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一途で真面目な男ほど相手を束縛する理由
ある結婚したての男性が、こんなことを言った。
「異性の友だちと会うことによって自分の彼女が良い女であることを再確認する」って。
私たち、人間の脳は、人と比べ、比較し争うことが大好き。
だから、浮気をする男性や女性は、今いる相手が自分にとってどんな存在かを、常に吟味するために、比較対象を置く。
当時は、浮気する男だけは絶対に嫌って思っていたけど
一途で真面目な男を選んだおかげで、私の元旦那は、私のことしか見ない、浮気心のない男性に育ち、
他の女性と比較せず、結婚生活14年の間、ずっと私の悪いところを指摘するモラハラを続けたのだ。
狩猟採取民時代から、一夫一妻制という仕組みを作り、優秀な男を早めに確保し、一途を求めた多くの女性たちが、なぜ、男性の支配力に怯えながら生きてきたのか。
「LOVE理論〜水野敬也著」より、完璧主義者であるホモ・サピエンスのオスが一途になる弊害をお伝えしていこうと思います。
なぜ、女性が男性に一途を求めるのか
狩猟採取民時代の脳で、現代を生きている私たちは、狩猟採取民時代のオスとメスが築いた一夫一妻制が、現代の私たちにとってどんな影響を及ぼすのかを理解しなければならない。
一夫一妻制は、オスのテストステロン高値によるさまざまな弊害を、メスがコントロールできるように巧みに作られた画期的なシステムです。
もし、ホモ・サピエンスのメスが、テストステロンに支配されているオスの本能である、
女性にモテたい、ハーレムを作りたいという気持ちを優先して、猿山のように一夫多妻制を継続していたら、今の人類の繁栄はなかったでしょう。
狩猟採取民時代から、私たちの脳はほとんど今の現代に適応できていない。
そのため、いつの時代も女性にとって、結婚が生活の安定を確保するためのゴールであり、
自分から逃げていかない男性の確保が、精神的安定を与えてくれると思い込み、恋人を自分のことだけを見てくれる理想の王子様にしたがるのです。
ホモ・サピエンスは完璧主義
私たち人類は、狩猟採取民時代から、さまざまな脅威に見舞われてきました。
サピエンス以外の同じホモ属への脅威は、とても強かったように思います。
『サピエンス全史〜ユヴァル・ノア・ハラリ著』によると、私たちホモ・サピエンスの集団は、他のホモ属を集団で襲いかかり、根絶やしにしたと書かれています。
ライオンに襲われる脅威とともに、他のホモ属が、自分と違う外見、体臭を持っていることを不快だと認識したホモ・サピエンスのオスは、
完璧な状態になるまで、他のホモ属を、集団で襲い、根絶やしにしたのです。
このことから見ても、私たちの祖先は、潔癖なまでの完璧主義だったことが予想されます。
私の夫は理想の恋人だった
そんな完璧主義な性格の祖先から繁栄してきた現代の男性も、一途な人ほど真面目で完璧主義であることが、アロマ心理学の統計でわかっています。
アロマ心理学では、人の外見は前世のカルマを表すとし、そのカルマを刻んだ体型で転生してくると伝えています。
5つあるカルマを表す心の傷の種類で、不正の傷『頑固な人の仮面』という心の傷があります。
この傷は、3歳から5歳の間に作られる心の傷で、同性の親に完璧な人を演じることで、存在することを認めてもらおうとする心の傷です。
その特徴を強く刻んでいるジェネラルが、樹木の葉リーフィーです。
樹木の葉は、最も太陽に近い高い木の上から、周りを360度見渡す目を持ち、外敵から身を守るために、周りを観察する役割を持っています。
これを人に当てはめると、周りの状況をよく判断し、相手のことを優先した行動をすることができる能力に長けている人が多いということになります。
私の夫は、このリーフィータイプでした。
色白で、姿勢が良すぎるほどよく、真面目でモラルに厳しい人が多いため、社会の枠から外れるようなことを自分からは決してしない。
その上で、今振り返っても、過去、お付き合いしてきた男性の中で、彼ほど、理想的な恋愛をしてくれた人はいなかったと、
彼は恋人としては理想の相手だったとそう感じるのです。
うわっつらKINDNESS理論を忠実にやっていた夫
「LOVE理論〜水野敬也著」に書かれている恋愛強者になるための根本原理の一つ『うわっつらKINDNESS理論』
女性に「どんな男性がタイプですか?」と質問すると、大体の女性が「優しい人」と答える。
水野敬也さんいわく、女性のいう優しい人とは、「表面上の優しさ」を表し、本当の意味での内面の優しさは求めていないと伝えているのです。
同性から見て、優しくていい人でも、モテない人っていると思うのですが、その人は、「性格が優しい人」
女性が求める「優しさ」は、女性を第一に優先する行動を指すのです。
・車道側を歩く
・ふた・キャップを代わりに開ける
・足元が危ない時に、手を差し伸べる
・高いものをとる
・家の門まで迎えにくる
・重い荷物を持つ
・電車などでは女を守る壁になる
・待ち合わせに先についておく
・ひたすら歩かせずに休憩を挟む etc・・・。
本書ではまだまだ書かれていたのですが、これらの男性の行動によって、女性は特別扱いしてもらうことで恋心が芽生えるのです。
私の夫は、書かれている内容のほとんどを、恋愛期間中、もしくは、結婚している間も、行っていました。
私は、うわっつらの優しさを与えられ、それによって、彼を理想の男性だと勝手に「王子様化」し、うわっつらの優しさを餌に、モラハラに耐える結婚生活をしていたのだと知ったのです。
執着分散理論
知識がないって本当、罪だなあとつくづく感じます。
私の夫は、うらっつらの優しさを与えながら、毎日、私のダメ出しをして、私からエネルギーを奪い、自分を完璧な男だと主張していたのです。
なぜ、うわっつらの優しさを与えながら、私に毎日、ダメ出しをしていたのか。
それは、主人の心の傷に、完璧じゃないと存在してはいけないと思い込んでいる不正の傷があるからです。
自分にも完璧さを求める人は、相手にも完璧を求める。
狩猟採取民時代の歴史や、アロマ心理学の心の傷の部分から見ても、私たち人間は、完璧じゃないのに、相手に完璧さを求める傾向があるのです。
そして、それは、1人の人しか愛せない状況が作り出した一夫一妻制の罠でもあるのです。
『LOVE理論〜水野敬也著』の本の1ページを捲ると、恋愛強者になるための根本原理の一つ『執着分散理論』
多くの男性が経験する、なぜ、好きな女にフラれ、好きでもない女に好かれるのかという理由に、
1人の人に執着することによって、男性に余裕がなくなることが、その原因であると伝えているのです。
1人の女性しかいない男は、その女を失うことが怖くて、テンパってしまい、本当の自分らしさを見失ってしまう。
これは、男性だけに限らず、女性にも当てはまることです。
私は、夫に自分だけを見ることを求めたけど、それは、彼を失うのが怖かったからだということに気がつきました。
その上で、彼がもし、他の女性を好きになり、そこから何かを学んでいたら、どんな形であれ、私たち夫婦はうまく行っていたのかもしれないとも思ったのです。
「異性の友だちと会うことによって自分の彼女が良い女であることを再確認する」
夫が、一途に私を思わないで、他の女性を好きになる期間があれば、彼はその罪悪感から、私にもっと優しく接してくれたでしょう。
1人の人を愛するって、すごく綺麗なことに思えるけど、そこには光と陰が存在するのだと、振り返って理解することができたのです。
男性に一途を求めてはならない
男性は、一途に1人の人を愛するようにはできていない生き物です。
人類が誕生して250万年という歴史のほんの1万年の間で、人類は、大きな進化と環境の変化を体験してきました。
女性の社会進出によって、女性が男性に経済的な部分で安心感を得なくても、生きていける社会になったのです。
私は、2度と同じ過ちを犯さないように、好きな人に、こう伝えたい。
「他に好きな人ができてもいいからね」
その上で、私を失うことが怖いと、モラハラしたり束縛するような男性とは、すぐにお別れする。
何より、自分が楽しい恋愛をするために・・・。
誰にも、縛られない今を大切にできる恋をしようと思います。
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