面白かった。

改造ころばし屋は本来の「10円玉を入れて、転ばせたい相手を空気砲で3回転ばせる」という仕様が変わり、本気で何回も攻撃してくる危ない奴になっています。
ドラえもんはそのころばし屋を捕まえて、その空気砲をころばし屋に当てるというプレイを披露。

ひみつ道具を使った、コミカルな戦闘は見ていて楽しい。

特に、マスタード警部と怪盗DXによる「ひみつ道具勝負」は見どころで、マスタード警部が自信を付ける「自信ヘルメット」を出したのに対して、怪盗DXは自信を喪失させる「自信ぐらつ機」を出すといった、片方が道具を出して、出された道具の効果に対して無力化・対抗できるものを出し合うという、激アツすぎる勝負を広げます。

ひみつ道具マニアからしたら、マスタード警部 VS 怪盗DXの「ひみつ道具勝負」というネタは最高に楽しいです。
勝負に出てきた道具の選出のセンスもすごく良くて、「この道具に対抗するなら、この道具!」といった組み合わせが面白い。

あと、終盤で怪盗DXの正体がミュージアムのガイドのクルトであることを暴く場面は、まさに探偵そのもので、ナイスプレイな演出でした。

いきなり、「怪盗DXはクルトだ」と言い出すのび太に公開当初、見ていた私もビックリした記憶があります。

まずのび太は、クルトが作ったポポンがしずかに懐いてるという点を指摘します、そして、クルトが落としたミュージアムの地図の位置情報から、クルトが二人表示されている事を指摘して怪盗DXの正体を暴く姿はカッコよかった。

「ペプラーメタル」の装置が作動し、「フルメタル」(ひみつ道具を作るための資源)で出来ていたひみつ道具が消滅し、フルメタルで封印されていた太陽が暴走し始め、危機が訪れます。

太陽の暴走を止めるために、みんなで頑張って奮闘する場面は緊迫感がありました。

しかも、太陽が暴走してる最中に初期型ガードロボットも暴走。
ガードロボットと太陽、二つ同時に何とかしないといけません。

しかし、ひみつ道具は消滅。
でも、クルトの発明した道具は消滅を免れてた。

この場面ではジャイアンとスネ夫に「へっぽこ」と言われたクルトの道具が大活躍。

ドラえもんとのび太は初期型ガードロボットと戦うことになりますが、歯が立たず「怪盗DX」のスーツをドラえもんが使用し、怪盗ドラックスとしてガードロボットに「三分以内におまえを倒す」と予告して戦います。

ドラえもんの怪盗ドラックスの姿は、頭がドラえもんの丸い頭なのに首から下は頭身が高く、キモくてシュールな姿に変身してカッコいいアクションを決めてて、面白い。

カッコいいアクションとシュールなドラックスの姿はクスっと来ます。

太陽は三人で手分けして、ブラックホールを搭載した掃除機で吸い込んで対処します。

意外と順調に進んでいたが、掃除機はオーバーヒートで故障します。

太陽の暴走を止めたのはクルトのペット的存在のポポン。

飲み込んだ物を丸ごと消してしまうポポンが太陽を食べたことによって、太陽が地球ごと飲み込む危機は免れました。

ミュージアムは崩壊してしまったが、復活したドラえもんの復元光線とクルトのビックリライトでミュージアムは元通りになりました。

これは、ナイスプレイ。

ドラえもんとのび太の友情

この映画ではドラえもんとのび太の友情エピソードが最高なんです。

ある日、のび太がドラえもんの鈴をドブに落としてしまい、一生懸命探します。
のび太が頑張って探した結果、ドラえもんの鈴は見つかった。

ドラえもんはのび太が「勉強や運動は苦手だけど、いい奴なんだ」と気づきます。

このシーンは心温まって良い場面だと思います。

ドラえもんとのび太のコンビって、最強だね。

個性豊かなキャラクター達

この映画にはコミカルで個性豊かなキャラが多数登場します。

  • クルト・ハルトマン

ひみつ道具職人志望の少年で、ひみつ道具を作るが性能が悪くジャイアンとスネ夫に「へっぽこ」と言われてしまう。

クルトが作る道具はユニークな感じでなんか良い。

ペプラー博士に弟子入りし、怪盗DXスーツを作り、ペプラー博士の夢である「ペプラーメタル」を作ることに協力します。

彼は真面目で頑張り屋さんな少年という印象です。

  • ペプラー博士

最初は怪しい印象を受けるキャラですが、クルトの師匠としてアドバイスをしてくれたり、励ましてくれる良い師匠なのです。

ひみつ道具をつくるために必要な資源「フルメタル」は枯渇の問題があり、その問題を解決するべく代替の「ペプラーメタル」の研究をしている。
深刻な資源問題に取り組んでいるので、本当に悪い奴じゃないと思う。

過去に人工太陽をハルトマン博士(クルトの祖父であり、どこでもドアの発明者)と一緒に研究していたが、自分のミスで太陽を暴走させてしまい、その件でひみつ道具職人の免許をはく奪されて追放されたという重い過去を持っている。
すごい苦労人。

でも、言動が怪しくて、マッドサイエンティストに見えてしまう面白いキャラ。

  • ジンジャー

この子は鈴を靴に付けていて、可愛らしい印象がある。

祖父の研究で使う予定の物であるドラえもんの鈴を気に入って、借りて身に着けていたというお茶目な一面がある。

お菓子作りが好きみたいで、食材や調味料を盗んで使っているという、ちょっぴり悪い子な一面もある。

ジンジャーの祖父であるペプラー博士がボケだとしたら、ジンジャーはツッコミのポジションともいえる。

  • フィークス館長

ペプラー博士が「あと四つ」とつぶやく場面の前後で同じ「あと四つ」とつぶやいたり、夜に金魚を調べるなど不審な行動をするなど怪しいムーブが多かった。

最初は怪盗DXの正体の候補だったが、実はミュージアム館内にへそくりをかくしていて、ひみつ道具で貯金箱化してへそくりを隠した金魚を調べていただけで、なんでも館と自然館での戦闘で自然館に現れた「鬼は外ビーンズ」をばらまいたのもフィークス館長だったのです。

「鬼は外ビーンズ」を撒いたのは、怪盗DXにへそくりを盗まれないか心配だっただけでした。

へそくりを隠して、大量の金魚を半年間も探していたという、お茶目で面白いキャラだったのです。

へそくりを見失って、探している最中に怪盗を名乗るものから予告状が来るなんて、タイミングが悪いですね。

  • スッポンロボ

こいつは戦犯的存在で、ドラえもんがポケットに手を突っ込むと手を噛んでくるという厄介者です。

このロボのせいで、ドラえもんのひみつ道具は事実上封印状態になりました。

正直、「ドラえもん」の映画でひみつ道具禁止縛りはキツイ…

総括

この映画は全体的にコミカルな雰囲気があって、アトラクションのように楽しめる仕上がりになっています。

まるで、「ドラえもんのひみつ道具」のテーマパークとも言えます。

また、「発信機のくだり」や「プロの職人しかフルメタルが使えないため、クルトの道具にはフルメタルが入っていない」などの伏線も結構張ってあって、後半でいろいろと気づけるという話で面白い。

キャラもコミカルで明るくて楽しい作風でした。
ホントに笑いあり、涙ありな作品でした。

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