ケトン体が人類を救うを読んで食生活を見直してみる
こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。
本日は、『ケトン体が人類を救う〜糖質制限でなぜ健康になるのか〜』宗田哲男著書を読んだことによって、オートファジーによって起こる健康への変化が理解できたので、そちらをまとめてお伝えしたいと思います。
ケトン体とは?
ケトン体とは、脂肪及びアミノ酸の代謝産物のこと。
アセトン、アセト酢酸、βーヒドロキシ酪酸のことをまとめてケトン体と呼びます。
このケトン体は、心筋、骨格筋、腎臓など、様々な臓器で日常的にエネルギーとして利用されています。
脂肪が燃焼するとケトン体が発生しますが、現代人は、1日3食食べ、白米を主食として食べているため、このケトン体を使ったエネルギー代謝ではなく、主に、ブドウ糖をエネルギー源とした『糖質エンジン』で活動しています。
糖質を摂取する量が多ければ多いほど、糖質が活動に使われ、脂肪を燃焼した時に排出されるケトン体をエネルギーにして活動することができなくなるのですが、
実は、この糖質エンジンにこそ、現代人の糖尿病、肥満などの生活習慣病との関わりが深く関係してくるのです。
『糖質エンジン』と『ケトン体エンジン』
毎日、糖質をとるということで、私たちの体はエネルギーを使って活動できていると思われていますが、
糖質エンジンの活動量は、糖質を取らないとき、体内に貯蔵しているエネルギーが持つ時間に換算すると、約12時間しかもちません。
でも、ケトン体エンジンは、体内の脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるため、体重60キロ、体脂肪率20%の人の場合は、12キログラムの脂肪があることになるため、1日2000キロカロリー消費しても、50日以上生活できることになります。
糖質エンジンは、効率が悪く、長くエネルギーとして代謝し続けられません。ケトン体エンジンの方が、脂肪を燃焼させ、健康的な体にする上に、実は、脳のケトン体エンジンの方が、活動に良いということがわかっているのです。
脳はブドウ糖しか使わないは嘘?
脳の唯一のエネルギー源であるのがブドウ糖?
実は、これは、嘘と言えるのです。先ほどもお伝えした通り、この著書によると、糖質エンジンは、体内に貯蔵しておくことができず、すぐに不足してしまいます。つまり、空腹の状態で起きた朝は、エネルギー欠乏状態。
脳が、ブドウ糖しかエネルギー源でない場合は、夜のうちに、エネルギーが消耗し、朝、しっかり糖質を取らないと、脳が活動できないことになるため
朝ごはんはとても大事、食べなければいけないという説が広まったのです。
ただ、この朝ごはんを食べるという行為を、私は今までずっと欠かさず行ってきましたが、3食しっかり食べていた時は、今よりも10キロも体重が多く、しかも、いくら寝ても、ご飯を食べると朝でも眠気が襲うという状態になって、仕事に支障が出ることが多くありました。
でも、最近、朝は食べず、16時間空けて、昼にナッツを食べ、夜ご飯のみの1日1食の生活を半年以上も行ったことで、朝の目覚めはいい上に、昼に眠くならなくなり、脳は集中力を取り戻し、前に比べて、仕事のスピードが急激にアップしたのです。
夜は、ご飯を食べると、すぐに眠くなり、22時にはお布団に入るという習慣ができ、とても健康的な体になりました。
これこそ、オートファジー効果によるもの。ケトン体エンジンを使うことによって、脳の活動量が増え、脂肪が燃焼され、あまり食べなくても必要な栄養のみで、活動的な毎日を送ることができるようになっていたのです。
コレステロールが高いと言われて
この本に書かれているのは、『コレステロール悪玉説』は無罪という内容です。
実は、体重が10キロ太っていた時、善玉(HDL)のコレステロールの値が高く、悪玉(LDL)コレステロールの値も高くなってしまったことで、コレステロールの薬を飲まないといけないかもと医師に言われていたんです。
LDLコレステロールは、細胞にコレステロールを運ぶ役割があり、血管壁にこびりついて、動脈硬化を引き起こす原因になるとのことから、悪玉コレステロールと言われている要因なのですが、
HDLコレステロールは、逆に、細胞内の古くなったコレステロールを回収し肝臓に戻す役割があるため、HDLが高くても問題ないと言われています。
でも、私はどうしても薬を飲みたくなくて、そこから体重を10キロ落とし、コレステロールの値を下げることに成功したのですが、それでも、HDLの値が多く、総コレステロールが薬を飲むかどうかのギリギリの状態で、最近になって、やっと医師から
『HDLが高いのは問題ないから、飲まなくていい』と言われたことをきっかけに、なぜ、私はHDLコレステロールが高いのか、気になっていたのです。
その謎が解けました。
女性は、更年期あたりから、女性ホルモンの分泌量が減ってくることで、中性脂肪や高コレステロール血症になりやすいと言われています。
でも、実は、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)はコレステロールを原料に合成されているため、
エストロゲンが減少することで、血中のLDLコレステロールを肝臓に戻す役割がなくなることで、LDLが増え、動脈硬化を引き起こす可能性があると言われていたとしても、実際は、エストロゲンこそがコレステロールがないと作られないものであるということ、
そして、この悪玉と言われるLDLコレステロールには、損傷した血管を修復するという機能があることから、
女性が妊娠、出産という女性としての役目を終えたとき、コレステロールがの量が増えるということは、今まで負担がかかっていた体のあちこちの血管を修復する必要があるから、
人体は、エストロゲンを減少させ、コレステロールの量を増やすのではないかと、考えられるのです。
しかも、妊娠中は、多くのコレステロールを使って、エストロゲンを作り出すので、出産後、女性は一旦、バカになるとも言われています。
私も経験したのですが、出産後は、物忘れがひどくなり、脳が機能していないと感じる経験があり
私は、馬鹿になったのかと、不安になり、それがきっかけで、アロマを学んだという経緯まであります。
でも、女性として、次世代の命である子供を出産するという役目を終えた後、中性脂肪やコレステロールが上がるのは、それまで、女性は、基本的に子供を授かる準備に、人生の多くをとられる体になっていたものが、
やっと、男性並みに、脳のコレステロールを使って、活動し、1人の人間として、活躍できる機会を得ることができるということになるのではないかと思うのです。
脳の60%は水分ですが、残りの40%は脂肪、そのうち30%はコレステロールです。
女性が、閉経を迎えると、エストロゲンの値は、男性の血中濃度20から50Pg/mIよりも減少し、5Pg/mIとなります。
そこまでエストロゲンが減少する理由は、女性の脳が、男性よりも100g程度小さいことと関係があるように思います。
閉経後の女性は、やっと子供を育む役目から解放され、1人の人間として、知性と人生を形成することができる。
そのために、コレステロールが血中に多く存在し、負担がかかっていた細胞や血管を補い、脳にたくさんのエネルギーを生み出すケトン体エンジンを与えてくれる
それが神が与えた女性の第二の人生なのではないかとこの本を読んでそう思ったのです。
ケトン体エンジンをうまく使うための食生活
この本で、コレステロールとケトン体について、深く学び、自分なりに理解したことで、私の食生活は、また再び、変化を遂げることでしょう。
今まで8ヶ月にわたって続け、10キロの減量に成功したオートファジーの1日1食生活に加え、
糖質をほとんど取らない生活に切り替え、脳の活性をより促進したいと思っています。
主食を、豆腐や納豆にかえ、野菜、魚、お肉などをとり、糖質は基本的に食べないことで、
ケトン体を効率よくエネルギーとして活用できる体づくりを心がけ、今まで以上に能力向上を目指していきたいと思っています。
ただ、無理は禁物。
私には、心の傷に完璧を求める傷があるので、そこまでストイックにならないように、食べたい時には我慢せず、ゆるく続けていけるようにしていこうと思います。
人生100年時代に向けて、今の自分を維持し、老化を緩やかに、元気で、人生を楽しむ心と体を作るために、
これからも、日々、学び、成長していきたいと思っています。
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