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どうして人は他人を見て可哀想と決めつけるのか
こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。
本日は、『サラとソロモン〜エスター&ジェリー・ヒックス著』より、人を見て可哀想だと思う心理について。お伝えしていきたいと思います。
体が不自由なおばあさんを見て悲しくなる気持ち
主人公のサラは、近所に住む体の不自由なお婆さんを見かけると、いつも悲しくなるということを、フクロウのソロモンに伝えます。
サラはこう言います。
「お婆さんは、歳をとっていて、混乱していて、体も不自由だから、可哀想。だから助けてあげたいの」
でも、そう思った瞬間、サラは心が悲しくなり、おばあさんに何をすれば、助けてあげられるのかわからなかったと言います。
ソロモンは、そんなサラに、こう言います。
「サラ、苦しみの連鎖に繋がっている時、人は、幸せの流れに乗ることはできない」
ここでいう『苦しみの連鎖』とは、心が誰かの影響を受けて、苦しい、悲しいなどの負の感情を抱いている時を指し、
『幸せの流れ』とは、自分の心が良い気分でいる時のことを指します。
ソロモンは、誰かを見て、サラが不幸だと決めつけたことによって、サラ自身が、『苦しみの連鎖』に繋がってしまったから、
おばあさんが求めることを、してあげられないのだと伝えたのです。
私達にも、相手の不幸な話や困難な環境の話を聞いて、
「この人は、いい人だから、助けてあげたい」と思うことってあると思います。
でも、ここで問題なのは、その人は、本当にそれを不幸だと思っているかということです。
サラが、おばあさんのある部分を見ているから、そのおばあさんを不幸だと決めつけている。
だから、サラは『苦しみの鎖』に繋がってしまったということなのです。
不幸な話をする相手は本当に不幸?
ソロモンは、サラに、なぜ、おばあさんが不幸だと決めつけるのかを順を追って、伝えます。
例えば、
「この可哀想な老婆を見てごらん。ほとんど歩くことさえできない」
この表現でサラに伝えると
「この考え方は、嫌な感じがするわ」
とサラは、お婆さんが老婆で歩けないことに注目した考えだと自分の心が嫌な感じがすると伝えます。
でも、反対に
「彼女は、今まで経験してきた人生について、面白い話をすることができるだろう」
この表現でサラに伝えると
「この考えなら、いい感じ!おばあさんも喜ぶと思う」と
考え方一つで、自分も相手を尊敬することができ、おばあさんも喜ぶ考えがあることに気がついたのです。
物事はニュートラル
最近、私もクライアントの相談を受けていて、そのクライアントさんが、
『仕事がつまらないから、やめたい。でも、他にやりたいこともないし、給料がいいから続けている。』と聞いた時、
なぜ、辞めたいのにやめないのか、仕事を辞めることで、もっと幸せになるのなら、やめればいいのにと、一瞬思い、辞める理由を探そうとしたのですが、
でも、私は、今の現実に起きていることは、全て必然であることを知っていたので、
クライアントさんが辞めたいのに、辞めない理由の光と陰を考えてみたのです。
クライアントさん曰く、自分は事務職で、営業が帰ってくるまで、仕事がどれだけ早く終わっていても、会社にいなければいけない。
4時間くらい、毎日やることもなく、会社に居続けることが苦痛で仕方ないと聞いたときに、
その時間を、このクライアントさんは、自分の心が良い気分になるために、過ごす必要があると思ったのです。
そこで、このクライアントさんに伝えました。
「その時間、何か、自分のことってやれないのですか?」
そのクライアントさんは、とても文才があり、文章を書くことが好きで、前にブログをやっていたと話してくれました。
私は、毎日のその空白の時間は、その文章の才能を伸ばすために存在しているのではないかと伝え、
ブログを書くことをお勧めしたのです。
クライアントさんは、自分が前に占ってもらった時も、文章の才能があると言われたことを私に伝え、つまらない時間は、文章を書くために与えられたものであったと、この物事の光を見つけることができたのです。
周りの人を勝手に不幸だと決めつけない
ソロモンがいう『幸せの流れ』とは、私たちの『運命』を指している。
私達は、魂だった時、どんな人生をあゆみ、体験してくるのか、人生スケジュールを作って、転生してきます。
でも、アロマ心理学でいう心の傷が深いと、その運命の流れに乗ることができません。
なぜなら、周りの環境にばかり気を取られて、本来の自分が何をしにきたのか、見つけることができないからです。
私達は、まるで川の流れに乗るかのように、『運命』という流れに乗って、この世の中で自分が何をしにきたのかを理解し、『天命』に従って、『使命』を果たす。
それは、生まれてきた全ての人にあることなのですよ。
決して、不幸話に踊らされないで。
物事は必然。その人はその人のために、あらゆる経験をしているのです。
ぜひ、人を可哀想と思わないで、その人の良い部分を見て、エネルギーを与えられる人になってくださいね。
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