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ハロウィン祭(魔女絵と、墓場の詩と、音楽と・・)
こんにちは。
「墓の魚」の作曲家です。
再びハロウィンの季節がやってきましたね♪♪
ハロウィンと言えば、
ボカロ界隈の作曲家達も
ハイレベルなハロウィン曲をこぞって制作し、
投稿する季節でもあります
(私も参加したいのですが、
ボカロはまだ手を出していない)
Twitterでのイラストもそうですが、
昔よりも
ハロウィンや死者の日の文化は
日本で受容され、
楽しまれている気がしますね♪♪
さて、「墓の魚 PEZ DE TUMBA」オーケストラは、
別名「魔女のオーケストラ」という名前があり、
魔女の詩や曲などを最も得意としています。
元々、死(メメントモリ)や、
スペインのキリスト教神学が
テーマのオーケストラなので、
幻想小説の様な世界こそが専門分野?です。
という訳で、
早速、魔女の絵を張り付けている訳ですが、
今回は、魔女の絵の他にも、
ハロウィンに使用するのに相応しい
「墓の魚」のオリジナルのハロウィン音楽を
いくつかご紹介していこうと思います。
まずは魔女達の集会を描いたピアノ曲
「ロシアのサバトの舞踏」↓↓↓
妖しいサーカスの様な雰囲気の
ピアノソナタ形式の作品です。
ロシアも実は
悪魔や、魔女伝説が豊富な国で、
そういった悪霊や、魔女達の背徳的な集会を
表現している曲になります。
ロシアの魔女には、バーバ・ヤーガとか、
珍妙な魔女が多い印象がありますね。
スペインやフランスの魔女が
生活感溢れる現実の人間じみているのに対して、
ロシアの魔女は怪物じみている印象があります。
こちらの「イタリアのサバトの舞踏」は、
楽園の追放者達の悲痛を歌った
悪役(ヴィラン)達のオペラ↓↓↓
社会の価値観に否定され、
暗闇に追いやられた者達が
荒野の集会(サバト)で
神への呪いを叫ぶ歌です
(昔から大抵、悪霊達の集会は
荒野(CAMPO SANTO)で行われるんですよ)
これ、魔女達が、
使い魔の虫とか野犬とかと一緒に
歌っているイメージです。
不快な虫達の晩餐もまた
「墓の魚」の作品によく使われるモチーフです。
さて、お次は、ミュージカル色の強い作品達です。
悪霊達や、吸血鬼達が己の欲望と孤独を
陽気に歌っています↓↓↓
この三つ目の吸血鬼が歌っているコミカルな作品
「あきらめなさいなオルラムンデ婦人」は、
吸血鬼の癖に、実は暗闇が怖いという
吸血鬼カルポッチャ・カポの物語です。
暗闇が怖い・・というのは、
本当に暗いのが怖いという意味ではなく、
その闇の中に取り残される孤独や、
己の罪と向き合う事を恐れているのです。
「墓の魚」の魔女の楽曲・・・
それはゲーテの「ファウスト」や、
ミルトンの「失楽園」の様な、
墓場の犬達が語る哲学詩の世界です。
墓地で朽ちた骨達の上で語られるそれらの哲学は、
社会の価値の暗転を祈願し、呪詛します。
アルテミシアの草を噛み潰した様な笑顔で・・。
こちらは「墓場の道化師」が歌う
ヴィラン・ミュージカル
「開幕劇に関する楽譜」↓↓↓
この曲の主人公である
墓場の支配人(字余りの乞食)は、
クローシャル・ド・アンジャンブマンといって、
私の作品に何度も登場するトリックスターな
妖術使です。
ちなみに、そんな魔女達のイラストと、
オーケストラ演奏と、
ラテン墓場の幻想詩をコラボさせた
「墓の魚」の総合舞台
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
が動画配信されています↓↓↓
ので、ぜひ、こちらも
よろしくお願いいたします♪
また、間に合えば(笑)
今年のハロウィンの為の新作動画も
企画しておりますので、
ぜひ、お待ちいただけましたら嬉しいです~。
私、黒実 音子(くろみ ねこ)の魔女のイラストは
ピクシブや、魔女絵の公式サイトでも見る事が出来ます
↓↓↓
【スペインの魔女からハイチのブードゥまで
ラテン幻想世界をイラストで】
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