pathful 村岡 祐菜|言葉で世界を彩る人

鹿児島在住|関わる人の人生(path)を豊かで満ち足りたもの(ful)にする|path…

pathful 村岡 祐菜|言葉で世界を彩る人

鹿児島在住|関わる人の人生(path)を豊かで満ち足りたもの(ful)にする|pathful(パスフル)代表|薬剤師▶︎双極性障害で正社員を断念▶︎ライター・エッセイスト|noteでは日常を切り取ったエッセイを書いています|マイブームはポイ活

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エッセイストとしての道を拓く

ライターとして活動している私は、仕事でも日々文章を書いている。そんな私は今、エッセイストとして活動の幅を広げるべく、プライベートでもnoteに文章を書き綴っている。 noteという媒体ができてから、文章で世の中に発信するハードルがぐっと下がったように思う。noteは私にとって、可能性を広げてくれる場所だ。 私が中高生のころ、携帯小説がものすごく流行った時期があった。私も流行に乗って小説を2本ほど書いたが、知り合い以外で読んでいた人がいるのかはわからない。 それが今では、

    • 【徹底検証】TikTok Liteの友達招待で本当に5,000円もらえるのか?やってみた結果

      TikTok Liteに友達招待制度があることは知っているものの「本当に友達を招待するだけで5,000円もらえるの?そんなうまい話ある?」と思っている方も多いのではないでしょうか。 実際に私も「本当にそんな簡単に5,000円が手に入るの?」と半信半疑でした。 そこで今回は、友人の協力を得て、友達招待制度で本当に5,000円分のポイントが獲得できるのかをやってみました。 確実にポイントを獲得するためのポイントも解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。 招待リ

      • 【検証】TikTok Liteで本当にポイントは貯まるのか?1週間ガチってみた

        「TikTok Lite、気にはなってるけど、実際にどれくらいポイントが貯まるんだろう?」 「ポイ活って結局全然ポイント貯まらないイメージなんだよな……」 そう思っているあなたのために、今回私が1週間ガチでTikTok Liteをやってみて、どれくらいポイントが貯まるのかを検証しました。 TikTok Liteは気になっていたけど、どうせ大してポイント貯まらないんでしょ?と思っている方はぜひ、実際のところどうなのかを見ていっていただけたら嬉しいです。 TikTok Li

        • 夏の終わりを感じた夕暮れ

          夏が終わる。駅のホームに、涼しくて爽やかな風が吹いた。湿気で胸が苦しくなるような熱風はそこにはなく、軽やかなその風は確実に秋の気配をまとっていた。その瞬間に、ああ、もう夏が終わってしまったのだと悟る。 うだるような暑さと、じっとりと腕にまとわりつくような湿気を帯びた空気は、いつの間にかいなくなっていた。 ふと街行く人の足元を見ると、サンダルを履いている人がほとんどいないことに気づく。私の足元だけが不釣り合いに軽やかで、どこか違う世界から来た人のようだった。 今年は、鹿児

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        • 【2022年】旅暮らし日記
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          自己理解でつかむ幸せがある

          パートナーと同棲を始めて9か月目、突然彼と別居をすることになった。別居事件は、私が自己理解を始める大きなきっかけになった。 今回の事件は、お金のことでけんかをしたのが引き金だ。私たちは付き合ってからこれまで、ほとんどけんかをしたことがない。私に関しては、親子げんかすらほとんど経験したことがなかった。 だから、感情を伝え合ってわかり合うにはどうしたらいいのか、まったくわからなかった。自分が思った意図の通りに相手に伝わることなんてほとんどないのに、「伝わっているだろう」と互い

          「休むのも仕事」の意味に気づいたときのこと

          私は昔から、休むのが苦手だった。「休むのが怖い」とはっきりと自覚したのは、確か高校生のころだったと思う。 高校の入学式で、学年主任の先生から言われた言葉を、私は今でも覚えている。 「何か一つでいいので、高校3年間でやり抜くことを決めてください」 中学校生活は、お世辞にも「楽しい」とは言えないものだった。だから私は「高校3年間、笑顔で学校生活を送る」という目標をそのときに掲げたのだ。 「いつ死んでも後悔しない人生を生きる」というのも、同時に決めた目標だった。 いつ死ん

          「休むのも仕事」の意味に気づいたときのこと

          虹を見ると思い出す、あの日の空

          帰り道に虹が出た。しかも、2本。スーパーに寄って買い物を済ませて、外に出た瞬間のことだった。 「わあ、虹だ」 誰もいないのに1人でそう呟き、とっさにスマホを構える。撮った写真を送る先は、彼だ。 「虹出てた」 そう一言添えて、送信ボタンを押した。おそらく返信は来ないだろうなと思いながら。 買い物袋を抱えて家までの道を歩きながら、私はあの日見た夕暮れを思い出していた。 それは、私が彼と同棲をするために、茨城から鹿児島に移住して2週間ほど経ったときのこと。 慣れない土

          虹を見ると思い出す、あの日の空

          「#夏の1コマ」応募作品

          デジタル化がもたらしたライフスタイルの変化

          私がライターになったのは、世界中が不安と混乱に包まれていたコロナ禍のことだった。不要不急の外出が許されない状況の中、デジタル化の波は着実に我々の生活へと入り込んできていた。 その少し前、私は社会人2年目の終わりに、学生時代に発症した双極性障害が再発し、精神的な錯乱状態に陥っていた。 東京都目黒区の自宅から実家の茨城県に、職場の人の手助けで半ば強制的に戻された。当時の私は実家が大嫌いで、イヤイヤ期の2歳児のように泣き叫んでいた。しかし、そんな抵抗も虚しく、両親の手によって車

          デジタル化がもたらしたライフスタイルの変化

          12年越しの夢を叶えた東京での新たな暮らし

          12年越しに将来の夢を叶えた社会人1年目の春、私は東京で一人暮らしを始めた。 そう、私は長年の夢だった薬剤師になったのだ。 私が将来の夢に「薬剤師」と掲げたのは、小学6年生のころだった。小学生のころに薬剤師という職業を知っている子どもなんて、どれだけいるのだろうか。 私は小さいころ体が弱く、小児喘息とアトピー性皮膚炎を患っていた。毎月の通院は恒例行事で、母に連れられて病院と薬局をはしごした。 本を読むのが好きだった私は、待合室に置いてある絵本や漫画を片っ端から読むのが

          12年越しの夢を叶えた東京での新たな暮らし

          縁もゆかりもない土地が愛する場所へと変わった1年間

          2023年の7月、私は長年住み慣れた地元の茨城県を出て、鹿児島県民になった。学生時代も社会人になってからも、ずっと関東にとどまっていた私が、縁もゆかりもない鹿児島へと飛び立っていった。 それは、側から見るとものすごく大きな決断に見えたようだった。 「どうして茨城から鹿児島へ?」 「すごい勇気だね」 移住したんです、と言うたびに、その決断を称えられた。そうですよね、ぶっ飛んでますよね、と笑って答えながらも、私は自分が大きな決断をしたことに気づいていなかった。 私は彼と同

          縁もゆかりもない土地が愛する場所へと変わった1年間

          念願の炭酸水メーカーを手に入れた日

          2023年11月。我が家に炭酸水メーカーがやってきた。彼と鹿児島で同棲を始めてから、4か月目のことだった。 「誕生日に何が欲しい?」茨城の実家にいる母から届いたLINE。「離れて住んでると、欲しいものとか全然わからないからさ」と。 実家に住んでいたころは、母チョイスで選んでくれていた誕生日プレゼント。茨城と鹿児島で離れた生活を送るようになってからは、リクエスト制が採用されることになったらしい。 少し考えた末、私が選んだのが炭酸水メーカーだった。実は3年ほど前から、欲しい

          念願の炭酸水メーカーを手に入れた日

          自分の心を守る正論責めの武器

          「あなたには壁がある」 そう、以前誰かに言われたことがある。壁を作っているつもりはまるでないのだけど、無意識のうちに建設されてしまうのだろう。 私が人との間に壁を作るようになったのは、いつからなんだろうか。人間関係でたくさん傷ついて、もうこれ以上傷つきたくないと思ったとき、あるときから誰に対しても一定の距離を置くようになった気がする。 自分の責任を自分でとらずに、人のせいにしてくる人が怖かった。純粋だったころの私は、相手が軽い気持ちで言った言葉を間に受けて、すべて自分の

          自分の心を守る正論責めの武器

          後悔と罪悪感に襲われる心

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          ボタンのかけ違い

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          二度目の花火大会

          私と彼が住む自治体が開催している、花火大会があった。実はこの花火大会は、自宅の玄関から見られる距離だ。 昨年は、引っ越して初めての花火大会だった。当時の彼はディーラーの営業マンとして働いていて、いつも帰りが遅かった。 玄関の前の通路で1人佇みながら、ぼんやりと花火を眺めていたのを思い出す。2人で見られたらよかったのになあ。会社はどうして彼をそこまで縛りつけているのだろうと、彼の会社に対する恨みを募らせていた。

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