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〜しちゃう。

過食をしちゃう。
夜更かしをしちゃう。
食べるのが怖くなっちゃう。

「〜しちゃう」をきれいな言葉で置き換えるならば、「〜してしまった」だろう。

私はよく過食のことを相談するとこの言葉を使って共感してくれる人が多い。
「食べたくなっちゃうんだね」
「抑えきれなくなっちゃうんだね」
と、私の周りの人は言ってくれる。

つい今日までこの表現になにも違和感を感じでいなかったが、ふと思ったことがある。

彼らの共感や同情として、言ってくれた
「〜しちゃうんだね」は、
その前の言葉を否定されてるように感じる。

もちろん、おかしな行動をしてるからそういうのは分からなくはない。
自分自身でも思っているし。

けれども、食べるのが怖くて仕方ない人に、
過食を否定するニュアンスを含んだ言い方や
極端な考え方かもしれないが、食べることを否定されてるように感じるのは私だけじゃないと思う。

私を含め、摂食障害の方々は、栄養を取るために食べるという行動を罪悪感なしに普通に行うことができない。
そんな自分を責めて責める日々である。

そんな時に、他者から「〜しちゃうのか」と言われるのはどうだろうか。
自分の気持ちを踏みにじられた気になるのは私だけだろうか。

私的に摂食障害を克服する上で、
自分の感情や考え方を知り、認め、受け入れて
進んでいくことが不可欠だと思う。

もちろん、「〜しちゃったんだね」って
話を聞いてくれるのはすごくありがたい。
でも、もし良かったらその後に
「今はそれが苦しいかもしれないが、大丈夫。そんなあなたも愛してる」と
一言付け足してほしい。

きっと、あなたのその一言が
その人を少し楽にしてくれるから。