神風:ロバートFヤング
どこを読んでもネタバレです。
個人の感想です。
捉え方考え方は様々、多種多様、千差万別、十人十色です。
◇◇◇
神風って特攻隊の神風だよね?と。頁を開いた。
私はまだ知らない。
借りたたんぽぽ娘がロバートFヤングの短編集だとは。
神風は世界大戦の話しだから、その頃の時代設定かと思い読みすすめる。
ところで、最近の私の趣味は家族史の発掘で、その中で戦争関連死した家族や縁戚が沢山いることを知り、改めて戦争史を読んでいたりする。
話しを戻そう。
なので、この“神風”が日本で言う昭和の中頃、1950年代の話しかなと頭の中で設定し読んでいく。
ところが、神風という名の無人ミサイルだの胸毛と噂の女性上官、男性が女性にレイプされるだの、古代戦記に回天が出てくるあたりで、自分が勝手に決めた時代設定と世界観が混乱した。
地球と思われる古世界。
ミサイルとして生まれた女性。
あぁ、そうかSFなんだとこの辺りで腑に落ちる。
死の女神との会話は緊張感なくテンポよく進みがそこが不協和音で読んでいてハラハラする。
そんな、じゃりっとしたところにすっかりハマって読み進めた。
読見終わったときの爽快感。
なんだろう、クセになる。
とはいえ、レイプがよくあることとして出てくるところは、やはり読んでいて気持ち悪い箇所でした。