あなたの本好きはどこから
「本を好きになったきっかけってなんだった?」
たまに聞かれることがある。
正直、思い出せない。
初めて自分で買った本は覚えている。
郡司ななえさんの『ベルナのしっぽ』という盲導犬のノンフィクションだ。
では一方で、いつから読書が好きなのか。
それはやっぱりわからない。
気が付いたら読んでいた。
幼稚園の頃から絵本を読んでいたし、家にも子ども向けの童話や児童書の類がほどほどにあった。
そして、母と父は本を読まない人だったが、兄と姉は2人とも本を読む子どもだった。
それもあって、読むのには困らないほどの本がいつもあった。
明確に、この本がきっかけで読書沼に落ちた!という人は多数派なのだろうか。
例えば、詩とか、ビジネス書とか、そういうジャンルにハマるきっかけとなった1冊はあれど、本そのものを好きになったきっかけは、やっぱりよく思い出せない。
でもきっかけがある人がいるのなら、ぜひ聞いてみたいとは思う。