【前編】演奏できるなら願望実現も余裕な4つの理由
はじめに
クラシック音楽にまつわるいろんな挑戦やマインドについて、脳改革講座THE GATEでの学びや、私自身の経験をもとに綴っています。
今回は、願望実現と練習の共通点について、私なりの考察をシェアしたいと思います。
深夜のサイレント練習でふと気がついた
実はこの気づきはTHE GATEのセミナーの当日深夜、サイレント練習をしていた時にふと浮かびました。
よく練習ではありがちなのですが、曲に集中しているはずなのに、突如として頭の上に豆電球マークが浮かぶように閃くことがあります。それがまさに起きたのでした。
今に至るまで、あまりに当たり前だったため、意識することがほとんどなかったのですが、共通点どころか、目標設定と練習はほぼ同じだったということがわかりました。
どんな点でほぼ同じと考えたのか。大きく分けて4点が挙げられるのですが、今回は【前編】としてそのうち2点について取り上げます。
①ありありと情景が浮かぶくらいイメージする
今更当たり前のようなことを語るようですが、演奏において、何かの曲を仕上げたいと思う時、ありありと情景が浮かぶくらいにイメージすることは肝要です。
イメージするということはどういうことかというと、具体的にどこでどう盛り上げるか、引いていくかを言語化できたり、言語でなかったとしても、盛り上がりの緩急を曲線で提示できたり。
あるいは、同じフレーズをどう弾き分けるか、リピートをどう分けるか、fとpを場所によってどう使い分けるか、ペダルをどのようなイメージで踏むか。
そのレベルまでに落とし込むことです。
目標設定でも同じことが言えます。
その時、どこにいて、誰といて、何があって、五感はどう働いているのか。自分自身の感情はどうか、周りの人はどんな表情をしているのか。
あたかもその場にいるかのような臨場感まで落とし込むことが必要です。
②工程を細分化してスケジュールに落とし込む
これはこちらの記事でもふれているので、音楽と願望実現とを分けては語りませんが、スケジュールに落とし込まない限り、願望は夢のまま。
棚ぼたを夢見て、呑気に口をあけていても実現の日は永遠にやってきません。
初めて取り組むものの場合、最初は暫定版で大丈夫です。
やってみて初めて、もっと細かい工程が必要だと気が付く場合もあるし、このスケジュールが無理ゲーだと気が付くこともあるでしょう。
だから、つまづいた場合は見直していけばいいと考えて、まずは決めましょう。
かつての私は、勝手に未知なる挑戦や、ブロックやトラウマの発動するジャンルの曲に関して、勝手に対象をおばけ扱いして、無意識のうちに死ぬまで未処理枠に分類して思考停止していました。
しかし今だからわかります。
それはただの停滞であり、大いなる機会損失です。
油断すると10年単位で時間の損失になるので、どうぞあなたは勇気ある前進を選択してください。
(おばけ化するとこんなふうに潜在意識に化けて出るんだよん👻)
まとめ
さて、だいぶ長くなったので、残り2点に関しては、次回記事に持ち越したいと思います。
①ありありと情景が浮かぶくらいイメージする
②工程を細分化してスケジュールに落とし込む
ちなみに今回の2点、どちらにも共通するのは、自分自身の脳が「あれ、これって現実だっけ?」と勘違いするくらいに描き切ることが必要だということです。
本日の1曲
今日のその①のように情景がまさに浮かぶ曲。
いろんな演奏のバージョンのお気に入りがあります。
私はかつて調香もしていたのですが、初めてクリエーションした香水のモチーフがこちらの曲でした。
あなたはどんな情景が浮かびますか?